一般の試験と大きく異なり、情報が少ない編入試験にはどのように取り組んでいけばよいのでしょうか?
この記事では、名古屋大学編入試験の基本情報および傾向・対策やおすすめの併願大学など、合格に近づくための情報をまとめています。この記事を参考にすれば、充実した受験ライフを送れること間違いなしです。
※この記事は、「高専テクノゼミ」の提供でお送りします!
愛知県内に複数のキャンパスを有しています。
主に東山キャンパス、鶴舞キャンパス、大幸キャンパスがあります。基本的には4年間東山キャンパスで過ごすこととなります。
東山キャンパス内には広い芝生、大学近くには東山動物園が位置しており、居心地の良い素敵な場所となっています。また、キャンパス内に駅があるのも魅力的です。
高専から名古屋大学への編入は文学部、教育学部、法学部、経済学部、情報学部、工学部の6学部で認められています。特に工学部には、化学生命工学科、物理工学科、マテリアル工学科、電気電子情報工学科、機会・航空宇宙工学科、エネルギー理工学科、環境土木・建築学科の7学科があります。編入試験受験生は、希望学科を1つだけ選択して受験します。
数学、英語(TOEFL/TOEIC)、物理・化学、専門(面接)
8月初旬
頻出分野はあるものの出題範囲が固定されていないため、幅広い分野を勉強しておく必要があります。微分・積分・微分方程式、線形代数(行列)、確率の範囲が頻出となっています。
あまり馴染みのないベクトル空間の分野が出題されたり、確率問題の難易度が高いのが特徴です。しかし、易しい問題も多いため苦手分野をなくすよう勉強することで高得点も狙えます。
過去5年分の問題(概要)と、過去問研究・過去問特訓の対応範囲です。
年度 | 大問 | 概要 | 徹底研究 | 過去問特訓 |
2018年 | 大問1 | 偏微分,関数の存在 | 2章、6章、11章 | 1章、2章、5章 |
大問2 | 場合の数,条件付確率 | 14章 | 7章 | |
大問3 | 不定積分,2階微分方程式,同次形 | 2章、8章 | 1章、3章 | |
大問4 | 固有値,固有ベクトル,行列のべき乗 | 12章 | 6章 | |
2017年 | 大問1 | 行列の階数,連立方程式,固有値,固有ベクトル | 9章、12法 | 4章、6章 |
大問2 | 定積分,偏微分,1階微分方程式(非線形) | 3章、6章、8章 | 1章、2章、3章 | |
大問3 | 離散確率 | 14章 | 7章 | |
大問4 | 基底変換,微分方程式(初期値) | 8章、11章 | 3章、5章 | |
2016年 | 大問1 | 固有値の個数条件,固有ベクトル,対角化 | 12章 | 6章 |
大問2 | 離散確率,期待値・分散 | 14章 | 7章 | |
大問3 | フーリエ級数展開,不定積分 | 2章、16章 | 1章、8章 | |
大問4 | 基底変換行列,直行行列 | 9章、11章 | 4章、5章 | |
2015年 | 大問1 | 固有値,固有ベクトル,行列のべき乗 | 12章 | 6章 |
大問2 | 2階微分方程式,2階微分方程式(変数係数,誘導付き) | 8章 | 3章 | |
大問3 | 基底 | 11章 | 5章 | |
大問4 | 定積分における変数変換,極大値の存在条件 | 1章、3章 | 1章 | |
2014年 | 大問1 | ラプラス方程式(調和関数),境界条件 | 6章 | 2章 |
大問2 | 固有値・固有ベクトル | 12章 | 6章 | |
大問3 | 定積分(t=tanxの置換),微分,曲線の長さ | 1章、3章、4章 | 1章 | |
大問4 | 数列の収束・極限 | 5章 | 1章 |
名古屋大学の対策では、徹底研究のレベルは完全にマスターしましょう。過去問特訓に関しては、応用数学を含めてB問題まで解ける状態を目指しましょう。余裕があれば過去問特訓のC問題をやってみたり、他の大問より難易度が高い確率の分野については、ほかの参考書に手を出してみると多くのレパートリーに対応できるようになります。
名古屋大学は離散確率の難問が出題されることが多いですが、この参考書にも似た問題が掲載されているため、これさえ完璧にすれば十分に対応できます。
線形代数の発展的な内容を含んだ演習書です。高専で扱う一般的な教科書・問題集よりも一歩立ち返って深い内容まで扱ったものですので、高レベルの大学を目指す方にはおすすめの一冊です。名古屋大学の線形代数は出題範囲が多様なため、しっかりとした理解が必要です。
名古屋大学と同じく4科目(+面接)の試験となっていることから併願大学としておすすめできます。受験の時期が8月末であるため、名古屋大学の滑り止めとして受験する学生が多いです。
こちらも同じく4科目(+面接)の試験となっているため、名古屋大学の併願大学としておすすめできます。
本記事では、名古屋大学の傾向と対策についてご紹介しました。
受験科目が4科目+面接と、他の多くの大学と比べて多く、幅広い能力が求められます。数学では基本的な問題が多いですが、英語(TOEFL/TOEIC)では高得点が必要なため、早期から勉強・対策をすることが合格のカギとなります。
傾向・対策や参考書など、本記事で記載した内容を参考にしていただけたらと思います。
ZENPENでは各大学への編入体験談を集めています!
