2024年1月1日より東京科学大学編入生会を発足します。詳細については、こちらの記事を参照ください。
https://note.com/transferassocia/n/naf384673bb93
東京科学大学の東京工業大学部分への編入を志す学生に向けて、あらゆる情報をSNSアカウントにてお届けします。フォローといいねをお願いしますね!!
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アカウント名 : 東京科学大学編入生会
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令和5年度東京工業大学編入学試験、一般受験合格者21名中17名に協力いただき、編入試験を集計、考察しました。
考察の一部について、順を追って説明します。
東工大編入試験は、志望系(志望学科)に関係なく、全員が数学、物理、化学、英語の4教科を受験しなければならないという理工系の学士編入学試験の中では特殊と言える編入形態を有しています。
この4教科が課せられる理由として、
「東京工業大学の学士1年生は、これらの教科をすべて必修単位として、全員が習うから」
という理由が考えられます。
受験教科の出題範囲が広い代わりに、一般編入学試験で合格し、編入した学生は全員、以下の8単位が高専での受講の有無にかかわらず、認定単位として受講免除になります。
です。
東工大では、1単位は「100分の講義7回分」として計算されています。よって、100分の講義56回分の講義と科目ごとの試験が免除される計算になります。
このような理由から、東工大編入試験は、専攻に関わらず全員が同じ教科を受験しなければならないという編入試験としては特殊な形態となっていると考えられます。
まずは、東京工業大学編入試験の一般受験は、
「単純に成績上位21名が選ばれているわけではない、という可能性が高いのではないか」
という考察の結論についてお伝えします。その上で、この記事では、選抜方法の考察の一部についてお伝えします。
考察の全体像について、有料で公開します。詳細を知りたい方は、こちらを参照ください。
1つ目の理由としては、受験者の個人情報を含むという点です。
記事は、購読者の所属によっては、受験者の特定が可能となる情報を含んでいます。そのため、不特定多数に共有するわけにはいきません。必要となる人にのみ限定公開とする意味も込めて有料での公開とさせていただきます。
2つ目の理由としては、編入生会としての運営費が必要となるという点です。
今後、編入生会として、令和6年度編入学者以降の成績も協力いただける範囲で収集し、情報を更新していきたいと考えています。さらに、東京科学大学(2023年時点では東工大)編入生に、編入後により有意義な学生生活を送っていただくために、編入生会として運営準備を進める必要があります。そのためには会としての運営費用が必要となります。
無料で編入試験の情報提供をしたかったのですが、以上の2つの理由により、有料での公開とさせていただきます。ご理解ください。
収益はすべて、編入生会の収益となり、編入生会の運営費となります。
考察の全体像については、こちらを参照ください。
試験成績は、繊細な個人情報にもなります。
成績開示をする全員が、全員に成績を開示したいというわけではないため、この考察は、
「担当者が責任を持って成績を集計し、考察をする。」
という条件のもと、成績開示に協力をしていただいています。よって、限られた人数で(令和5年度分は1名のみ)で成績を収集し、考察を行っています。
このzenpen様に公開いただく記事では、個人の成績が特定されないように配慮をした上で、考察の一部のみを公開します。
編入生会公式のnoteアカウントの有料記事にて、個人の成績が特定される可能性も含めた情報も多く含む、より詳しい考察を示します。
(個人が特定される可能性がある情報に関しては、全てその個人に確認をし、同意をもらいます。)
まず、開示に協力いただいた合格者の所属について、表1に示します。
次に、令和5年度の17名の平均点について表2に示します。
この平均点は、“合格者”の平均点です。開示をしていない残り4名を含めると最終的な平均点は、240点ほどに収束すると考えています。
成績の合格最低点は、系によって全く違います。合格最低点が平均点と比較して、とても低い系もあれば、最低点が平均点を超えている系も存在します。
成績は5点刻みとなっており、部分点が存在することが判明しました。解答用紙にはきれいに順序だてて解答を記述しましょう。最終的な解く方向性がわからなかったとしても、それまで勉強してきた範囲の解き方を何かしら適用して、きれいに解いて部分点を狙いましょう。
物理と化学は、(手ごたえと自己採点)と(開示成績)の点数の解離から、調整点が入っているのではないかという声も何人かから出ています。部分点も大きく出ている可能性があります。試験中にわからなくても諦めずに、公式か理論を文章でもなんでもよいので、何かしら解答を頑張って、書くことをおすすめします。
英語と物理と化学の成績が60点に収束していっているのも、偶然かどうかわかりません。合格者の平均点が60点近くになるように調整されている可能性について言及しておきます。
正直、英語は点数取れていない人が多いのではないかと思っていましたが、ふたを開けてみると、今回開示に協力いただいた17名のうち、14名は50点を超えていました。このことから英語は、点数を稼げないと相対的に圧倒的不利になるということがわかりました。もちろん、英語以外の教科で点数を稼いで合格した3名もいましたが、英語を苦手としている人は17名のうちでは少数派であり、その分を他の教科で稼がなくてはならないという点で不利である、という情報をお届けします。ボーダーが高くなっている系では、英語で50点以上を稼げないとかなり厳しくなるということをお伝えします。
しかしながら、手ごたえよりも全然点数が取れているとの意見も届いています。点数配分が試験のできによって調整されている可能性があることもお伝えしておきます。
この記事を書いている人は、編入試験の面接において、数学、物理、化学のできを聞かれました。先生も手元の成績を確認していました。その一つの系にのみ、受験者の成績が渡されている可能性は非常に低いです。よって、すべての系の面接官は、初日目の科目である3教科(数学、物理、化学)と3教科合計の成績と、相対的な順位などを持っていると考えて間違いないと思います。面接官は、その成績を確認した上で面接を行っています。したがって、面接官は初日目の試験成績から、ある程度学生が合格しそうかどうかというのは、把握しているという情報をお届けします。
購読を希望される方は、noteの記事を全て確認ください。
それでは、みなさんの編入学をお待ちしております。
一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?
この記事では、名古屋大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。
※この記事は、「高専テクノゼミ」の提供でお送りします!
