高専時代に台湾留学して中国語ペラペラになった僕の高専留学論

「高専在学中に1回でも良いから留学しておこう!」

 

後輩に「私って留学した方がいいですかね?」と聞かれた時にはそう答えるようにしています。そんな私は運に恵まれて、高専在学時に計2回留学を経験することができました。留学先はどちらも台湾。ちょっと世間的に考えられている『普通の留学』とは違うかもしれません。

 

『留学』と聞くと、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど英語が公用語である国に行って、英語を勉強することを想像する人が多いんじゃないでしょうか? 英語が上手くなりたいのであれば、もちろんそれらの国に行くべきです。でも僕の場合は英語よりも中国語をやりたいと思っていたのと、かつ台湾にとても興味を持っていたので留学先に台湾を選びました。

 

みなさんにも『ずっと行きたいと思っている国』『最近興味を持って行ってみたい国』があるのではないですか?そして、今これを読んでくださっている方は『高専生』で『留学に興味がある』人たちなのだと思います。留学に興味あるなら、高専生である間にサクッとやっちゃいなよ!?

 

でもそうは言っても、なかなか留学することを決意するのは難しいですよね。僕の周りでも、留学に興味あると言ってはいても行動に移せていない友達は少なくありません。

 

では何がみなさんの留学を行かないようにしているんでしょうか?

 

それは留学にかかる費用などの経済的なことかもしれないし、卒業が遅れることによって就活・編入が大変になるのではないかというキャリア面での不安かもしれません。外国に行くことに言い表し難い恐怖を感じているのかもしれない。考え出したら次から次に不安なことって出てきますよね?

 

石橋を叩いて渡るように、『留学の為に払うコスト』と『留学で得られるリターン』を考えることは重要です。でも「コストに対してリターンがかなり大きいはず!」と思えるなら、留学しない理由はないんじゃないですか? 留学行っちゃった身からすると、みんなリスクを考えすぎています。

 

『留学することで被るリスク』を考える人は多いですが、『留学しないリスク』って考えたことありますか? 

 

意外と少ないと思います。今、留学をしないことによって失うチャンスのことをよーく考えてみてください。留学はきっとあなたに大きな気づきを与えてくれる1つのキッカケになります。残念ながら、留学に行けば絶対に得られるものはありませんが。全ては『あなたが留学に対してどれだけ努力したか』です。

 

「そんなこと言っても、私に留学なんてできるわけないよ!」

 

そんなこと言わずに、自分のやってみたいことに少し素直になってみてもいいんじゃないでしょうか。行きたい場所に行って勉強することがなんでダメなんでしょうか?

 

留学で得られるメリットとは何か? 留学資金はどうやって調達するのか? 休学とか留年はしないで済む方法は?

 

いろんな悩みがあると思いますが、それについても1つずつ僕なりの回答をしたいと思います。

 

 

1.就職するけど留学する意味あるの?

 

高専卒業したら就職しようと思っている人の中には留学が就活にどう役立つか、ということを気にしている人は少なくないのではないでしょうか?

 

身も蓋(ふた)もないことを言いますが、留学経験を就職に活かすか殺すかもあなた次第です。(大体は有利に働くとは思いますが)

 

留学は目的・目標を持って、その目的を達成するための方法を事前に考えて準備して、現地でその目標に向けて実行をすれば必ず意義があるものになります。...たとえ最終的に留学目的・目標を達成できなくても、です。

 

就活においては、昨今のグローバル化と言われている通り、日本企業であっても海外進出している企業は少なくありませんそのため、留学経験があることは就活でプラスの評価をされることが多いです

 

あなたの留学経験を言葉にすることができれば、就活にも強い武器となります。

 

もちろん就活だけでなく、留学をやり遂げることで他では得られない自分に対する自信にも繋がります。留学時代の苦楽を共にした友人は生涯の宝物と言えます。

 

 

 

2. 専攻科進学、大学編入してから留学してもいいのでは?