ぜひ編入体験談もご覧ください!
名前:バルカン
出身高専:S高専
学科順位:3年次、1 4年次、1
受験年:2024
受験大学(受験科目):名古屋大学 化学生命工学科
併願大学:大阪大学 基礎工学部 合成化学コース、京都工芸繊維大学 応用化学課程 分子化学デザインコース、専攻科
部活や資格:陸上部
Instagram:ydiest107
Studyplus:ワクオ
入学当初は就職希望でしたが、学校の成績が良かったことや、研究職につきたいという思いから編入する事に決めました。
学校の定期テストの勉強はしていましたが、それ以外は部活部活部活…って感じでした。学校のテストは比較的取れていたことと部内の先輩に進学する人が多かったのでなんとなく進学しよっかなーくらいに思っていました。
この時期もまだ部活ばっかりしていました。インカレや高専大会に向けてひたすら練習をしていた気がします。TOEICの勉強は少ししていましたが、9月に受けた公開テストでは520点と悲惨でした。
4年生の前期にインターン先を決めましたが、この時に大企業の数々を見て、「就職した方がいいんじゃね?」と思いはじめ、就職と進学かで迷っていましたが、いざ行ってみると想像していた研究や開発ではなく工場での作業がメインでした。
これを見た僕は絶対自分には向いていないと確信し、開発職や研究職につけるように大学院まで進もうと決意をします。それから、もう少し違う環境でさまざまな経験をしたいという思いもありました。
10月は行事などで勉強した記憶がないので割愛します。
主にTOEICの勉強をしていました。使った教材をはじめに挙げます。
結果から言うと僕は695点でTOEICを終了したので、他の方を参考にしてほしいですが、一応自分なりにポイントを言います。
まず金フレの単語は覚えて損はないと思います。覚えてるのと覚えてないのとでは点数はめちゃ変わります。文法特急はTOEICで頻出の問題パターンが載っているのでおすすめです。公式問題集は1度試験本番と同様の形で解き、その後細かく解説を読んでいくといいと思います。知らんけど。
僕は決して編入生の中ではTOEICが高い方ではないので言います。知らんけど。
TOEICの公開テストの結果を載せておきます。
10月:595点
12月:695点
1 月: 695点
学年末試験が終わり、春休みに入ります。
TOEICの勉強は切り上げて数学の勉強を始めました。
春休みに入った時点で数学は徹底研究を14章まで1周した程度の進捗でした。
正直2月は受験生という自覚をあまり持てず勉強をしていなかったに等しいのではないかと思います。徹底研究をある程度解けるようになりました。
3月になると少し勉強時間は増えました。
徹底研究をある程度終えたあと過去問特訓、物理の力学を始めました。
はじめは何が書いてあるかさっぱりでほとんど答えを見ていましたが少しづつ解けるようにしていきました。僕が受けた大学は高校確率が範囲だったので確率の勉強もしました。
過去問特訓を重点的に解き、それに加えて新しく電磁気の勉強も始めました。
電磁気はほぼ初見だったので地獄を見ました。解いても解いても理解ができず、周りの物理を解いてる人はいなかったので聞くこともできず、心が折れそうになった時期の1つです。数学はある程度量を積んできたので、自分の中で得意不得意をつかめてきます。
