名前:澤拓郎
出身高専:豊田高専 電気・電子システム工学科
学科順位:1~4年次:1位(オールA)
受験年:2024
受験大学(受験科目):九州大学芸術工学部未来構想デザインコース
併願大学:なし
部活や資格:ロボコン(1年生)、軽音部(3年生)、美術部(2年生〜4年生)TOEICスコア:870(R:435、L:435)
Instagram:
TwitterID:sawa_takuro
中学生の時から高専から大学編入して、工学部で博士号を取りたいと思っていました。そんな中で4年間生活していたら「アーティストしながら博士とって研究できたら最高だなぁ」という考えになりました。昔から芸術が好きで、高専時代に地元の市民展や記念式典でいろいろ賞をいただいたり、中学時代の恩師が立ち上げられたNPO法人で理事、アーティストとして活動していく中でそういった気持ちが強く芽生えていきました。
工学部の博士課程の勉強とそういった活動は両立できるのだろうかと色々考えている中、あわよくば高専から編入できる芸術系なんて無いよな…と思いつつ、ダメ元で調べたら芸術工学部を発見しました。アカデミックな視点から語ることも、直感のままに自分のスタイルで作品を作ることもできるアーティストになりたい。そんな思いから芸術工学部の未来構想デザインコースへ編入することに決めました。作品を作りたいという思いが強く、落ちたらアーティスト一本で頑張ろうと決意して併願はしませんでした。
ここ数年で全体的に難化傾向にあります。芸工の編入数学は主に、場合の数・確率、線形代数、解析学の3本立てです。(去年から場合の数・確率が大問1に出題される傾向となったんです。これは衝撃的でしたね。)基本的に、旧帝大などの編入数学は網羅系の編入試験参考書をやっていても「本番試験で解けるか?!」と思うような難しい問題が出題される可能性があります。芸工の傾向としましては、そのような難問は多くても全問題の中で2、3問ぐらいだと思います。そのため、他の問題がしっかり解けていればあまり大差ないと考えていますので解けなくとも悲観することはないと思います。そして、基本的には問題が次の問いにつながるように作問されてますので、前問題が誘導になっていることが多く、さらに答えを逆算して考えることを意識すると難問も解けるかもしれません。過去問は良問が多く理解を深めることに役立ちますので、かなり早めに触ることを強くお勧めいたします。
(定期試験に使用した参考書は除く)
上記の参考書について初見で解けなかった問題はペンでマークして、2回目も解けなかったものはファイルにまとめていました。そのマークした、ファイルにまとめた問題をひたすらに巡回していきました。
確率に関してはまだ2年間しか傾向が出ていないため、こうするべきと断言するのは難しいです。
例えば去年(2024)の大問1は経路問題で、前半の設問は知っていれば難なく解けると思いますが、後半珍しい経路の変更をしたり、最終問題はシグマを使い場合の数を答える問題であったり、さらに初傾向であったということでこの年の正答率はかなり低かったのではないかと予想しています。今年(2025)は1からNの整数をK個の部分集合に分けたときの場合の数・確率の問題で、全体的に比較的メジャーな問題だと感じました。以上のことから大切なのは知らない問題のパターンに遭遇しないようにすることだと思います。自分は去年の問題から大問1に確率が来るという傾向に変化するだろうと予測していましたが、何が出るのかについては全く検討がついておりませんでした。そこでとりあえず未知の問題のパターンを無くすことを意識して対策しようと意識しておりましたので、上記にあげた参考書の確率分野を一つの対策ファイルにまとめ、全体像を把握していたため対応が可能だったのだと思います。(特に受験の月の確率分野は細かいことが懇切丁寧に書かれていますので、パターン化されているという点、視野が広くなるという点でお勧めしたいです)
出題幅は広いですが、前半の設問は網羅系の編入試験問題集で十分対応できる問題だと思います。しかし最終問題の設問はユニークなものが出題されることが多いです。
例えば過去の例では最終問題にねじれの位置の証明問題(2020)、2次形式に回転行列を作用させた時の係数による連立方程式(2022)、3次元における変換行列からある平面上の2次変換行列を導く(2023)といった他の編入問題ではあまりみかけない特殊な例も出題されています。
こういった試験中に戸惑いが生じるような問題は優先順位を下げて、他の問題へシフトすることを強くお勧めいたします。また、戻ってきたときに閃くことがあるので落ち着いていきましょう。
特に積分の問題が非常に多く出題されます。微分は積分の問題の誘導として出題されることが多いです。そして、それ以外に特に芸工の解析分野は「一筋縄ではいかない重積分」が出題されることが特徴です。
例えば、極座標変換後に接触型だと気付きにくい重積分(2020)(変換しなくても解けますが)、部分積分が繰り返される故にミスをしやすい重積分(2022)、y軸に並行な境界の極表現r=1/cosθを積分範囲にもつ重積分(2023)などがあります。これも、戸惑ったら優先順位を下げて他の問題を解くようにした方がいいかもしれません。あと、関数の増減表が鍵となる問題がここ2年間で出題されています。デカルトの正葉線に関する問題(2024)、絶対値がついた場合わけ関数の最小値を求める問題(2025)です。関数を描画する技術を高めておくといいと思います。
存在しない
存在しない
数年前から筆記試験からTOEIC評価になりました。多くの大学がTOEICを試験に使用するようになりました。東大、京大、科学大は未だに筆記ですね。これ以外の大学を希望していて、もし早い段階から編入試験の対策をしたいと思う人は確実にTOEICを優先してください。これは何回も受けれますし、保存も2年間効きます。旧帝大レベルは700後半以上あれば、安心して戦えると言われておりますのでそれを目標に頑張ると良いと思います。
まず、TOEICを意識する前(1~3年)の英語の勉強についてです。まだ志望大学が決まっていなかったので、筆記試験を想定して勉強していました。
完全に同年代の高校生の勉強と同じことをしていたと思います。
単語帳に関しては通学時に見て、その日覚えたものを寝る前に読むことをしていました。あと英文解釈が個人的には合ってた勉強法だったみたいです。これを、主軸に単語、連語、文法を総合的に吸収していきました。透視図までいくと、入試レベルの英文を読むのが楽になってくる感じがしました。このときに読解力がついたのだと思います。