 

これも、身も蓋もありませんが、留学は早くやるに越したことはありません

 

今、あなたが本科生で、「いつか留学したいなー」と考えているのなら、卒業する前、本科生の間にどんなに短くてもいいので1回行っておくべきです

 

私は高専4年の夏休みに1ヶ月、5年の後期の4ヶ月の間、台湾に留学していました。本科生で留学を経験した私が、高専本科の間に留学することを勧めるのは3つの理由があります。

 

理由①:外国語はなるべく若いときにやるのが有利

 

人間の耳は生まれたときが一番良く、年を経ると悪くなっていきます。モスキート音のような高い音が年を取ると聞こえなくなるのはそのためです。

 

大学編入してから〜とか、就職してお金を貯めてから〜とか言ってる間にもあなたの耳はだんだん老化していきます。耳が老化すること以外にも、年を取ることでプライドが邪魔して言い間違いを恐れて話すのが怖くなったり、そもそも海外に出て行く気力と体力がなくなっていく可能性もあります。

 

高専で留学に行く人はまだまだ少ないのが現状だと思いますが(私が在学していた2、3年前は少なくともそうでした)、もし留学に興味があるのなら、今すぐ情報を集めて、勇気を出して次の長期休暇にはどこかに飛び出してしまいましょう!

 

 

理由②:勉強のモチベーションが上がる

 

留学に行くと「自分のショボさ」に嫌でも気付きます。

 

まず言葉が通じない。言葉が通じないとご飯もろくに食べられないし、友達づきあいにも困ります。ジョークが理解できなくて愛想笑いしなくてはいけない時もあります。情けなさすぎて泣きたくなることもありました。

 

『自分のショボさ』に気づくと危機感が煽られ、勉強したくなります。

 

これは日本にずっといても一生感じられない感覚です。

 

「英語勉強しなきゃな〜」と思っていて実行に移せないあなたはすぐにでも留学に言ってみましょう。英語を勉強するために、アメリカやカナダに行く必要はありません。フィリピンのセブ島でも格安で英語を身に付けることは十分にできます。

 

とにかく、海外に行ったことないなら、どこでも良いので次の長期休みに1泊2日でも良いので海外旅行することをオススメします。勉強へのモチベが変わるので。

 

 

 

理由③:専攻科、大学進学後の留学計画を立てやすくなる

 

 

実際に留学に初めて行くと大体の人が感じると思うことが「私の留学はこんな風になるはずじゃなかった」ということです。

 

想像していた順風満帆なキャンパスライフと違って、授業や研究が大変で、言葉も通じないから外に行くのが億劫に...。気がつけば寮と学校をひたすら往復するだけの味気ない毎日を過ごすことになるかもしれません。(何を隠そう、私の留学の初期がそんな感じでした)

 

それはでも当たり前のことだと思います。初めてやることなんだから、予想できないことにたくさん出くわすのは当然です。

 

じゃあ、どうすれば楽しみながら充分な学びを得ることができる充実した留学生活を送れるのか?

 

それはもう、『留学』を一回経験してその反省を活かして次の留学をするしかありません。

 

その意味で大学や専攻科に進学希望で、かつ進学後に留学を希望している高専生はどんどん本科生のうちに留学を経験しておくべきです。

 

繰り返し言いますが、半年一年みたいな長期留学をする必要はありません。学校によっては夏休みに数週間から1ヶ月の海外研修プログラムを持っている高専もあるでしょう。そういうプログラムに積極的に参加すれば良いんです。

 

幸い、学校が管理している留学プログラムの場合、JASSO(日本学生支援機構)から奨学金が出るものもあります。お金面が不安な人でも、割安で留学できるので、学校の国際交流課とか英語の先生に聞いてみてください。

 

 

3. 経済的に苦しくて留学が難しいんだけど...