電磁気を主に勉強しながら大阪大学、京工繊の範囲である熱力学の勉強もしました。電磁気もある程度解けるようになっていき、熱力学は範囲が狭く比較的簡単なのですぐに終わりました。数学は過去問特訓は解きながら徐々に受験校の過去問に移っていきました。
このころから過去問をメインに解いていきました。6月中旬に専攻科入試で数学があったので改めて勉強し直しました。数学に満足したら、大阪大学、京工繊に向けて物理の勉強を満遍なくしていきました。
7月の1週目と2週目に京工繊と大阪大学を受験し見事に爆死をしました。
そしてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、化学系の学科を志望しているにもかかわらず化学の勉強をほとんどしていませんでした。併願校の科目が数学と物理だったので、まずは併願校に合格することを優先した結果、化学を勉強する時間をあまり取れませんでした。
大阪大学が終わり、名古屋大学まで約3週間しか残されていませんでした。やるしかないのでできることをしましたが、半分生きてて半分死んでる気分でした。
数学は解ける問題と解けない問題を素早く見極めて、解ける問題を確実に解いた後、難しい問題にチャレンジするといいと思います。
ベクトル解析、微積、固有値、確率、は出たと思います。
物理は時間との勝負です。日頃から時間を意識して解くことをお勧めします。
化学は、高校化学と大学で習うような物理化学が同程度出ていました。
10分間の面接がありました。
口頭試問はなく、卒研についてずっと話していました。その後第一志望はどこですかと聞かれ答えると面接は終了しました。
具体的にされた質問を挙げます。
受験勉強はつらい人がほとんどだと思います。もちろんそれを覚悟したうえで受験を決意すると思いますが、心が折れそうになることは何十回、何百回とあります。それでも僕が受験勉強を続けられたのは周りに応援してくれる人がいて、一緒に勉強をしてくれる友達がいたからだと思います。環境は大事!!
(いい感じのこと言ってますが、合格してなかったら同じようなことは言えてないと思います笑)
受験をするうえで僕が大事だと思ったことを言います。
ひとつは生活リズムをしっかり作ることです。例えば日中に勉強をしなくて夜になってから慌てて取り戻そうとする必要はないと思います。その日はリフレッシュができたと切り替えて、いつもと同じ時間に寝て次の日から頑張ればいいと思います。
もう一つは挑戦してるだけですでにすごい!ということです。
僕は併願校には落ちてしまいましたが、このときどうしても自信はなくなります。他の人に比べていい点数を取れなかったから落ちているので、「努力が足りなかったな」とか「もっと勉強していればな」などネガティブな感情になってしまいますが、受験を終えた身からすると(こんなこと言うと他の受験者に怒られそうですが)「運もあるよ!!」と声を大にして言いたいです。もちろん合格したらそれを自信にすればいいと思いますが、不合格でも必要以上に引きづらずに自信を持ち続けてほしいです。
大雑把な内容になっていると思いますが、受験の細かい話や併願校についての話を聞きたいなど、気になることがある方は遠慮なく連絡してください!可能な限り相談に乗ります。
受験生の皆さん、頑張っているのは知っているので頑張れとは言いません。
ただただ応援しています!