四年生になってからTOEICを意識するようになりました。リスニングのためにシャドーイング、マンブリングをはじめました。この時期は物理、化学(この時は併願しようと考えていました)、数学を意識に入れていたので、前よりは英語の勉強量は減ったかもしれませんが、英単語帳やPart5~7の問題をしたり、毎日英語に触るようにしていました。
形式に慣れることが大切だと思いますので時間を測ってやることをお勧めいたします。四年後期の最初の頃に870(R:435、L:435)を取りました。
存在しない
去年は計算量も多くイレギュラーな問題が続き難化したと思いますが、今年は普通の難易度という印象でした。併願大学が無かったので十分に対策をすることができ、特に止まることなく解き切ることができました。その後、見直しをして無事に終了しました。
1からNまでのN個の正の整数をK個の部分集合に分ける問題
M^2=Mとなるn次正方行列の諸性質に関する証明問題
絶対値がついた関数g(t)の概形、その関数の積分値f(x)に関する問題
標準レベルの重積分に関する問題と重積分を用いた単積分の証明問題
写真で伝えることができ、話も膨らむのでポートフォリオは必ず作った方が良いです。最も重要なのは、文字情報の量を抑えることです。実際にポートフォリオを見ていた先生方もパラパラ見る感じなので、ヴィジュアルメインで作品を大きく載せたり、わかりやすいものにすると良いと思います。
実際に活動してる様子の写真をページいっぱいに敷き詰めたり、見開きで巨大な作品を掲載したりしました。
他の工夫として、未来構想デザインコースは「社会構想」、「アート・デザイン」、「生命・情報科学」の三つの分野を組み合わせたコースなのでそれに合わせて「活動」、「受賞作品」、「学会発表」という構成で作成しました。(作戦として四年生の春休みに卒研内容をおおかた終わらせて、夏に学会発表してポートフォリオに掲載したりや面接で話題にできるようにしました。)
全体として15分ほどで、黒板の前の教卓に座って5人の教授を前に行われました。面接の前には待機する教室が準備されているので、そこで気持ちを落ち着かせると良いです。内容についてはZENPENのいろんな先輩方の面接の質問をまとめて喋れるようにするといいと思います。あと最初の自己紹介、志望動機、さらにポートフォリオの内容は深掘りされますので、その時に話すキーワードについては知識を深めておくといいです。
これらの質問の最後に先生が「既に未来構想を体現してると思います。」と仰ってくださった時に今までの努力が報われたような気がしました。
結果無事に合格いたしました。クラスの中で進路が決まる最後の一人だったので、教室でみんなの前で合否を確認しました。受験番号を見て「あった!」と叫ぶとみんな「うおー!!!」「おめでとう!!!」と拍手をしてくれたのはすごくいい思い出です。同級生はみんな本当に優しくて、元気があって五年間すごく支えられてきたんだなとしみじみ感じました。
もしポートフォリオを見せて欲しい、試験について気になることがある、過去問(15+今年の1年分)、解答、面接資料が欲しいなどありましたら、上記にインスタグラムのURLを載せたので気軽に連絡ください!
上記の通りです
]]>名前:巨頭
出身高専:豊田高専 電気・電子システム工学科
学科順位:1~4年次:1位(同率)
受験年:2024
受験大学(受験科目):九州大学工学部電気情報工学科 推薦入試 受験科目:面接
併願大学:横浜国立大学、名古屋大学、東北大学(いずれも受験せず)
部活や資格:1~3年次:NHK高専ロボコン(3年次:チームリーダー) 4年次~:ロボカップSSL TOEIC:800点
TwitterID:@unitybighead
将来やりたいことの実現のためには修士まで行く必要があったから。エンジニアとしては、高専の勉強・経験では不十分であると感じたから。
入学当初から大学編入をすることは決めていた。とはいえ学校以外の勉強をすることはなく、推薦入試を受けることを見越して全教科A評価を取ることだけに集中して、あとはロボコンやロボカップを頑張っていた。
クラス全体的に勉強熱心であったため、テスト前を中心にクラスメートに頼りまくっていた。(後々の編入勉強のときも大変お世話になった)
2年の6月に試しに受けてみたTOEIC IPテストで575点(L:285 R:290)取得。ノー勉の割には点が取れてびっくり。
3年の夏休みに「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」(金フレ)を購入したが、全くやる気が出ず放置していた。
そろそろ編入勉強をしないとな~とは考えていたが、ロボカップ世界大会の準備に力を入れていた。
一応金フレの600点レベルの単語は覚えて挑んだ、4年の6月のTOEIC IPテストは595点(L:325 R:270)だった。2年間でRが下がっていてガン萎え。
夏休みはインターンシップやロボカップに忙しく、勉強に力を入れたわけではなかった。「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」(でる1000)と「編入数学徹底研究」(徹底研究)を購入。
でる1000は夏休み中にとりあえず1周した。徹底研究は3章までの類題を解いた。(遅すぎ)夏休み中は1日1時間勉強したらいい方だったと思う。
10月29日のTOEIC公開テストに向けて勉強を本格化させた。金フレは何周もして、730点レベルの単語はとりあえず覚えた。でる1000は時間を計りながら3周くらいして、8分で30問解けるようにした。その結果、目標としていた750点(L:360 R:390)を取得。とりあえず徹底研究を(ちんたら)始めた。
春休み前までは大阪大学基礎工学部の受験を考えていた。九大に興味はあったが、令和7年度入試から推薦試験のみの実施となってしまい、豊田高専の推薦入試受験のルールが面倒くさいため一旦候補から外していた。
春休みから勉強を本格化させた。1週間40時間を目標に勉強した。スタプラをクラスの人と交換して、勉強時間で刺激し合いながら春休みを過ごした。他人の勉強状況を見れるのはいいと思うし、勉強記録を詳細につけておくと、自分の立ち位置の確認やモチベの維持になる。