愛知県内に複数のキャンパスを有しています。
主に東山キャンパス、鶴舞キャンパス、大幸キャンパスがあります。基本的には4年間東山キャンパスで過ごすこととなります。
東山キャンパス内には広い芝生、大学近くには東山動物園が位置しており、居心地の良い素敵な場所となっています。また、キャンパス内に駅があるのも魅力的です。
高専から名古屋大学への編入は文学部、教育学部、法学部、経済学部、情報学部、工学部の6学部で認められています。特に工学部には、化学生命工学科、物理工学科、マテリアル工学科、電気電子情報工学科、機会・航空宇宙工学科、エネルギー理工学科、環境土木・建築学科の7学科があります。編入試験受験生は、希望学科を1つだけ選択して受験します。
数学、英語(TOEFL/TOEIC)、物理・化学、専門(面接)
8月初旬
頻出分野はあるものの出題範囲が固定されていないため、幅広い分野を勉強しておく必要があります。微分・積分・微分方程式、線形代数(行列)、確率の範囲が頻出となっています。
あまり馴染みのないベクトル空間の分野が出題されたり、確率問題の難易度が高いのが特徴です。しかし、易しい問題も多いため苦手分野をなくすよう勉強することで高得点も狙えます。
過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。
年度 | 大問 | 概要 | 徹底研究 | 過去問特訓 |
2018年 | 大問1 | 偏微分,関数の存在 | 2章、6章、11章 | 1章、2章、5章 |
大問2 | 場合の数,条件付確率 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 不定積分,2階微分方程式,同次形 | 2章、8章 | 1章、3章 | |
大問4 | 固有値,固有ベクトル,行列のべき乗 | 12章 | 6章 | |
2017年 | 大問1 | 行列の階数,連立方程式,固有値,固有ベクトル | 9章、12法 | 4章、6章 |
大問2 | 定積分,偏微分,1階微分方程式(非線形) | 3章、6章、8章 | 1章、2章、3章 | |
大問3 | 離散確率 | 14章 | 7章 | |
大問4 | 基底変換,微分方程式(初期値) | 8章、11章 | 3章、5章 | |
2016年 | 大問1 | 固有値の個数条件,固有ベクトル,対角化 | 12章 | 6章 |
大問2 | 離散確率,期待値・分散 | 14章 | 7章 | |
大問3 | フーリエ級数展開,不定積分 | 2章、16章 | 1章、8章 | |
大問4 | 基底変換行列,直行行列 | 9章、11章 | 4章、5章 | |
2015年 | 大問1 | 固有値,固有ベクトル,行列のべき乗 | 12章 | 6章 |
大問2 | 2階微分方程式,2階微分方程式(変数係数,誘導付き) | 8章 | 3章 | |
大問3 | 基底 | 11章 | 5章 | |
大問4 | 定積分における変数変換,極大値の存在条件 | 1章、3章 | 1章 | |
2014年 | 大問1 | ラプラス方程式(調和関数),境界条件 | 6章 | 2章 |
大問2 | 固有値・固有ベクトル | 12章 | 6章 | |
大問3 | 定積分(t=tanxの置換),微分,曲線の長さ | 1章、3章、4章 | 1章 | |
大問4 | 数列の収束・極限 | 5章 | 1章 |
名古屋大学の対策では、徹底研究のレベルは完全にマスターしましょう。過去問特訓に関しては、応用数学を含めてB問題まで解ける状態を目指しましょう。余裕があれば過去問特訓のC問題をやってみたり、他の大問より難易度が高い確率の分野については、ほかの参考書に手を出してみると多くのレパートリーに対応できるようになります。
名古屋大学は離散確率の難問が出題されることが多いですが、この参考書にも似た問題が掲載されているため、これさえ完璧にすれば十分に対応できます。
線形代数の発展的な内容を含んだ演習書です。高専で扱う一般的な教科書・問題集よりも一歩立ち返って深い内容まで扱ったものですので、高レベルの大学を目指す方にはおすすめの一冊です。名古屋大学の線形代数は出題範囲が多様なため、しっかりとした理解が必要です。
名古屋大学と同じく4科目(+面接)の試験となっていることから併願大学としておすすめできます。受験の時期が8月末であるため、名古屋大学の滑り止めとして受験する学生が多いです。
こちらも同じく4科目(+面接)の試験となっているため、名古屋大学の併願大学としておすすめできます。
本記事では、名古屋大学の傾向と対策についてご紹介しました。
受験科目が4科目+面接と、他の多くの大学と比べて多く、幅広い能力が求められます。数学では基本的な問題が多いですが、英語(TOEFL/TOEIC)では高得点が必要なため、早期から勉強・対策をすることが合格のカギとなります。
傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。
ZENPENでは各大学への編入体験談を集めています!
ぜひ編入体験談もご覧ください!
一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?
この記事では、東北大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。
※この記事は、「高専テクノゼミ」の提供でお送りします!
仙台市内に4つのキャンパスを有しています。
片平キャンパス、川内キャンパス、青葉山キャンパス、星陵キャンパスがあります。基本的には2年間、川内北キャンパスで全学教育科目等の講義を受講することとなります。3年生以降は、工学部・理学部・薬学部・農学部の4学部が青葉山キャンパスに移動します。
高専から東北大学への編入は工学部、理学部、経済学部の3学部で認められています。特に工学部には、機械知能・航空工学科、電気情報物理工学科、化学・バイオ工学科、材料科学総合学科、建築・社会環境 工学科の5つの学科があります。それぞれの学科に3~7つのコースがあり、全部で25個のコースが存在します。編入試験受験生は、希望学科を1学科のみ提出して受験します。
数学、英語(TOEIC)、物理、化学 /(400点満点)
専門(筆頭or口頭試問)、在学中の成績、調査書及び面接 / (300点満点)
※共通科目の合計点(400 点満点)、専門関連科目と調査書等提出書類審査及び面接の合計点(300 点 満点)のいずれかが一定の水準以上に達しない場合、総合点にかかわらず不合格となります。
8月末
毎年の出題範囲は、ほとんど変更がないため対策がしやすいことが特徴です。全体的に見ても問題の難易度はそれほど高くなく、各分野でしっかりと基礎を固めることが大切になります。
とくに微分・積分、行列、数列の範囲が頻出となっています。出題される問題はかなりパターン化されているので、しっかりと対策することで本番にも対応できると考えられます。
過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。
年度 | 大問 | 概要 | 徹底研究 | 過去問特訓 |
2017年 | 大問1 | 固有値,逆行列,行列のべき乗 | 12章 | 6章 |
大問2 | 曲面と平面の交線,x-y平面への投影,接点,領域体積 | 4章 | 2章 | |
大問3 | 漸化式の基礎,数列の証明(数学的帰納法),単調数列の証明 | 1章,5章,14章 | 7章 | |
2016年 | 大問1 | 等式の証明(底の変換公式),領域面積,重心の座標 | 4章 | 2章 |
大問2 | 数列,数列の収束,ロピタルの定理 | 5章,14章 | 7章 | |
大問3 | 固有値,固有ベクトル,回転行列,変換行列,逆行列 | 12章 | 5章,6章 | |
2015年 | 大問1 | 等式の証明(オイラーの公式),不等式の証明,曲線の概形と全長,領域積分 | 4章 | 1章,2章 |
大問2 | 領域体積,曲面,接平面,法線 | 4章 | 2章 | |
大問3 | 固有値,漸化式,等式・漸化式の証明 | 5章,9章,10章 | 6章,7章 | |
2014年 | 大問1 | 関数の交点,増減表,グラフの概形,接線,領域面積 | 4章 | 1章,2章 |
大問2 | 固有値,固有ベクトル,直線の平行ベクトル | 11章,12章 | 5章,6章 | |
大問3 | 数列,数列の極限,数列の推定と数学的帰納法による証明 | 5章,14章 | 7章 | |
2013年 | 大問1 | 増減表,関数の概形,領域面積 | 4章 | 1章,2章 |
大問2 | 媒介変数表示,接線,領域面積,領域積分 | 4章 | 1章,2章 | |