名前:ピピッピピ
出身高専:魔境高専 某E科
学科順位:3年次:1位 4年次:1位
受験年:2022年(2023年度入学)
受験大学(受験科目):名古屋大学 工学部 物理工学科(合格) 受験科目 数学、物理、化学
併願大学:電気通信大学 Ⅱ類 合格/ 長岡技術科学大学 情報・経営システム工学課程 合格/ 東京大学 工学部 計数工学科 不合格/ 大阪大学 基礎工学部 情報工学科数理科学コース 合格
部活や資格:1~3年まで某文化部所属 TOEIC915点(4年9月) TOEFL58点(4年3月)
就職して社会に出るには自分にはいろいろと足りなすぎる(技術力やコミュ力)と思い、低学年の頃から進学を考えていました。名古屋大を受験した理由は、高専での専門とは違う勉強をしようと考えていた時に「物理(工学)」の名前を見つけたからです。
名古屋大の受験に役立った勉強についてのみ書きます。
数学は「徹底演習」や「過去問特訓」などをやっていました。あまり考えずにやってしまったので身についた気はしません…。
それぞれの問題集の名古屋大の問題を探してやっていました。
名古屋大は工学部と情報学部で問題が違うと思うので気を付けてください。
主に「演習力学(黄色い薄い本)」と「基礎物理学演習(青い本)」と過去問をやっていました。
電磁気学はわからない問題が出てきた都度「詳解電磁気学演習(鈍器)」で類題を探しました。
正直捨ててました。
これだけはできるようにしました。
化学の勉強を始めたのが本番1か月前だったので、有機はほぼ捨てて物理化学と理論化学の計算問題だけできるようにしました。高校生向けの参考書とか低学年のときに使った高校化学の教科書を読みました。
TOEICのスコアを提出しました。TOEFLのスコアを提出するのでも可です。
3年の夏休みからTOEICの勉強を始め、夏休み明けに学校一斉試験で初めて受験しました。その後も3回くらい受けて目標の850点を超えた時点でTOEICは終了しました。TOEFLは他の大学で英作文があったので、その練習のために受験しました。
面接を口頭試問の扱いとするようです。
数学は問1がイレギュラーな図形問題でした。ほかは傾向通りに確率とかがでました。(他の問題は忘れた…)
物理は過去問とほぼ同じ問題が出ました。
化学は炭素の性質に関する問題と、傾向通りの問題(化学の勉強法のところに書いたやつ)がでました。有機の問題はいくつかの物質の名前と結合の仕方を問う問題が出ました。
名古屋大学の他の学科では口頭試問でがっつり知識を問われることもあるみたいですが、物理工学科は「興味ある物理の分野はある?」とか「研究室はどこに入りたい?」とかそこまで厳しくない感じでした。しかし、少なくとも物理の授業で習う程度の基礎知識は必要だと思います。
受験勉強自体は3年の1月から始めたのですが、4年の12月に勉強を教え合う友達ができるまではひとりで勉強していました。ひとりでも勉強はできますが、他の人たちと教え合うことで自分の勉強にもなります。(私はほとんど教えてもらうばかりでしたが…)あと解答を共有して人の解答を見てみると自分の解答の不十分なところに気づけるのでぜひやってみてください!学校の友達に限らずTwitter上で知り合った人でもいいと思います。
私はこのページだけじゃなく自分のnoteで各学校の体験談を書いているので興味があればのぞいてみてください(宣伝)
https://note.com/suzume_kamome/n/n8cdc36d35394
科目ごとの勉強法に書いた通りです。いろいろなサイトにおすすめの参考書が載っていますが、とりあえずやってみて自分にあう参考書を見つけることが大事だと思います!4年の春休みまで合わない参考書を無理にやっていましたがほとんど覚えていません()
]]>名前:み
出身高専:電子制御工学科
学科順位:3年次:10位 4年次:19位
受験年:2020
受験大学(受験科目):名古屋大学経済学部 (科目 : 経済・経営)
併願大学:横浜国立大学経済学部 埼玉大学経済学部経済学科 滋賀大学経済学部
部活や資格:TOEICスコア : 810
TwitterID:@mtu_keizai
格差問題の研究をしたくなった。
3年次まで経済学部には全く興味がなく、とりあえず英語と数学の勉強をしていた。