九大の受験体験記であるため、この先の詳細な勉強内容については省略させていただく。(Twitterに詳細を書いたnoteのリンクを貼り付けておく。)
4月に、やはり九大が諦められず受験を決心。これにより滑り止めにできる大学を受験しないことが確定した。
進級後は週30時間勉強することを目標としていたが、ゴールデンウィークのロボカップJapanOpenの準備などで時間(とやる気)を取られ、達成できない週が増えた。
6月に入り、推薦入試の対策を開始した。まずは志望動機や高専で行った活動を明文化し、自己分析に力を入れた。その後、ChatGPTやMicrosoft Copilotに面接練習をお願いした。これが非常に効果的であった。自分の中で曖昧になっている部分をしっかりと文章化することで、考えが不十分であるところを洗い出すことができた。
受験直前は、友人に面接練習をお願いした。仲の良い友人であっても面接となるとスラスラ言葉が出てくるわけでなく、苦労したのを記憶している。
面接のみ
高専と同じくらいの広さの教室で面接官5:受験者1の個人面接だった。試験の雰囲気自体は和やかでもなく、かといって圧迫面接でもないという感じだった。
試験自体は10分間の面接のみ。推薦書と調査書を送付しているため、それもかなりの判断材料になっているかも。TOEICスコアシートの提出が求められていたが、結局一度も見せることはなかった。
試験前の控室では緊張をほぐし、口が回るようにするために他の受験生と雑談をしていた。(試験怖すぎるわ~とか、九大でどんなことしたい?とか) これはかなり効果的だったと思う。一人で考え込んでいても余計緊張するだけだし、口を回しておけば思ってもいない質問が来てもある程度臨機応変に対応できると思う。
面接で聞かれたことと私の回答(順番とは違うかも)
出願要件として、4年次の席次が上位5%というものがあります。とにかく席次1位を取るようにしたほうが良いと思います。できれば低学年次からも継続できると大きなアピールポイントとなるでしょう。
高専では、授業以外の活動にも力を入れてください。推薦入試は在学中の状況を重点的に見られるため、ネタが無いと困ります。
九大受験と直接関係ないため、noteに書きます。
日々の定期テスト勉強は全力を注いてください。
名前:バルバスバウ
出身高専:和歌山高専 知能機械工学科
学科順位:3年次:3位、4年次:2位
受験年:2023年
受験大学(受験科目):九州大学 工学部 船舶海洋工学科
併願大学:大阪公立大学(合格)、広島大学(出願のみ)
部活や資格:ロボコン部、TOEIC600、TOEICIP695
船舶関連の研究に興味があったから
[1年] 部活が忙しくほとんど勉強できていません。
[2年] 後期に大学進学を決意し、TOEICと数学の勉強を始めました。
[3年] 部活を引退し、本格的に勉強を始めました。九大の一般を受けるつもりだったので数学、物理の勉強に力を入れてました。教材は『編入数学徹底研究』『演習力学』などを使ってました。
3年の成績が3位だったこともあり、九大の推薦が狙えそうだったので4年はとくに定期試験の勉強に力を入れました。
夏休みは併願の大阪公大と広大の対策をしました。
後期中間試験の代わりに実施されたTOEICIPで695点を取り、慢心からかTOEICの勉強を怠るようになってしまいました(これが本当に良くなかった)。
この後に行われた公式TOEICでは600、580点と低迷し、結局公式スコアは600点止まりというオチ。TOEICは毎日勉強しましょう。マジで。
4年の春休みは公大の過去問など、専門科目の勉強ばっかりしてました。
4年の成績が2位であり推薦試験の受験資格を得たので、口頭試問や面接の練習に取り掛かりました。船舶工学科の口頭試問に関する情報がほとんどなかったので、とりあえず自分の研究内容に関する科目(材料力学, 計算力学)と、数学、物理の対策をしました。材力と計算力学の対策は研究室の先生に手伝っていただき、数学と物理はchatGPTと練習しました。(chatGPTは平気でウソをつくのでお勧めはしません)。面接は先生方と6回、友人と3回練習しました。
推薦入試 面接試験のみ
船舶工学科の受験生は案の定自分だけでした。担当職員が各学科の受験生を別室に案内していくのですが、なぜが船舶学科だけ担当の方が来られず、5~10分ほど待機部屋に1人放置されました。めちゃくちゃ焦った…
その後ちゃんと面接室に案内され、30分程の面接がありました。
面接内容
口頭試問無し
私はすべり止めとして大阪公大と広島大学を選んだのですが、この布陣はかなり危険なので注意してください。公大は合格基準が厳しく、合格者数が定員に満たない事例が多いです。また、広大は受験者数が年々増加していることから受かり辛くなっているという噂を最近耳にしました。編入試験は落ちる時は落ちるので、専攻科など確実に受かりそうな進学先を一つ候補に加えておくと安心です。
『編入数学徹底研究』
『大学生の初等力学 改訂版』サクサク解けるので力学入門にはうってつけです。注意点として、初版は誤植だらけなので改訂版を購入しましょう。
『演習力学』
『TOEIC 出る単特急 金のフレーズ』
『TOEIC 公式問題集』
名前:十三
出身高専:A高専
学科順位:1年次:32位,2年次:1位,3年次:1位,4年次:1位
受験年:2023
受験大学(受験科目):九州大学工学部土木工学科
併願大学:熊本大学(不合格),岡山大学(合格),徳島大学(合格)
部活や資格:TOEIC570,英検2級(CSE2093),学生副会長,学寮副寮長,陸上競技部
Email:sssssinx(あっと)gmail.com
学位を取得するため。
特になし。
個人的に,3年次までは特別に編入試験対策を行う必要はないと考えており,日々の授業内容+αを自分なりに理解することが1番の編入試験対策ではないかと感じます。
3年の春休みまでに大学調べを終えて,自分の学力や学びたい分野(水工学)と照らし合わせ,数学と専門科目が一般入試の試験科目である九州大学,熊本大学,徳島大学を受験することにしました。物理,化学が試験科目となる大学(名大,東北大,北大など)に関しては,早々から諦めました。
受験する大学は決めたものの,以下の各項に示した通り,しっかり対策を行っていたというわけではなく,空き時間に基礎固めを行っていた程度で,主には九州大学の推薦入試を受験するための席次キープに注力しました。1日の勉強時間は,平均して2~3時間でした。