大問3 | 行列の積,行列式,逆行列,固有値 | 9章,10章,12章 | 4章,6章 |
東北大学の対策では、徹底研究のレベルは完全にマスターしましょう。過去問特訓に関しては、A、B問題まで解ける状態を目指しましょう。微分・積分・数列・漸化式といった高校範囲も含む内容のしっかりとした基礎と応用力が求められます。
離散確率についてはこの本一冊でおおよそ対策できます。数列や漸化式の解き方もこの一冊でマスターできるので、確率問題があまり出ない東北大学受験者にもお勧めの本です。問題数が多く様々なパターンが載っているため、完璧になるまで解きましょう。
細かいところまで理解できる参考書となっており人気のシリーズです。一度教科書などで一通り勉強した後に使うことで効果が増大します。「演習」版の方は特に人気です。
線形代数の発展的な内容を含んだ演習書です。高専で扱う一般的な教科書・問題集よりも一歩立ち返って深い内容まで扱ったものですので、高レベルの大学を目指す方にはおすすめの一冊です。東北大学の線形代数は出題範囲が多様なため、しっかりとした理解が必要です。
TOEICのリスニング対策に使える問題集です。TOEICを模したリスニングの問題を、2.5倍速→2倍速→1.5倍速→等倍→0.7倍で聞きながらマスターしていく形式です。
0.7倍のスピードで細かい音の特徴までを掴みながら変速に対応することで、段々と2.5倍が聞けるようになって来ます。2.5倍が聞けるようになるとTOEICテストが遅くて退屈になります。リスニングに伸び悩んだ際におすすめです。
東北大学と同じく4科目の試験となっていることから併願大学としておすすめできます。受験の時期も東北大学の1週間ほど前であるため、練習として、または同じ第一希望として受験することもできます。
同じく4科目の試験となっています。受験の時期は8月初旬と、約1か月前に行われるため、名古屋大学を受験した後に弱点の修正をすることも可能です。
本記事では、東北大学の傾向と対策についてご紹介しました。
受験科目が4科目+口頭試問と、他の多くの大学と比べて多く、幅広い能力が求められます。早期から勉強・対策をすることが合格のカギとなります。
傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。
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ぜひ編入体験談もご覧ください!
一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?
この記事では、北海道大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。
※この記事は、「高専テクノゼミ」の提供でお送りします!
北海道大学の札幌キャンパスは、広大な敷地面積を誇り、四季折々の自然に囲まれた美しいキャンパスです。工学部は札幌キャンパスに位置しており、編入生は3年次からこのキャンパスで学ぶことが出来ます。
高専生が編入可能な北海道大学工学部の学科は4つあります。「応用理工学系学科」、「情報エレクトロニクス学科」、「機械知能工学科」、「環境社会工学科」です。それぞれの学科は複数のコースに分かれており、編入生の募集人数は全てのコース合わせて「10名程度」となっています。
数学、英語(TOEIC又はTOEFL)、物理、化学、面接及び調査書
特別選抜と一般選抜の2つの方法があります。特別選抜は、入学願書の取り寄せと出願が5月ごろに行われ、6月ごろに編入学試験が実施されます。 一方、一般選抜は7月ごろに入学願書を取り寄せて、8月末に編入学試験があります。
毎年の出題範囲として、大問1に微分方程式が出題されることが多いです。1階微分方程式から、特性方程式を使用する微分方程式など様々な問題が出題されています。
また、ベクトル空間や行列の問題も多く出題されています。固有値・固有ベクトルなどの基礎はしっかり押さえておくようにしましょう。フーリエ級数についても頻繁に出題されています。偶関数・奇関数、展開方法についてマスターし、応用問題に適用できるように準備しておくことが必要です。
過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。
年度 | 大問 | 概要 | 徹底研究 | 過去問特訓 |
2022年 | 大問1 | 一階線形微分方程式, 変数分離法, 二階線形微分方程式, 特性方程式 | 8章 | 3章 |
大問2 | ベクトルの内積, スカラー三重積 | 11章 | 5章 | |
大問3 | 逆行列, 正則 | 9章、10章、12章、 | 4章、6章 | |
大問4 | フーリエ級数, 偶関数, 奇関数, パルス | 16章 | 8章 | |
2021年 | 大問1 | 法線ベクトル | 11章 | 5章 |
大問2 | 行列式の値, 固有値, 固有ベクトル | 10章、12章 | 4章、6章 | |
大問3 | パルス, フーリエ級数 | 16章 | 8章 | |
大問4 | 複素数a+bi | 15章 | 8章 | |
2020年 | 大問1 | 置換法, 2階線形常微分方程式 | 8章 | 3章 |
大問2 | ベクトルの内積, 行列式 | 10章、11章 | 4章、5章 | |
大問3 | 固有値, 固有ベクトル | 12章 | 6章 | |
大問4 | マクローリン展開, フーリエ級数, 偶関数・奇関数 | 5章、16章 | 1章、8章 | |
2019年 | 大問1 | 変数分離法, 3階線形微分方程式, 特性方程式 | 8章 | 3章 |
大問2 | 連立一次方程式, 一次従属, 一次独立 | 9章、10章 | 4章 | |
大問3 | 一次結合, 単位ベクトル, 内積 | 11章 | 5章 | |
大問4 | フーリエ変換, 畳み込み, インパルス応答 | 16章 | 8章 | |
2018年 | 大問1 | 8章 | 3章 | |
大問2 | ベクトルの内積, 一次従属 | 11章 | 5章 | |
大問3 | 固有値,固有ベクトル, 対角化, 一次変換 | 9章、10章、11章、12章 | 4章、5章、6章 | |
大問4 | 級数の収束・発散 | 5章 | 1章 | |
大問5 | フーリエ級数 | 16章 | 1章、8章 |
微分方程式については両方の問題集をしっかりと解き、解くことができないパターンを必ず無くしておきましょう。ベクトル空間や行列においても毎年出題される可能性が高いため、それぞれの問題集をマスターしておくと安心でしょう。
フーリエ級数については基礎をしっかり固めておく必要があります。問題集だけではなく、教科書や参考書を確認して原理を確認しておくことが必要です。その他の範囲については念のため解いていた方が良いと思われますが、問題集の中には難しい問題もあるため、出題範囲の問題に注ぐ時間を増やしましょう。
かなりわかりやすい参考書です。こちらを読み、フーリエ変換への理解度を上げましょう。しっかりと読み込んでおけば、難しい問題にもチャレンジできるようになります。演習バージョンもあるため、挑戦したい方は購入をおすすめします。
細かいところまで理解できる参考書となっており人気のシリーズです。線形代数はこちらの問題を解き、基礎までしっかり理解する必要があります。
線形代数の発展的な内容を含んだ演習書です。高専で扱う一般的な教科書・問題集よりも一歩立ち返って深い内容まで扱ったものですので、高レベルの大学を目指す方にはおすすめの一冊です。
北海道大学は「数学、英語(TOEIC又はTOEFL)、物理、化学」を勉強するため、多くの大学に出願可能だと思われます。
北海道大学と同じ旧帝大であり、試験日も異なっているため併願大学としておすすめできます。
同じく北海道大学と同じ旧帝大であり、試験日も異なっているため併願大学としておすすめできます。
数学、英語(TOEIC又はTOEFL)、物理、化学によってカバーできる編入学試験は多いです。地元の国立大学を併願することも視野に入れると良いでしょう。専門科目の勉強が必要な学科もあるため注意が必要な大学もあります。試験科目や試験日程を確認して、適切な併願大学を選択しましょう。
本記事では、北海道大学の傾向と対策についてご紹介しました。
受験科目が数学、英語(TOEIC又はTOEFL)、物理、化学+面接と、他の多くの大学と比べて多く、幅広い能力が求められます。早期から勉強・対策をすることが合格のカギとなります。
傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。
ZENPENでは各大学への編入体験談を集めています!