3年次に21世紀の資本という本を読んで経済学に興味を持ち、少し勉強してみたところ、その面白さに気づいた。そこで担任に経済学部編入を考えてみたいと相談したところ、前向きな返答をいただいたため目指すこととした。
とりあえずと、参考書を購入してみたものの、PBLが忙しすぎてそれどころではなかった。 これほど忙しいのであればしっかりと計画を立てて望まねばなるまいと感じ、4年の間にTOEICスコアを取得し、5年次から専門の勉強をするといった計画を立てた。
10月のTOEIC公開テストで無事、目標としていた800点超えのスコアを取得する。
PBLも佳境に入ったことで多忙となり、専門の学習を進めることはできなかった。(想定内&計画通りではあったが。)
3月に入った頃から専門科目の勉強を始めた。学校はCOVID-19の影響で5月下旬まで休校となったが、これはある意味ではチャンスなのではと感じ、専門科目の学習を徹底した。ここでしっかりと学習時間を確保できたおかげでおかげでその後がかなり楽になったように思う。
研究室の先生からも、卒研を進めつつではあるが、しばらくは編入のための勉強をしっかり行うようにと言っていただけたので非常に助かった。
1次選抜(書類選考)を通過した受験生のみ、志望理由書をもとにした面接。受験生1人に対し面接官が3人で、1人ずつ質問を投げかけてくる形式だった。一度に多くの質問をされてしまい焦ったことを覚えている。
筆記試験のみ
志望理由書をもとにした面接。理系からの編入だったためか、易しい質問ばかりだったように思う。受験生1人に対し面接官が2人で、対話形式で進行した。志望理由書をしっかり読んでいただいた上での質問が多く、自分に興味を持っていただけているのだと強く感じる面接だった。
筆記試験のみ
最終的に、辞退した滋賀大を除いて全ての大学から合格をいただくことができました。もし文転を考えている方がいれば、諦めずに挑戦することを強くお勧めします。
[名前] よっしー@弱小ガノンドルフ使い
[出身高専] 米子高専 物質工学科学科
[学科順位] 3年7位 4年12位
[受験の年] 2018年
[受験大学 受験科目] 名古屋大学工学部化学生命工学科 数英物化 専門
[併願大学] 農工大工学部化学システム工学科 岡山大学工学部材プロ
[部活や資格] 合唱部(幽霊) TOEIC 705点
[その他経歴](受験時の情報)高専3年次にトビタテでバンクーバーに行ってました。
[現在の活動] プログラミング勉強してます。HTML, PHP
[SNS] twitter: @okyman106
企業の研究職で働くために大学院卒の学位が欲しかったのが主な理由です。また、触媒工学に興味があったので名古屋大学を第一志望として選択しました。また、不純な動機かもしれませんが、「旧帝卒ってかっこよくね」とも思っておりました。
受験勉強は一切せず、その代わりに英語弁論やトビタテを利用して留学を経験した。唯一、編入試験に生きたことと言えば、DUOをしっかり読み込んだことであった。3年生のころ英語の先生と仲が険悪になり、授業中はDUOを開いて熟読していた。
徹底研究をはじめたが半年間かけて2週をした。過去問を収集したがこの段階では、収集で満足していた。
勉強時間2時間/week
数学は過去問特訓を2か月ほどで2週した後、名大と農工大の過去問に取り組んだ。学年末に名大の過去問を解いてみた結果、5割ほどしか解けなかったためかなり焦っていた記憶がある。線形幾何を苦手としていたため、そこを特に重点的に勉強した。
2~5時間/week
数学は名大、農工大の過去問を二周した。線形幾何を重点的に勉強する一方、比較的得意であった微分方程式や確立など確実に点が取れるところを増やすように努めた。
物理は過去問を見て、傾向を調べたのち、サイエンス社の物理学演習ⅠⅡを周回した。力学アレルギーを発症したが、電磁気は比較的得意ということが分かった。春休みまでに各公式を理解し、導出できるよう努めた。
化学は過去問を一通りこなした程度であった。
化学は割とできる方であったため、名大の過去問を解いてみたところ7割程度は取れていた。しかし、高校化学の範囲が課題だと明らかになった。
10時間/day
数学&物理:東北大、千葉大、電通大、東工大の過去問で実践力を鍛えた。
化学:高校化学の範囲を鍛えるため、化学の新演習と高専の化学を勉強した。
英語:各大学受験1か月前にその大学の赤本を2年分解いた。