「編入数学徹底研究」の微分積分,線形代数の範囲(12章まで)に取り組みました。高専の授業内容だけでは太刀打ちできない問題を優先的に解き進め,微分積分,線形代数に関しては幅広く対応できる基礎力を身につけることができました。
応用数学(ベクトル解析,複素解析,フーリエ解析)に関しては,とある授業の定期試験対策のために嫌になるほど徹底研究の該当ページを周回したため,気づかないうちに対策が完了していました。鬼畜な授業を開講していただいた○○先生には感謝してもしきれません。
授業で扱った重要語句・公式+αを自分なりにまとめた赤シートで復習可能なノートを作成し,このノートを用いて口頭試問の対策を行いました。
また,授業内容を理解し,後から無駄な復習時間を費やさないように努めることも,十分対策になったと考えています。
12月に初めてTOEIC公開テストを受験したのですが,その2週間前から勉強を始めて本番に臨んだところ,570点(L260,R310)であったため,「600点もうすぐいけそうやな」とTOEICを舐めて対策を怠ってしまい,結局570点のまま提出することになりました。早め早めからTOEIC対策を進めておけばよかったと後悔しています。
いよいよ編入対策に本腰を入れるようになりましたが,春休みまでに基礎固めに取り組んでおいたおかげで余裕があったため,他の受験生のように1日中勉強はせず,適度に息抜きしつつ,ストレスにならない無理しない程度の勉強をしていました。1日平均5時間くらいだったと思います。
なお,コロナ感染で5日ほど寝込んでしまい,この間は全く勉強することができませんでした。受験生は体調管理も重要であると改めて気づかされました。
「編入数学過去問特訓」に取り組むことも考えましたが,図書館で一読した際に,今から取り組んでも意味がないと感じたため,徹底研究(12章まで)を春休み中に2周しました。また,九州大学,徳島大学の出題傾向を鑑み,6章(偏微分),7章(重積分),8章(微分方程式),12章(固有値とその応用)に重点的に取り組み,これらの章に関してはさらに何周もしました。なお,応用数学に関しては,春休み中は対策を行わず,九州大学の推薦入試に落ちた場合に再び対策を始めることにしていました。
春休み中に4年次までに学習する内容を網羅した対策用ノートを作り終え,赤シートを用いて,語句や公式について口頭で説明する練習を行いました。暗記できていない語句や公式に関しては,口頭説明と同時にその内容をノートに書き出し,目と耳を用いて無理やり頭にねじ込むようにしました。
土質力学と水理学を徳島大学の一般入試で選択する予定であったため,主にこれらの対策を行いました。土質力学と水理学は,いずれの大学においても難問や奇問が出題されることが少ない(出題しにくい)ため,とにかく多くの問題に触れるようにしました。徳島大学の一般入試で選択しない予定であった構造力学に関しては,九州大学の一般入試で毎年出題されているというQ図,N図,M図を描くなどしていました。
春休みにある程度できた各大学の一般入試の対策は程々にして,友人や先生方と面接や口頭試問の対策を重ねるなど,九州大学の推薦入試の対策に全力で取り組むようになりました。
4月と同じく,推薦入試の対策に取り組む傍ら,徳島大学の一般入試を受験する予定であった友人と答え合わせをするため,徳島大学の過去問を週に1,2回解いていました。また,口頭で説明する能力が高められると考え,その友人が受験する山口大学の過去問を解説したりもしました。
なお,岡山大学の一般入試が口頭試問のみで受験でき,入学確約書の締切日も遅いと知って,出願開始1週間前になって,急きょ岡山大学を受験しようと決意したのはこの5月です。書類の作成など,先生方には多大なるご迷惑をおかけしました。
10日に九州大学,17日に岡山大学の入試があったため,これらの試験が終わるまでは口頭試問の対策に集中しました。これらの試験が終わった後は,22日の徳島大学の試験に向けて,4日間で過去問や出そうな問題を解きまくりました。なお,この間にあった中間試験はほとんど対策せずに臨み,何とか赤点を回避することができました。
九州大学不合格のメンタルへのダメージはやはり大きく,また,全落ちするのではないかという不安も少なからずあったため,8日の熊本大学に向けた対策が全く手につきませんでした。九州大学一般入試の出願も7日までに行う必要がありましたが,「もう一度不合格になってしまうのではないか」と怖気づいてしまい,書類は準備していたものの発送できずにいました。最終的には,なんとか出願締め切りの前日に書類を発送しましたが,この時出願していなかったらと思うとゾッとします。
しかし,このメンタルへのダメージも10日に岡山大学に合格したと分かってからはすっかり癒えて,ここから九州大学合格へ向けてラストスパートをかけました。数学に関しては,後回しとしていた応用数学をはじめ,過去問の傾向から出題されるだろうと推察される内容のみ問題演習を行い,無駄な時間を省くよう努めました。なお,確率の勉強を全くしていないことに気づくというハプニングもあったものの,これはできる問題を確実にとれるようにするという方法で対処しました。専門科目に関しては,過去問は公開されていないものの,九州大学においても難問や奇問は出題されないという情報を先輩から得ていたため,とにかく多くの問題に触れ,どんな問題が出題されても対応できるように対策しました。
面接官は4名でした。圧迫感はなく,むしろ,こちらが過度に緊張しないよう配慮していただいたように感じます。所要時間は約30分で,うち約20分が口頭試問でした。受験者数は5名でした。
なし
受験者数は学部全体で44名,土木工学科は3名でした。
ごく一般的な内容でした。
1階線形微分方程式の問題が3問出題されました。
(1) 勾配,発散,回転
(2) 線積分
(3) 面積分
(2)までは徹底研究の知識で解ける問題でしたが,(3)は無理でした。
(1) (2) 正規分布表から確率を求める問題
(3) (4) 仮説検定
(1),(2)に関しては,4年次の「確率統計」において学んだことがそのまま出題されました。仮説検定はまさかの出題で,他の受験者と話したところ,解けた人いないのではないかという感じでした。
(1) ゲルバー梁のQ図,M図
(2) 不静定構造の支点反力
(1) 粘性係数の次元解析
(2) 水圧
(3) ベルヌーイの定理
(1) 土の基本的物理量の公式
(2) 有効応力,土圧
(3) ???