ぜひ編入体験談もご覧ください!
一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?
この記事では、京都大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。
※この記事は、「高専テクノゼミ」の提供でお送りします!
国内に複数のキャンパスを有しています。
主に吉田キャンパス、宇治キャンパス、桂キャンパスがあります。基本的には4年間吉田キャンパスで過ごすこととなります。ただし、桂キャンパスには地球系、建築系、電気系、物理系、化学系の研究室が多いため、工学部の場合は4回生に桂キャンパスに移動することがあります。また、研究室配属によっては宇治キャンパスに移動することもあります。
高専から京都大学への編入は工学部、法学部、経済学部の3学部で認められています。特に工学部には、電気電子工学科、物理工学科、工業化学科、情報学科、建築学科の学科があります。編入試験受験生は、希望学科を第2志望まで提出して受験します。
数学、英語(TOEFL)、物理・化学、専門(口頭試問)
8月末
毎年の出題範囲が異なるため、幅広い知識と対応力が求められることが特徴です。全体的に見ると問題の難易度はそれほど高くありませんが、その分高得点を取る人も多く余計なミスが致命傷となります。
微分・積分、微分方程式の範囲が頻出となっています。しかし、数列やベクトル空間の分野が出たりと、とにかく範囲が幅広く予測が難しいため編入試験の典型的な問題集などで幅広く勉強する必要があります。
過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。
年度 | 大問 | 概要 | 徹底研究 | 過去問特訓 |
2020年 | 大問1 | 1階微分方程式(線形、定数係数)、1階微分方程式(線形、定数係数)、初期値問題、1階微分方程式(線形、定数係数)、パラメータを用いた解の特性 | 8章 | 3章 |
大問2 | 行列,固有値,固有ベクトル,行列のべき乗 | 9章、12章 | 4章、6章 | |
大問3 | 数列の定義と関係、ログの性質 | 5章 | 8章 | |
大問4 | 2変数関数の定積分、2つの関数の内積 | 6章、7章 13章 | 2章 | |
2019年 | 大問1 | 逆行列,連立方程式,次数下げによる行列式の計算 | 9章、10章 | 4章 |
大問2 | 不等式,定積分, 級数の和、級数の収束判定 | 2章、5章 | 1章 | |
大問3 | 行列の像,像の次元,核の次元,基底 | 9章、11章 | 4章、5章 | |
大問4 | 確率、重複を含む組み合わせ、重複を含まない組み合わせ | 14章 | 7章 | |
2018年 | 大問1 | 部分分数分解、三角関数の積分、指数関数の積分 | 3章、4章 | 1章 |
大問2 | 固有値、固有ベクトル、ベクトルの内積・和・差 | 11章、12章 | 5章、6章 | |
大問3 | 変数分離法、一次微分方程式、オイラーの公式 | 8章 | 3章 | |
大問4 | 組み合わせ,条件付き確率,確率変数,期待値の計算 | 14章 | 7章 | |
2017年 | 大問1 | 一般解、初期条件、一次微分方程式、定数分離法、連立微分方程式 | 8章 | 3章 |
大問2 | 約数の数、公約数、最大公約数、倍率 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 行列の固有値と固有ベクトル、行列のべき乗 | 9章、10章 | 4章 | |
大問4 | 部分分数分解、平均値の定理、2倍角の公式 | 2章、3章、4章 | 1章 | |
2016年 | 大問1 | 一階微分方程式(ロジスティック方程式,変数分離型,図示) | 8章 | 3章 |
大問2 | 点の座標,曲線上の点,極座標,曲線の長さ,面積 | 6章、7章 | 2章 | |
大問3 | マルコフ連鎖 | 14章 | 7章 | |
大問4 | 二項分布,条件付確率,微分方程式 | 14章 | 7章 |
京都大学の対策では、徹底研究のレベルは完全にマスターしましょう。過去問特訓に関しては、応用数学を含めてC問題まで解ける状態を目指しましょう。複素関数などの応用数学よりも級数・確率・漸化式といった高校範囲も含む内容のしっかりとした基礎と応用力が求められます。また、微分方程式と線形代数の難易度が高いため、余裕があればこの二つに関しては発展的な問題集などを含めて対策したい内容です。
前節で紹介した徹底研究、過去問特訓以外の参考書を紹介します。
離散確率についてはこの本一冊でおおよそ対策できます。問題数が多く様々なパターンが載っているため、完璧になるまで解きましょう。
学校の教科書・問題集の理解が十分で、大学編入の対策を本格的に始めるには余裕がある、といった方におすすめです。出題範囲は大学編入試験と異なる部分もありますが、基礎的な範囲の計算力・応用力が求められる京大では、こういった「方針の立て方」を身に着けておくと大きな武器になります。
細かいところまで理解できる参考書となっており人気のシリーズです。一度教科書などで一通り勉強した後に使うことで効果が増大します。「演習」版の方は特に人気です。
線形代数の発展的な内容を含んだ演習書です。高専で扱う一般的な教科書・問題集よりも一歩立ち返って深い内容まで扱ったものですので、高レベルの大学を目指す方にはおすすめの一冊です。京都大学の線形代数は出題範囲が多様なため、しっかりとした理解が必要です。
京都での淡い大学生活を描いた短編集です。京都大学への編入モチベを上げるのにおすすめです。
京都大学と同じく4科目の試験となっていることから併願大学としておすすめできます。受験の時期も京都大学の1週間ほど前であるため、最後の練習として受験することもできます。
同じく4科目の試験となっています。受験の時期は8月初旬と、約1か月前に行われるため、名古屋大学を受験した後に弱点の修正をすることも可能です。
本記事では、京都大学の傾向と対策についてご紹介しました。
受験科目が4科目+口頭試問と、他の多くの大学と比べて多く、幅広い能力が求められます。早期から勉強・対策をすることが合格のカギとなります。
傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。
ZENPENでは各大学への編入体験談を集めています!