10時間/day
名大の受験1か月前になり、復習として名大の過去問や使用していた参考書の周回をした。
・偏微分の公式の導出の問題
・確率:4桁の10進数で同じ数字が並ぶ確率
・行列:トレースの基礎的な問題
・不定積分:tan(x/2)=tと置いて解く問題
・自動運転の是非に関する連邦と自治体の議論や取り組みに関する長文
・和文英訳と英文和訳、各5問づつ
・力学:台上に質点があり、大学dv/dtで運動する際の質点が台から離れるための条件。また、台の運動が単振動する場合の条件
・電磁気:2つの点電荷の及ぼす電界と電位、最大電界を求める問題
平板コンデンサの上の平板がθだけ傾いた場合の電気容量を求める問題
・ダイヤモンドに関するごく問題と結晶構造や導電性について黒鉛と比較する記述問題。
・フタル酸についての語句問題
・有機の反応式:diels alder反応、マルコフニコフ則、サリチル酸と無水酢酸の反応
面接官3人に対して行われた。以下質疑内容。
・志望動機
・名大に入った後にしたいこと
・今後の進路
A4の用紙に化学に関する様々な項目が記載されており(芳香族、高分子、量子化学など)、その中から1つ選択し、それに関する問いに答えるものであった。私は触媒を選択。
・実際の工業化で用いられる触媒反応を2つ(ハーバーボッシュと接触法)
・現在のハーバーボッシュでは鉄触媒でなく、何が使われているか(Ru触媒)
・Ru触媒を用いることにより、これまでハーバーボッシュ法で問題であったどの部分が解決されたか(高温条件)
面接自体は一切圧迫感を感じず、非常に和やかな雰囲気で行われた。
私は勉強の(本格的な)開始が5年春休みと遅かったですが志望校に合格しました。それにあたって心がけたことは「一日10時間勉強する」ということです。
つまり、勉強を習慣化させることをまず初めに意識することが大事だと実感しました。他にも、編入する仲間の存在も重要だと思います。クラスにはいませんでしたが、他学科や他高専にそういった友達がいたため、彼らを仮想のライバルとしたことも好影響をもたらしました。
近年ではstudy plus(通称スタプラ)と呼ばれるアプリも存在し、編入界隈もにぎわっております。私はマメでなかったため、記帳せずそのまま消えていきましたが、今思えば続ければよかったと思っております。以上、困ったことがあれば@okyman106まで
上二つはマスト
[名前] | おなとる |
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[出身高専 学科] | 豊田高専 電気・電子システム工学科 |
[学科順位] | GPA 3.5~4.0 |
[受験の年] | 2017年度(2018年度編入学) |
[受験大学] | 名古屋大学工学部電気電子情報工学科 |
[試験科目] | 応用数学 |
[併願] | 東北大学(合格),名古屋工業大学(不合格),豊橋技科大(合格) |
[部活や資格] | 囲碁将棋部,TOEIC475点(東北大学に提出したもの) twitter:@h912g27n |
高専に入った時から進学しようと決めていました.高専入学時に電気・電子システム工学科を志望したのも一番偏差値が高くて一番進学率・先ともによかったからという意識低めな理由です.そして、時は流れ受験校どこにするか悩みながら取り敢えず地元の豊橋技科大と名工大と名大を受けることを考えていました.
そのころは自分でも名大は難しいと思っていたので県外の大学を探していたのですが、まず工業大学の最高峰である東工大を見ようと思い、3年の時に学祭の日に見学しに行きました.そこで,高専から編入した先輩とたくさん話したり、研究室見学してすっごい施設だなと感動し一気に編入のモチベが高まりました.同じ日に東大も学祭やってたのでついでに見学してさらにモチベが上がりました.
その後真面目に大学を探し始めました.工学部なら東北大学の評判がいいと聞き,一か月後に学祭があると知って急遽高速バスを取り見学しに行きました.行ってみると、東北大の田舎っぷりと立地に感動?し、研究室見学に行った時に対応してくれた人がめっちゃいい人だったり、雪積もってたりといろいろ感動しました.その後名工大の学祭に行ったのですが、前のほうに行った学祭がつよすぎて逆に名工大へのモチベは下がってしまいました.