(1) 骨材に関する問題
・表面乾燥飽水状態とは
・粗粒率を求めよ
・???
・吸水率,絶乾状態,表乾状態の関係性
(2) スランプ試験の方法について
(3) コンクリートの性質に関する問題
・圧縮強度,曲げ強度,引張強度を小さい順に並べよ
・引張強度試験の方法について
・エントレインドエアはコンクリートの性能にどのような影響を及ぼすか
・コンクリートの応力-ひずみ曲線を描き,静弾性係数の求め方を示せ
(1) 都市計画に関する正誤問題
(2) 交通工学に関する正誤問題
(1) 上水道に関する正誤問題
(2) 下水道に関する正誤問題
(3) 廃棄物処理に関する正誤問題
(4) ???
(5) ???
面接官は,推薦入試と同じ4名で,圧迫感はありませんでした。所要時間は約20分で,内容は以下の通りとなります。
なぜ,大学進学という進路を選択したのか
私は,第一志望の九州大学と試験科目が重なる且つ試験が簡単そうな大学を併願校として選択しており,対策する科目や内容を絞ることで効率よく対策が進められ,九州大学,岡山大学,徳島大学の3校に合格できたと考えています。私が九州大学の推薦入試に落ちたように,第一志望に合格できるとは限りませんし,全落ちの危機を回避するためにも,早めに受験する大学を決めて対策を進めることをおすすめします。
また,前述した通り,「第一志望に落ちたとしても進学する大学がある」という事実は,変な不安や焦りを取り除くことができ,メンタルの安定につながるため,精神的な観点からも,併願校選びを抜かりなく行ってよかったと感じました。なお,私は「試験科目の少なさ,易しさ」,「入学確約書の提出期限」,「その大学に進学する目的があるか」の3点を軸にして併願校を選択しました。
推薦入試は受かるものだと勘違いしていたため,落ちたと分かった時にメンタルに大きなダメージを受け,ついでに油断して対策していなかった熊本大学にも落ちました。推薦入試に受かると勘違いして油断していると,全落ちしてしまうかもしれないので気をつけましょう。
編入試験は一般的な大学入試と比べて圧倒的に楽ではあるものの,対策を怠っていると普通に落ちます。5年次からではなく,4年次から対策を進めましょう。
出題傾向を分析し,それに沿った対策を進めることで,効率よく合格することができました。時間は有限であるため,すばやく傾向を分析し,無駄な時間を費やさないようにしましょう。
面接や調査書,推薦書などの内容を考えるときに楽になります。
5年次が始まってから考えましたが,授業,課題,編入対策と並行して行うのはかなりしんどかったです。よって,春休み中に調査書や推薦書に書いてもらう内容を決めておいた方がいいでしょう。自身の性格や長所,学習や課外活動における取り組みがどのようにアドミッションポリシー等を満たしているのかアピールできるような内容にすればいいと思います。
受験番号は出願順に割り当てられ,面接は受験番号順で行われます。推薦入試の際は私が最後であったため,約2時間も待機することになりました。待ち時間が嫌いだという人は,早めに出願書類を提出しましょう。
HOTEL AZ 糸島店は,九州大学伊都キャンパスの最寄り駅である九大学研都市駅から3駅の糸島高校前駅の目の前にあるホテルです。一泊5,200円で朝食バイキング付きと,コスパ良く宿泊することができました。
他の受験生は,天神,姪浜,前原など,宿泊先はバラバラでした。姪浜,前原に宿泊した場合はJR筑肥線,昭和バスを乗り継いで九州大学へ向かうことになりますが,天神からは西鉄バスが九州大学行きの路線を運航しているようです。天神の方が観光しやすいし,ホテルも探しやすそうですね。
なお,九州大学伊都キャンパスの立地は絶望的(九大学研都市駅から徒歩50分)であるため,時間に余裕をもって移動する必要があり,これがストレスでした。なお,伊都キャンパス近くに宿泊施設はありません。諦めてください。
試験会場に時計が設置されていないため,時計を持参しないと時間配分で詰みます。
編入試験は普段行けない地域を観光するチャンスでもあると考えています。福岡は何を食べても美味しいです。福岡ではサバを生で食べる文化があるようで,胡麻サバの美味しさには感動しました。うどんはもちもちでコシがなく,普段食べているうどんとは全く異なりました。その地域の風土を知ることもできるため,試験が終わった後にはぜひ観光を楽しんでください。
編入試験は情報が少ない分,得た情報が多いほど有利になります。日頃からあらゆる手段を用いた情報収集に努めてください。また,編入試験を通じて情報の重要性を実感した方は,zenpenに体験談を投稿するなどして,自らが情報源となり,後輩たちを助けてあげましょう。
森北出版の「大学編入試験問題 数学/徹底演習」と悩みましたが,編入試験の数学は,A高専の授業内容のみでは太刀打ちできない問題が多いため,非常に易しく解説されている徹底研究を選択しました。多くのA高専生にはこちらをお勧めしたいです。
特にQ図,N図,M図の演習に役立ちました。243問すべては解いていませんが,幅広く問題に触れることができます。
http://geotech.eng.niigata-u.ac.jp/lecture/pastq.html
新潟大学で開講されている「地盤工学基礎」の演習問題集です。
問題数が豊富で,丁寧な解説がなされています。丁寧な解説により,問題を解く際のポイントを理解することができます。
本当に分かります。この本を読んで,あまり理解が深められていなかった分野をしっかり理解することができました。演習問題も豊富です。水理学に苦手意識がある方は,ぜひご一読ください。
土木職の公務員を目指している方に向けられた三力学の演習書です。これ一冊で構造力学,土質力学,水理学を学ぶことができます。しかし,公務員対策の本ということもあり,編入試験の頻出問題が載っていないことがあるので,その内容に関しては他の本で補う必要があります。
土木に関する知識をつけるために読みましょう。
https://www.cyuouzemi.co.jp/search/
京都中央ゼミナールの編入学試験日程検索ページです。
https://www.gunma-ct.ac.jp/next_stage/information/
群馬高専の学生向け情報ですが,外部の人でも閲覧可能とのことです。大学編入学情報ページ内の入試日程等のExcelファイルが見やすいです。
色々な計算をしてくれる便利なツールです。
ここに質問すれば,大抵の場合は何とかなります。
]]>名前:バターサンド
出身高専:明石高専 建築学科
学科順位:20位くらい?