ぜひ編入体験談もご覧ください!
一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?
この記事では、東京大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。
※この記事は、「高専テクノゼミ」の提供でお送りします!
国内に複数のキャンパスを有しています。
都内には、主に駒場キャンパス、本郷キャンパス、柏キャンパスがあります。編入生は前期の半年間を駒場キャンパスで過ごし、幅広い分野から教養科目を学びます。後期から専門課程が始まると本郷キャンパスに移ります。大学院に進むと、研究室によっては柏キャンパスに行くこともあります。
社会基盤学科、建築学科、都市工学科、機械工学科、機会情報工学科、航空宇宙工学科、精密工学科、電子情報工学科、電気電子工学科、物理工学科、計数工学科、マテリアル工学科、応用化学科、化学システム工学科、化学生命工学科、システム創成学科
の16の学科があります。編入試験受験生は、希望学科を第2志望まで提出して受験します。
数学、英語、物理(志望学科によっては無し)
6月末から7月はじめ(2024年度は2023年7月2日でした)
2019年から、大問が5つから4つに変更しました。一方で大問ごとの計算量は増加傾向です。かなり数学が出来る方以外は、解ける問題を確実に解くスキルと、難しい問題で部分点を取りに行く粘り強さが両方求められます。
問題の傾向も変わりつつあり、編入試験によく出るような使い回された問題は出なくなっています。物理が必要科目になる方は特に、編入試験の典型的な問題集だけでなく、様々な参考書で勉強する必要があります。
過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。
年度 | 大問 | 概要 | 徹底研究 | 過去問特訓 |
2022年 | 大問1 | ベルヌーイ(変数の条件)、連立(リッカチ、図示有り) | 8章 | 3章 |
大問2 | ランダムウォーク【難】 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 数列(図示あり),留数定理(場合分け),写像 | 15章 | 8章 | |
大問4 | 回転行列(図示あり) | 11章 | 5章 | |
2021年 | 大問1 | 一階微分方程式(変数係数,置換誘導),二階微分方程式,極限 | 8章 | 3章 |
大問2 | ベイズ,二項分布 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 程式(図示あり),留数定理(変化球,場合分け),写像 | 15章 | 5章、8章 | |
大問4 | 列式,固有値,逆行列【難】 | 11章 | 4章、5章 | |
2020年 | 大問1 | 2 階微分方程式,同次形,連立微分方程式(図示あり) | 8章 | 3章 |
大問2 | 二項分布 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 図示,CR 関係式,留数定理(実数,誘導付き) | 15章 | 8章 | |
大問4 | ケーリー・ハミルトン,漸化式,一次変換 | 9章、12章 | 6章 | |
2019年 | 大問1 | 1 階微分方程式(図示あり),オイラー,連立微分方程式 | 8章 | 3章 |
大問2 | 期待値の漸化式 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 複素数の変形,微分,留数定理(複素),留数定理(実数,誘導付き) | 15章 | 8章 | |
大問4 | 固有値,A^n | 12章 | 6章 | |
2018年 | 大問1 | 一般的な2 階微分方程式,連立,オイラー | 8章 | 3章 |
大問2 | 幾何との複合 【難】 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 領域の体積(ベクトル解析) | 7章、11章 | 2章、5章 | |
大問4 | 方程式の図示,写像、留数定理(実数) | 15章 | 8章 | |
大問5 | 固有値,軌跡の図示(誘導付き特異値分解) | 9章、12章、 13章 | 6章 |
東京大学の対策では、徹底研究のレベルは完全にマスターしましょう。過去問特訓に関しては、応用数学を含めてC問題まで解ける状態を目指しましょう。複素関数に関しては、徹底研究・過去問特訓では適切な難易度の問題が不足しがちです。余裕があれば他の問題集の利用も視野に入れましょう。
前節で紹介した徹底研究、過去問特訓以外の参考書を紹介します。
離散確率についてはこの本一冊でおおよそ対策できます。問題数が多く様々なパターンが載っているため、完璧になるまで解きましょう。
上の確立の本が苦手な方には、こちらの本を使うという選択肢もあります。高校範囲の離散確立は、確率密度関数を扱う大学範囲の確率論のような微分積分ベースで考えるものとは考え方が異なるので、苦手な高専生が多い印象です。自分にあった本を使って勉強を進めましょう。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4887420447/
複素解析で様々な問題を毎年出している東京大学にはもってこいの一冊です。この本も多くの問題を掲載しているため、問題に慣れることができます。
細かいところまで理解できる参考書となっており人気のシリーズです。一度教科書などで一通り勉強した後に使うことで効果が増大します。「演習」版の方は特に人気です。
線形代数の発展的な内容を含んだ演習書です。高専で扱う一般的な教科書・問題集よりも一歩立ち返って深い内容まで扱ったものですので、高レベルの大学を目指す方にはおすすめの一冊です。
更に発展的な問題で演習をしたい方におすすめの問題集です。特に微分方程式に関しては効率的な解法が解説されており、計算力を上げたい方には参考になります。また、複素関数の演習問題としてオーソドックスな良問が多いため、東大レベルの応用数学の演習にはおすすめです。
オンデマンドで東大の講義が閲覧できるサイトです。高専から編入できる大学の中で東大が異質なのは、編入生に対して駒場での教養課程が準備されている事です。高専では学ぶことが出来ないリベラルアーツの世界を覗いてみましょう。
工学部、基礎工学部ともに東京大学の併願大学として人気があります。特に基礎工学部は人気があり、研究の評判が高いようです。どちらの学部も東京大学と同じ試験科目の学科があることが人気の秘訣です。
東京大学の併願大学として昔から人気があります。特に人気があるのは情報科学類と社会工学類となっています。関東に住みたい人におすすめです。
東京大学と同じ試験科目であり、6月に試験が行われるため受験の練習として人気があります。
本記事では、東京大学の傾向と対策についてご紹介しました。
目指す人が多く、全国の様々な高専生が受験します。最近は問題傾向が変わりつつあり、問題量も増えてきていますが、そういったときこそしっかり対策をすれば合格の可能性が高まります。
傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。
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この記事を書いた人:S・T
北海道地方の高専出身。成績中位でも編入できた僕がその過程で学んだことをお届けします!