 

留学のための奨学金は実はたくさんあります。

 

ここでいう奨学金とは『返さなくていい、もらえる奨学金』のことです。給付型奨学金、と日本では呼ばれています。家庭の経済状況的に、留学なんて贅沢はできないという学生の救世主がこの給付型奨学金です。

 

「お金をもらえる」んだから、『成績がめちゃくちゃ良くないとダメ』とか『プロコンやロボコンで優勝した』とか『TOEICが満点近い』とか、実績がないといけないんじゃない?と思うかもしれません。確かにそういう奨学金が多いとは思います。

 

ですが、これから紹介する奨学金では優秀かどうかは関係ありません。

 

ここでは僕が高専5年生のときにお世話になったトビタテ!留学JAPANという留学奨学金について紹介します。これ、高専生でも取りやすくてめっちゃいいのでオススメです。

 

【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN - その経験が、未来の自信。

 

 

トビタテ!留学JAPANの詳しい説明は割愛させてもらいます。

 

この奨学金のすごいところは

  1. 手厚い経済的支援
  2. 留学前後に研修があり、これで自分の留学計画や将来のキャリアを見つめ直すキッカケをもらえる
  3. 全国各地の大学生と仲良くなれる

 

はい、ハッキリ言って良いことずくめです

 

 

 

4. 半年や1年間留学する場合、休学して卒業を遅らせる必要はありますか?

 

 

留学後の将来の不安は尽きないのではないでしょうか?

 

これに関しては、「学校・学科・その時の先生の裁量に依る」としか言いようがありません。

 

僕の場合、5年の後期に半年間留学し、帰国後卒業研究の発表をして、卒業を遅らせることなく同期と一緒に卒業することができました。留学先でもできるような卒研テーマを設定していた為、留学先での研究活動も高専でやっているものと同等のものとして認められたからです。

 

さらに母校の高専が単位制だったので4・5年は自由に授業を取ることができました(もちろん、必修の授業は全員履修する必要はありましたが)。なので、5年生前期までに卒業要件を満たすように単位を取り切りました。

 

でも一番大きかったのは、留学に賛成してくれていた仲良い先生がいたことです。彼が私の留学を実現させた張本人と言ってもいいと思っています。学科長に先生から相談してくれたり、学校の事務方にも話を通してくれたり、おそらく私が知らないところでも根回しをしてくださったおかげで、私は何の苦労もなく、留学することができました。

 

ちなみに僕は編入した後に知ったのですが、高専によって学校の制度って全然違うんですよね。そもそも授業を選べない高専もあると聞いたことがあります。

 

同じ高専でも学科によって留学推進派の教授が多ければ留学しやすいだろうし、留学なんてせずに日本で一生懸命勉強しろ!という保守派の教授が多ければ、半年・一年の留学は行くな!と言われるかもしれません。

 

でも無理だと簡単に決めつけない方がいいです

 

僕の所属していた学科の長もなかなかの保守派だったのですが、私が留学したい!と言い、先に言った仲良しの先生の説得のおかげで、最終的には留学の許可をいただきました。

 

留学するか迷ってるなら、まず経験者に話を聞いてみよう!

 

あなたがもし留学するか迷っているなら、留学経験者にあなたの悩みを相談してみてください。知り合いに相談するのが恥ずかしいとかそもそも知り合いに留学経験者がいない場合は、オンライン上で相談する人を探す方法があります!

 

▼おすすめサイト

Diverseas - 留学を身近にしよう。

 

このサイトはトビタテ!留学JAPANに採用された学生が運営しているサイトで、無料で相談相手を紹介してもらえて、無料で話を聞いてもらえるサービスを提供してくれています。

 

トビタテ!留学JAPANに参加する学生は、このDiverseasを運営している学生のように、留学を本気で楽しんでいて、それを留学したことがない人にもわかってもらいたいという気持ちから、このようにお金をもらわずに善意で活動する人が多くいます。そんな善意に甘えてみるのはいかがでしょうか?

 

私も「みんな留学行きたいなら行けばいいのにな〜」と思っているので、ぜひ相談に乗りますよ!高専で留学したいと思っている学生さんはFacebookから連絡お願いします!(Facebookはだいたいどこの国の人も持っているので、留学を考えている人はアカウントを作っておくことをオススメします!)

 

▶︎私のFacebookページ

 

それでは「留学したい!」という高専生からの連絡を待ってます!