受験年:2023年
受験大学(受験科目):九州大学芸術工学部芸術工学科 環境設計コース
TOEIC、数学、面接
併願大学:大阪公立大学工学部建築学科(不合格)、東京農工大学農学部地域生態システム学科(合格)
部活や資格:音楽部、フットサル同好会
Instagram:ohta_jose
直感
5 年生の春休みに志望校を九州大学芸術工学部に決め、数学の勉強をし始めました。これはかなり遅い方なので、皆さんにはもっと早くから志望校を決めて対策を行ってほしいです。
最終的には徹底的研究を3,4周、 過去問演習を2周し、過去問10年分を解きました。芸術工学部の数学は工学部に比べて解きやすいので、徹底研究を通して基礎固めに重点的に取り組みました。去年までの傾向から積分・線形代数を中心に対策しようと考え、目安としては過去問を 1,2 問間違うくらいで解けるように勉強していました。
特になし
特になし
4年生の9月から勉強し始めました。リスニングはabceedに課金し、リーディングはでる1000を使って勉強しました。特にリスニングは毎日欠かさず練習するようにしていました。リーディングはpart5 をしっかりめに勉強したら自然と他のパートも解けるようになりました。できるだけ短い期間で点数を上げたい人は、part3,4,5を重点的に対策することをおすすめします。
半年ほどかけて725 点を取ることができたので、その時点で数学の対策に移行しました。
特になし
傾向がかなり変わっていて全然解けませんでした。数学が終わった瞬間「これは落ちたな」と思いました。
去年までは
と大体のパターンが決まっていたのですが、今年は
といったように傾向が変わっていました。序盤で見たことのない問題が出てきて慌てたのは事実ですが、落ち着いていてもこれ以上解けなかったような気がします。良くて5割くらいの手応えでした。
ポートフォリオを持参しました。3ヶ月ほどかけて制作したもので、ページ数は30ページほどでした。9人の受験者のうち 6,7人 は持参していたと思います。人数が多かったからか、1人あたりの面接時間は短かったです。自分も10 分無かったと思います。
以下質問
雰囲気は圧迫でも穏やかでもなく淡々としており、簡潔ではっきりした質問をする先生が多いと感じました。
正直、芸術工学部は受験の時期が遅いので精神的なプレッシャーが大きかったです。周りに流されずに勉強を続けるのは思っていたより大変でしたが、最後に報われたので本当によかったです。皆さんも自分の意思をしっかりと持って受験勉強に取り組んでいただければと思います。
あと、数学の出来が悪くても諦めないでください。自分は面接でほぼ放心状態だったので、受かったのは奇跡です。運が良かっただけ。試験が全て終わった後は悔しすぎて、もつ鍋を半泣きで食べていました。今後の自分のためにも、悔いが残らないように受験に臨むのが1番だと思います。
特におすすめなのはでる1000と徹底研究
]]>名前:penguin
出身高専:機械工学科
学科順位:10位前後
受験年:2023年
受験大学(受験科目):九州大学芸術工学部未来構想デザインコース
併願大学:高専の専攻科のみ受験,他大学併願なし
部活や資格:帰宅部 TOEIC820
専攻科で引き続き専門分野の研究をするより,自分が興味のあるデザイン分野の研究に挑戦したいと考えたため.
単位を落とさないように適当に勉強していました.順位は10〜20位台を行き来していたと思います.
編入と就職で迷いつつ,大学探しと就職先探しをしていました.成績は10位でした.
前期同様に探していたところ,九大芸術工学部を見つけ,受験するためにTOEICの勉強を2023年1月から始めました.初めて1月に受けたTOEIC IPは500点代でした.これではいけないと思い,TOEIC問題集と単語暗記等を必死に行いました.
最終的に受けた7月のTOEICでは820点を取得することができました.
志望理由書の提出が8月末だったので,7月から書き始めて先生や家族に添削してもらいつつ,提出締切日の前日必着でなんとか提出しました.書類審査に合格し,9月中頃に面接の詳細に関する書類が送られてきました.
ポートフォリオの持ち込みが許可されていたので,その作成を9月中頃から始めました.面接練習もこの頃から始めました.今思えばギリギリの期間を攻めていたなあと思います.