はじめに、「席次を上げるor維持は必須」と派手なことを書いておりますが、実際のところ私は席次が1年から4年で決して高くはなく2年をピークに下がる一方でした。それでも、結果的に大学編入をすることができました。なので、思うような席次が取れなくても落ち込まないでください。諦めない限り必ずチャンスはあります。
「席次を上げるor維持」するには、まず定期テストは過去問が通じる科目とそうでない科目を見極めて勉強する。理想は3週間程前から勉強を始める。それと、過去問が手に入る環境にいることが大事。しかし、部活や課題・レポートなどで満足できる程の勉強時間の確保が難しいと思います。さらに、意地悪な先生は1週間前に急に告知したりしますよね。なので、毎日10分でもいいので授業の復習する習慣が身に付いていたりすれば焦らずに試験勉強ができます。また、試験での目標点数を決めて逆算して勉強する事が大事です。過去問さえやれば取れる科目の時間は私の場合は自分の弱点を補うために内職をしてました。
TOEICは編入受験では最低600点は欲しいところです。私は、450点とかなり低かったのでTOEICのスコアを使わずに受験できるよう大学も受験しました。TOEICのスコアが4年の春休みまで目標に届かないなら、割り切ってTOEICのスコアを使わずに受験できる大学を探すことが大事です。TOEICの勉強に囚われて本命の編入試験勉強が疎かになってしまっては本末転倒ですよね。TOEICは早い時期から受験して勉強を進めていれば必ず結果が出ると友人を見て思いました。3年の春頃から、「金フレ」や「出る1000問」を使って語彙力を高めて英語に慣れることから始めてみてください。最初から、難しい問題集や過去問を解いて自信を無くすより毎日○分のように目標を決めて勉強するのがオススメです。私は、TOEICの勉強を始める時期が非常に遅かったためスコアが伸びずに苦労したので大変でした。
私は、大学編入=情報戦というくらい情報収集は重要だと考えています。大学編入について知らないことには何も始まりません。行きたいもしくは興味のある大学の編入試験の募集要項を見てみることから始めましょう。募集人数、科目数、TOEICスコアの有無など大事な情報が載っているので早い段階で細かな情報を把握することで入試をイメージして勉強できるという利点があります。私は、母親と一緒に進研ゼミ(ベネッセ)の国立大学格付けのリストを眺めて目に留まる大学を見つけてその都度、大学について調べるなどしていました。調べるほど大学編入に対してモチベを保つことが出来たり、目標と自分のギャップを知れるなどメリットは非常に多いので、本格的な編入勉強ができない!という人は調べることから初めてみるといいかもしれません。
筆記試験で受験する場合は特に、過去問を大学から取り寄せることや大学の公式サイトからダウンロードして手元に置いておきましょう。少しでも興味があって受ける可能性がある大学は過去問を持っておくことが大事です。私は、6校程の過去問を3年の春ごろから数年分集めました。過去問に頼りすぎた勉強はNGです。過去問を正しく使うことが出来れば勉強の効率を非常に上げることができます。各大学によって問題の出題傾向が分かれるので、数年分の過去問で傾向を掴んで頻出分野を重点的に勉強する事をおすすめします。4年夏休みに過去問を解くことが出来れば理想的だと思いますが、実際はそれが難しいので4年の春休みでもギリギリ間に合うので大丈夫です。
目標の大学を決めて何ヶ月も前から逆算していつまでに何を終わらせるかを具体的に決めて勉強する(例えば、一ヶ月でこの参考書を2週する、○月までに過去問3年分解くなど)。また、寝る前に次の日の予定を組んで何時間勉強に充てれるかを把握した上で、勉強の計画を立てると一日一日を有意義に過ごせます(例えば、①レポート②物理化学③TOEIC単語④授業復習)。計画が崩れてしまわないように、始めは低めの目標を設定してみましょう。
そして、月単位・日単位で計画を立てて少し先を見通すことが非常に大事だと思います。また、予定管理もそうですが、同じくらい学校での過ごし方も大事です。少しでも時間を無駄にしたくなかったので、4年になってからは10分休みに早弁して昼休みは図書館で勉強してました。隙間時間の有効活用もとても大事だと感じました。
全国の高等専門学校生を対象とする新たな編入学制度(指定校推薦)を開始(2023年1月16日)
要点としては以下の3点となります。
実際に早稲田大学の担当の先生方から伺った情報を交えながら詳細を解説しつつ、ZENPENなりにどのような高専生におすすめできる制度なのか検討していきます。
高校→大学への入試においては、いわゆる「指定校推薦」という制度が存在します。これは、大学側が全国の高校に推薦枠を用意し、その枠内で優秀な学生に受験をしてもらうものです。
今回の新制度は、上記の仕組みを高専にも応用したものとなります。特に注意しなくてはいけないのは、あくまで「どの高専」の「どの学科」に推薦枠を与えるかは早稲田大側が決めることであるため、早めに各高専の担当の先生または事務に確認をする必要があります。
【本入試に関する早稲田大学の問い合わせ先】
早稲田大学 理工センター 入試・広報オフィス
住所:新宿区大久保3-4-1,早稲田大学 西早稲田キャンパス 51号館1F
アクセス:https://www.waseda.jp/top/access/nishiwaseda-campus
メールl:fse-undergraduate@list.waseda.jp
電話:03-5286-3808
出願にあたっては高専の学校長からの推薦が必要であり、それには条件が存在します。また、通常の国公立大学への編入とは仕組みが少し異なる点もあります。それらを次項で説明します。
今回の新制度においては、大きく5つの着目すべきポイントがあります。
それぞれを解説します。
「この制度はどのようなものなのか」の項でも説明したとおり、今回の新制度はあくまで指定校推薦です。自身の高専がそもそも指定校として定められているのか、自身の学科は早稲田大学理工系3学部のうちどの学部・学科に出願する権利があるのか、を確認する必要があります。
進路指導の担当となっている高専の先生や、教務などの高専の担当事務へ問い合わせるようにしましょう。
出願資格には以下のように明記されています。
e. 学業成績において、次の基準を満たす者。
① 4年次の学年の学科現員に対する学業成績の席次が、上位10%以内の者
② 席次を定めない高等専門学校では、在籍学校長が①と同等と認めて推薦する者
1学科40名程度である場合は、4年次の席次が3-4位以内である必要があります。なお、リリースの文章を読む限りは1-3年次の席次は加味されない模様です。
リリースには明記されていませんが、早稲田大学の担当の先生方への取材では、筆記試験は検討されていないようです。また、当然のことながら面接は実施されます。
加えて、出願時にTOEFL-iBT、IELTS、TOEICの提出が求められます。
下記の図のとおり、1部を除き2年次編入が主となります。この意図についてはリリースにも記載されています。
また、早稲田大学の担当の先生方への取材では、この意図として以下のような点もあると述べられていました。
新設の制度であるため、高専→早稲田大の単位変換がどの程度されるのか未知数であるため。安易に3年次編入として単位変換数が不足してしまうと、単位取得のための多忙になってしまうことや、留年することを避けるため2年時編入とした。