第 1 次選抜:書類審査 (推薦書・成績証明書・志望理由書)
第 2 次選抜:英語(TOEICのスコア),面接(オンライン)
ZOOMにて開催.主に,志望理由書の深掘りと大学でやりたいことについて複数の教授からランダムで聞かれました.
面接に関するアドバイスとしては,自分が行ってきた研究を大学の研究でどのように活かせるかを説明できたら良いと思います.偉そうなことを言いましたが,面接は正直ボロボロで,5分で話してと言われた志望動機は2分も話せなかったと思うし,ポートフォリオの説明がうまくできなかったことと自分の研究と大学の研究を結びつけて話すことができなかったことから絶対落ちたと思っていました.合格を家族に報告したときは私ではなく何故か母が泣いていました笑 この面接が開催される前の月に研究室インターンシップに参加していたので,それは良かったと思います.
3年次編入の情報は少なく,苦労することが多いと思います.当たり前と思うかもしれませんが,考えても解決しないことは考えずに,できることを書き出して,それらを無理せずに行うことが目標達成や成長のために必要不可欠です.
また,周囲は就職先や進学先が決まって遊んで楽しそうにしている中,自分だけが編入のための勉強をしていることに辛さを感じることがあるかもしれません.しかし,努力は必ず報われます.目標を達成する喜びは何にも変え難いものです.編入を考えている方は頑張ってください.良い回答ができるかわかりませんが,質問があればX(元Twitter)のDMにでも送ってください.
TOEIC公式問題集(7,8,9),千本ノックシリーズの最新のもの(著:中村澄子),TOEIC金のフレーズ(単語帳)
]]>名前:sho
出身高専:電気系学科
学科順位:3年次43位 4年次30位
受験年:2023
受験大学(受験科目):九州大学
併願大学:専攻科 熊本大学
部活や資格:
自然が好きで、工業・技術について学んでいく最中に自然、環境と親和性がとれる制御工学について深く学びたいと思ったから。
行列、微分方程式、ベクトル解析、確率
なし
なし
TOEIC
電気回路(位相差ブリッジ、交流回路インピーダンス、過渡回路テブナン)
電磁気(回転キャパシタンス、電流密度と電界、磁場の応用)
数学2時間、専門90分
志望理由、併願校、現在の研究、印象に残ったこと
12月くらいから数学などは手をつけておいた方がいいと思います。
TOEICに関してはどれだけやり込むかだと思うので、時間に余裕がある段階(四年生)で取り組むことをお勧めします。
専門科目は得意であれば学校である程度学んでいると思うので数学よりも後に回しても大丈夫かもしれません。
スッキリ分かる線形代数
電気回路演習 上下(誤植あり)
編入数学徹底研究
電磁気学(コロナ社)
大学の過去問
名前:8
出身高専:明石高専
学科順位:1年次:30位 2年次:11位 3年次:10位 4年次:10位前後?(順位が明示されなくなった)
受験年:2022年
受験大学(受験科目):九州大学芸術工学部芸術工学科環境設計コース
併願大学:豊橋技科大学
部活や資格:音楽部 合唱部
高専から飛び出して、大学という広い世界で勉強する経験をしたかったから
4年生の冬から、徹底演習・過去問特訓等を始めました。数学が得意な親友と一緒にゼミ室で夜遅くまで籠もって勉強しました。とは言え自分はその親友におんぶに抱っこ状態で、ほぼ家庭教師してもらってました。
一人で参考書に取り組み理解したつもりでも、ふとしたときに以前勉強した範囲の問題を出されて、全然解けないという事が何度もありました。計算が簡単な問題でも、問題文を理解できなければ解けません。本質を理解するためにも、学校の授業で買った数学の教科書をじっくり読み返すことをおすすめします。
なし
なし
4年生の春に初受験時して550点でした。
その後もダラダラ勉強してしまい5年生の3月の時点で625点でした。
そこからリスニングだけでも点数上げたいなと思い、公式問題集などの一回45分のリスニングを毎日解きました。すると耳がなれていき、5月の試験で690点をとりました。手っ取り早く点数上げたいという方は、毎日45分問題に取り組んでみてはいかがでしょうか。問題の法則がわかってきたり、忍耐力が身につくのでオススメします。
なし
過去問を見てください。線形代数の基底が難しかった記憶があります。体感6~7割でした。
最初の5分ほどで基本的な質問をされました。
ポートフォリオを納得行くまで作り込んでいたので、それをお守り代わりに自身を持って挑みました。最初の基本的な質問で「簡潔に答えてください」と念押しされたので緊張しましたが、面接が進むに連れて温和な雰囲気になっていきました。
数学も英語も得意ではありませんでしたが、先生や友人のお陰でなんとか合格できました。唯一、ポートフォリオは丹精込めて作ったのでそれが自分の武器になった気がしています。これから受験する方は自分の得意なことで勝負してみてください。頑張ってー!