加えて、単位変換についての早稲田大側の姿勢は以下のようなものであるようです。
まずは合格後に学生とコミュニケーションをとり、その後の高専5年での履修状況を鑑みながら想定単位変換数を提示する。そして入学後に確定の単位変換数を提示する。事前に単位変換の見込みを共有することで、編入後に予期せぬ形で学業のスケジュールが逼迫することを避けるようにしたい。
国立大の学費は年間約50-60万円です。一方、早稲田大の学費は年間約140-150万円です。3倍弱ほどの差があるため、事前に学費面については十分に検討する必要があります。
奨学金を利用する場合についても、事前に調査および出願を行うことが大切です。特に(学生支援機構ではない)奨学金を狙う場合については、早めに申し込みを締め切っている場合があります。仮に本制度を利用して早稲田大学を受験する、且つ奨学金の利用も見込んでいる場合は、受験と同時に奨学金の情報収集をするとよいでしょう。
2023/04/08 追記
早稲田大学独自の給付型奨学金である「めざせ!都の西北奨学金」の対象を、高専からの編入生にも拡大することが決定された模様です。
・早稲田大学理工学術院ニュース:https://www.waseda.jp/fsci/news/2023/03/16/25779/
・早稲田大学奨学課ニュース:https://www.waseda.jp/inst/scholarship/aid/programs/pre-approved/
現時点での情報をもとに、特に以下の条件に当てはまる高専生は本編入制度を利用してみることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?本記事では2023年1月に発表された早稲田大学の新しい編入制度について解説をしました。以下ZENPEN編集部、鈴木と深山からのコメントです。
自身が編入をするときは私立大の選択肢はそもそも脳内になかったので、今回のような制度は非常に面白いなぁと思いました。
取材をする中でも、先生方の学生をサポートする姿勢が強く、このあたりも国公立の大学と雰囲気が違うなという感覚もありました。決して国公立が不親切というわけではないのですが、単位変換等に対するサポートの姿勢は他の大学ではあまり見られないかと思います。
ただ、やはり気になるのは学費です。自身が高専生だった場合にはぜひこの制度にチャレンジをしたいなと思う一方、学費面が強く壁に感じてしまうかなと思いました。高専生だけ特別に学費を下げることは不可能かなと思いますが、早稲田大側から奨学金の丁寧な案内などがあると、よりチャレンジしやすくなるのかなという印象です。
私立大学の雰囲気は高専と比較すると大きく違うものかなと思います。ガラッと環境を変えたい人、早稲田大に気になる研究室がある高専生にとっては、要注目の制度だと思います。
早稲田大学の先生方が、高専生にとって一番良い方式を可能な限り定めたと取材の際に仰っており、僕も同様に感じました。しかし一方で、学科の方針上避けられなかった2年次編入という制度が受け入れられないのではないかという心配もなさっていました。
僕自身東京大学に2年次編入をしましたが、学生生活にとても満足しています。サークルやプロジェクトへの参加の機会に恵まれたことで様々な人との関わりを持つことができ、「学生生活」を他の人より長く過ごせたことは人生の大きな資産になりました。
ただ、どの大学に入学しても同じですが、奨学金やイベントなどは自分で情報を収集して動かなければ十分に活用することはできません。入学前から自分の人生に責任を持って取り組む必要はあるでしょう。
より多くの経験を積みたい、チャレンジしたいと考えている高専生は応募してみてはいかがでしょう?
]]>「それ編入する前に知りたかったわー!」
といった経験を多くの高専からの編入生がしてきました。
高専からの編入は多数派になりつつありますが、まだまだ情報は不十分です。知らなかったことによる不幸は、経験しない方が良いはずです。
そこで、高専出身編入生たちの「それ編入する前に知りたかったわー!」的な意見を集め、リスト化してみました。
ぜひ、編入前のチェックリストとして、「自分の編入する大学は大丈夫かな?」と確認してみてください。
編入を目指そうとすると、当たり前のように単位認定という言葉が飛び交います。みなさん単位って知ってます?僕は大学に編入するまで知りませんでした。
実は高専も単位制ではありますが、そもそも9割型の教科が必修科されているような形なので、単位という言葉を聞いてもあまりしっくりこないと思います。
そこで、単位と単位認定という雑な資料を作成しました。単位認定って何?という方はまずはこちらをご覧ください。
お待たせしました、本題に入ります。こちらは複数の高専出身編入生からご意見いただいたものを、作成者の方で加筆修正を行ったものです。ぜひ、みなさんの編入先に、以下のような点を確認してみてください!
編入後に認定される単位は、同じ大学でも学科ごとによって大きく異なることがあります。認定単位が少なければ3年次に多くの授業をとることになり非常に忙しくなります。編入先の大学や、志望大学の過去事例を確認しましょう!
学生支援機構の奨学金(いわゆる、最もポピュラーな貸与型奨学金)であれば、編入学手続きと同時に案内してもらえることがあります。
しかし、奨学金制度は学生支援機構にとどまらず、多くの財団が提供しており且つ給付型も用意されていることがあります。編入前に、どのような奨学金を受けることができるのか、調査・確認をしておきましょう!
例えば、編入先の大学で4年次に上がるために取得する必要のある必修科目が複数あったとします。
3年次にそれら必修科目を履修すれば良いのですが、それらの開講される時間が被っていたらどうなるでしょうか?
内部生(1年生からその大学にいる学生)は、それを見越して1~3年次の間でそれら必修科目を履修します。一方、編入生には3年次の1年間しか時間の猶予はないです。
そう、必修単位が足りず強制的に留年となります(3年次を2回過ごさないと、4年次に上がるために必要な必修科目が履修できない)。
編入生を多く受け入れている大学では、柔軟に対応してもらえたり、そもそもそうならないように仕組みを作っていてくれたりします。
また、4年次に上がるまでに必要な単位数を3年次の1年間で取得することが物理的に難しい場合は、2年次編入という制度をとる大学があります(東大など)。これは3年次を2回繰り返す「留年」というレッテルを避けるための制度となります。
特に、編入生が少ない大学や学科では要注意です!少しでも心配がある場合は、必ず確認しましょう!
※留年の場合、学費免除や奨学金を受ける資格も無くなってしまうことがあります。
一般的には研究室配属は4年次からですが、私立大学の場合は3年次の途中から研究室配属が始まることがあります。また、国立大学でも昨今の教育改革の影響で、3年次から研究室に仮配属等をされることがあります。
研究室配属の時期および希望配属先を決める時期を確認し、顕著に早い時期で選択が迫られるようであれば、事前に研究室調査などを始めましょう!
編入生の先輩の存在は、編入試験前よりも、むしろ編入試験合格後に頼りとなります。その大学に編入生の先輩はいるのか、編入生会のような組織はあるのかを確認しましょう!