数学:徹底研究・演習、過去問特訓
英語:金フレ、公式問題集、文法問題でる1000問、abceed
名前:ヤッピーwwwwwオフンwwwwwww
出身高専:高専
学科順位:あまり覚えてません。一桁をうろちょろしてたと思います。5年は4位でした。
受験年:2022年
受験大学(受験科目):九州大学芸術工学部インダストリアルデザインコース(数学、面接、TOEIC)
併願大学:香川大学創造工学部造形・メディアデザインコース 東京大学工学部物理工学科・係数工学科
部活や資格:2年始めまでバスケ部、2年冬から美術部、5年終わりにピアノ同好会
高専入学時で既に編入することは決めていた
テストの順位なんて全く興味がなかったため、勉強はほとんどしておらず遊んでばかりいました。3年のうちにTOEICを終わらせようと考えていたのですが、コロナで結局初受験は3年の冬になりました。この時のscoreは515でした。また、3年の春休みに物理のエッセンス(赤)をやりました。
この時点で東大を受けることは自分の中で決めていました。東大は英語の試験があるので、TOEICよりもそちらを重視しようと思い、コンパクト英語構文やevergreenをしていました。数学は徹底研究を始め、物理は授業で力学をやっていました。また、夏休みに入ると電磁気、熱力、複素解析をマセマで、確率を細野の赤い本でしました。英語はポレポレをやってました。
数物はマセマ、過去問特訓、演習力学や電磁気学演習などでひたすら演習していました。英語はDUO3.0を始め、ドラゴンイングリッシュをやり始めました。また、TOEICが700点くらいでもう少し欲しいと感じたため、文法特急と出る1000を使って795まであげ、これを受験で使用しました。春休みには徹底演習や基礎物理学演習で苦手潰ししていました。
総仕上げに入りました。まず、4月に香川大と九大の過去問を解いてみて、計算ミスさえしなければ満点は取れる程度の学力がついていることが確認できたので、東大の勉強にシフトチェンジしました。英語は日経サイエンスやnatureなどの英文科学誌や、英語の先生から貰った英字新聞を読み漁り、数学は徹底演習をしました。また、物理は東大の院試を解いたりしていました。
5月あたりからは東大の過去問を1日1年分を解いていました。出来は合計で6〜7割くらいでしたが、落ちてしまいました。東大に落ちてから九大の受験まで3ヶ月程度あったのですが、最初の2ヶ月は殆ど勉強できず、ラスト1ヶ月は1日1時間ほど数学に触る(大学編入のための数学問題集)くらいしか勉強していませんでした。
13分くらいの面接でした。内容としては
あたりを聞かれました。雰囲気は別段圧迫というわけではありませんでしたが、かといってすごく和やかというわけでもありませんでした。面接官は6人いて、毎回頷いてくれる先生もいれば難しい顔をしている先生もいました。
目標達成のために、自分に何が足りなくて、それを補うにはどうすればいいか考えながら勉強するといいと思います(第一志望落ちた自分が言っても説得力ないですけど)。あとはサボりの積み重ねは不合格に繋がるのでサボタージュしないようにするといいと思います。頑張ってください。
おすすめの参考書は体験記中の通りです。自分的には英文科学誌や英字新聞を読んでいたのがすごく良かったです。あとは当たり前のことですが、参考書は完璧になるまで周回するのがいいと思います。1周だけやったってあまり意味ないと思います。
]]>名前:みかん
出身高専:K高専 電気電子工学科
学科順位:1年次:3位 2年次:2位 3年次~:1位
受験年:2023
受験大学(受験科目):九州大学芸術工学部芸術工学科音響設計コース
併願大学:北海道大学工学部(推薦不合格、一般不合格)、香川大学創造工学部合格、神戸大学経済学部合格
部活や資格:TOEIC770点 英検2級
大学編入するために高専に入学しました。入学時から北大が第一志望でしたが、落ちて、ディズニーに遊びに行ったりするうちに、商業施設やディズニーなどの音響技術に興味を持って九大音響の受験を決めました。
4年生になる春休みから徹底数学を始めました。3周くらいして9割ほど解けるようになりました。あとは、北大の過去問を20年分くらいと九大の過去問を1年分(九大のホームページに載っている分しか手に入れられませんでした、、)と手に入れられた他大学の過去問を30年分くらい解いたと思います。北大と九大の数学は3周くらいして、最終的には前問正解できるようになるまで取り組みました。
わからない問題は友人と協力して解いたり、先生に聞いたりしました。
特になし
特になし
3年生の夏休みくらいにTOEICの勉強を始めました。1回目は430点くらいでしたが、公式問題集1冊と金フレをひたすら周回して4年生の9月に770点を取得してTOEICの勉強はやめました。早く取り掛かったのはすごくよかったと思います。
TOEICは英語力というより慣れだと思うので、公式問題集を時間通りに何度も解いて時間とお金が許す限りたくさん受験するのがいいと思います。あとそこそこ点が取れたら早く終わらせて他教科の勉強をした方がいいと思います!
特になし
数学の試験は、ここ数年の傾向通りでした。
各大問の最終問題が難し目ですが、前問が誘導になっているので、しっかり考えれば何か浮かんでくるかもしれません!
問題の難易度自体は他の難関大学に比べて簡単ですが試験時間が90分しかないので短時間で解けるようにしておくといいと思います。
自己採点は7,8割だと思います。
音響設計コースの面接は、1対7でした。10分タイマーがついていて
という感じで進みました。私は、志望動機で将来したいこと(商業施設に音響技術とかで世界観を作る)を話したのでそこをひたすら深堀される形でした。面接官の先生方は、しっかりと話を聞いて理解しようとしていただいてる感じだったので話しやすかったです。
九大の音響は3年間で16人受験していて1人しか合格者がいなかったので、あまり合格できるとは思っていなくて、運試しの気持ちで、自分がしたいことを自分自身が楽しんで面接官の先生方に伝えることだけを意識しました。
それが逆にリラックスできてよかったのかなと思います。
面接がかなり重要だと思うので、自分のしたいことをしっかりと分析して、細かく細かく問題点の洗い出しや実現する上での障害などまで深く考えておくといいと思います。
私は編入試験を考え出したころは北大のことしか考えておらず、他の大学はほとんど視野にありませんでした。ですが、実際に九大に入学して自分の大好きな音楽や音環境についてこんなに総合的に学べるのはここしかないというのを体感して、本当に入学して良かったと思っています。九大の芸術工学部の皆さんは本当に楽しそうに過ごされてます!あと芸術工学部は立地もすごくいいです!
大学編入試験は試験で高得点をとったり、成績が良ければ受かるというものではなくて(そういうところもあると思いますが)、やっぱり面接官や大学側との相性があると思うので、通常の大学受験より運要素が強いと思います。不合格をおそれず、準備はしっかりして興味のあるところを受けてみてください!