その大学での単位の取り方、編入生にまつわるローカルルールなど、編入学前後に必要となる情報を受け取ることができます。
※見つけ方がわからない場合は、ぜひZENPENなどにご相談ください。Twitterでの呼びかけなどでは協力できるかと思います。
※もし編入生会などの組織がない場合は、ぜひあなたが作ってください!それはこれから入学してくる高専生の後輩のためです。
年間にかかる学費、およびその支払い時期を明確にしておきましょう。支払いが滞ると、大学を「除籍」となることがあります。除籍は中退とは異なり履歴書にも書きにくくなるので、要注意です。
第二外国語は、その大学で行われている言語しか、単位認定されない場合があります。珍しい第二外国語の授業がある高専では要注意です。
高専4~5年生時に体育を履修しないと、体育が単位認定されず、編入してから大学1年生に混ざって体育をすることになります。
特に、大学の1年生と3年生ではキャンパスが異なることも多く、体育のための移動が必要となることがあります。体育の単位認定については特に確認しておきましょう!
どのような設備があるか確認しましょう。
例えば実習のレポートを印刷するためのプリンターなどは、大学のものが使用できる場合があり、自前で購入する必要はなかったりします。
編入前の提出資料に、教職の課程(教員免許を取るための課程)を履修するかしないかのアンケートが同封されていることがあります。
教職課程を履修した場合は出席するべき授業が大幅に増えるため、スケジュールの調整が他の編入生と異なることがあります。
履修を希望する場合は、事前に大学側に確認しておきましょう!
高専生の後輩に向けて、「これ事前に確認しておいてー!」という情報をお持ちでしたら、ぜひTwitterのDMにて情報をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします!
時代が移り変わっていくにつれて、これまで編入組が少なかった高専においても徐々に編入を目指す学生が増えつつあるかと存じます。
そのような高専出身の学生は、情報弱者に陥りやすく、編入後も事前に情報を知らなかったがために、他の編入生と比較して多くの機会損失を経験することがあるかと存じます。
即戦力人材を育成することが高専設立の当初の目的であったかと思いますが、高専卒業後に大学に編入学し、その分野を極め、活躍の幅を広げることも、最終的に高専の価値向上に繋がると考えております。
ぜひ編入を志す高専生が不利益を被ることがないよう、本資料の拡散およびアップデートへのご協力をいただければ幸いでございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
]]>名古屋大学での生活が始まって4ヶ月が経ち,「最近だらけてきてるな」とひしひし思う今日この頃です。今回は,編入する際に転科しようと考えている高専生たちに向けて伝えたいことがあるので筆を執りました。
このブログでは
私が編入する際に転科しようと考えたいきさつ 編入試験の体験談 大学に入って思ったこと
を書こうと思います。
私は高専時代,機械工学科にいました。そもそも高専に入ったのはロボットに興味があったためで,物理の道などはまるで考えていませんでした。自分自身も機械に興味があり,授業も結構楽しく受けていました。しかし技術屋になって一生,機械畑で働く姿がどうしても想像できず,高専3年ごろまで進路についてかなり悩んでいました。
私の場合転機が訪れたのは,誰かにあこがれたとかえらい本を読んだとかそういう大層なことではなくただのPCゲームでした。核融合炉,というものを皆さんご存知でしょうか? 核融合とはその名の通り軽い原子核同士が衝突し,融合して新しい原子核をつくる核反応です (原発に使われるのは核分裂で,重い原子核が中性子の影響で2つないしは3つに分裂する核反応です)。核融合炉はその際に生じる質量欠損による莫大なエネルギーを利用するとてもクリーンな発電施設です。この核融合炉というものをあるPCゲームで知り,名前かっこいいなあと思っていろいろ調べ始めました。
調べれば調べるほど興味がわいていき,やがて自分が人生を賭してやりたいことはこれだ!と思うようになりました。高専3年次に核融合科学研究所というところにインターンシップに行かせていただき,そこで名古屋大学工学部物理工学科で核融合研究が盛んと聞いたわけです。
さぁ,そこに編入しようと心に決めたわけですが,「機械工学科から物理科に編入する」ということは「転科しなければならない」わけです。当然,高専の機械工学科にある編入資料にそんなものはなく,ほかの学科にもそんな資料はありませんでした。なので当日どのような試験があるのか全く分からず,専門試験の勉強は全くはかどりませんでした。なので,わけもわからず量子力学の勉強などしてました。
しかし,その量子力学の勉強のおかげでイメージが少しだけつかめて,それが入学してから大いに役立つことになりました.一見無駄だと思えてもやってみることに意義があると感じました。
さらに当時は核融合への興味はだれにも負けないという変な自負があったので「核融合炉工学概論」というもの(どちらかというと一般向けの解説書)をかい何度も読み込んだりしてました。ここで得た知識は本番でとても役に立ちましたし,今でも読んでおいてよかったなと思うときが良くあります。
結果的に,専門試験も問題を解くのではなく知識量を問うような試験だったので無事合格できました。
編入してやはり一番つらいことは,やはり勉強です。入って早々これでもかと量子力学の分野が出てきました。もちろんクラスの他の人は今まで少しずつ量子力学の勉強をしてましたから,十分に理解できています。なので先生の進行スピードも速く,板書を必死に取っていたらなにも理解できずに授業が終わってしまうことが多々ありました。
しかし,編入試験の際に少しでも量子力学に触れていたことが功を奏したのか,最近では少しずつ授業の内容が頭に入ってくるようになり授業で置いて行かれるということはなくなりました。
また,これは転科するに限ったことではないのですが,編入するということは途中から全く別の環境に放り込まれるということですから,初めはとても孤独に感じられるかもしれません(クラスに同じ編入仲間がいない場合さらに孤独です)。
しかし,私の場合あるサークルに同じクラスの子がいたのでそれをきっかけに友達を増やすことができました。
サークルに限った話ではなく,理系なら実験のグループで,文系なら研究室のメンバーで,いくらでも友達を作ることができる機会があります。あなたがその機会を逃さない限り,孤独を感じることはないはずです。
最後に,高専を出て文転するなり理系内で転科する人に伝えたいことを書いておきます。
転科すると今まで積み重ねてきた知識が無駄になる,と危惧する方もいると思います。しかし,今学んでいることは決して無駄になりません。私は編入してからこのことをひしひしと感じています。
むしろ,転科した先ではあなたがこれまで学んできたことは他の人がもっていないあなた自身の強みになります。
転科を決意した後も高専での専門科目の授業がいくつか残っているかと思います。しかし,決してもう使わないからと適当にやるのではなく,むしろもう復習できる機会はないのだと考えて今まで以上に真剣に勉強しましょう。その努力はのちのち必ず報われます。
なにより転科を決意したあなたは,他の人より良く自分の将来を考えて思い切った決断をしています。私もそうですが,お互いに年を取ってから自分のたどってきた道に間違いはなかったと思えるよう精いっぱい頑張っていきましょう。
短い記事ですが最後まで読んでいただきありがとうございます。
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