3年後期に僕が考えていた受験先は豊橋技科大・名工大・東北・東工大でした.しかし,東北大と東工大の受験日が重なっていることに後で気づきました.どっちを捨てるか結構悩んでいたのですが,東工大は過去問見ながら、これは記念受験になりそうだなぁと思っていたので東北大学に決めました.そのかわり名大を受けることになったのです.志望学科は高専5年間やってきてなんだかんだ好きになっていた電気科にしました.
寮生活を楽しんでいました.黒歴史大量生成期
大学学祭巡りをしていました.1月くらいに志望校確定。
Shadowverseというゲームとレポートをする日々でした.
まじでやばいと思い始め過去問を本気で収集する。10年分くらい.編入数学過去問特訓という本を購入しました.
化学が苦手すぎたので過去問を解く、わからないところをググる、の無限ループ.息抜きに前述の編入数学過去問特訓という本を解いていました.化学は嫌いだがすごくつらかったが数学は割と好きだったので楽しかったです.TOEICを受けなきゃと思い受験するも470点.やばいと思い豊田高専で推奨されている英語多読頑張ってました(その時点で累計語数300万語).
一日の勉強時間0~1時間
春休みは一人なので気持ちがすごいしんどかったんですが、学校が始まると、空きコマの時みんなが教室で勉強してる!僕も頑張らなきゃ!と思い、空きコマに友達と勉強してました.家帰ってからも平日はできるだけ1時間は勉強するように心がけてました.みんなバイトしてたけど、親にここでバイトするよりも編入試験合格することが大事でしょ?といってかたくなにバイトせずニート生活でした.4年のころはカラオケ大好きマンでしたが5年になって受験終わるまではカラオケ禁止と決め、最後まで突き通すことができました.これが東北大学に提出できる最後のTOEICと思い気合を入れて受験し、今回はめっちゃできたし600点いってるかと思ったんですが、475点で圧倒的敗北。しかたなく、そのTOEICを東北大学に提出することに決めました.こんな点数で受かるのか?と気分はダダ下がりでした.
一日の勉強時間0~3時間
名工大・豊橋技科大の編入試験。先に名工大の編入試験があり、受けた瞬間に不合格を確信したくらいできませんでした.名工大は面接のときに合否が伝えられるんですが、見事に敗北を喫しました.それに代わって豊橋技科大のテストは中学生レベル(比喩)の難易度なので旧帝大を志望する人ならよほどのことがなければ落ちることはないと思います.しかし、逆に名工大に落ちたおかげですごい勉強へのやる気アップしました。
一日の勉強時間0時間~5時間
名大と東北大学を受験。名大の試験日ががっつり学校の定期テスト日と重なっていたので、テスト勉強しながら編入勉強という苦しい日々でした.しかし、名大の専門試験でちょうど定期テストの範囲のところが出て、専門科目はかなりできました(8割以上?).しかし、案の定英語は長文英作文ともに死亡.長文読解は割と得意なのでそこで点数を稼げてると信じたいところです.化学は勉強したところと勉強していないところの出来の差が激しいですね(当たり前ですが).多分2017年度の化学の過去問見ればわかると思いますが、最後の大問のOOを書け系は化学専攻じゃないと解けないと思います.数学は確率が間違えたくらいであとは全部できた印象があります.物理はもう今では記憶にないぐらいに簡単でした.名大の受験が終わって、あとは結果待ちということと,東北大学の過去問がとても簡単だったので,急に勉強の意欲が失われて、数日に一度思い出したかのように勉強を1時間程度してました.
都北大学の試験当日はJR仙台駅と地下鉄仙台駅を間違えて試験開始時間ギリギリに試験会場に駆け込みました.これはやばいかと思われましたが、試験の難易度がへなちょこすぎて名古屋大学の編入試を経験した僕にとっては余裕でした.多分化学も含めてすべての科目が9割以上はあると思います.その当日点のおかげで,低すぎるTOEICと超電導を卒研でやってます!といったのに液体窒素の温度も答えられなかった面接でも何とか合格することができ,名大とともに二つとも合格しました.
一日の勉強時間0~2時間
まず、これだけは知っておいて欲しい。
『面接官は当日受けたテストの点数さえ把握している』
僕はこれを知らなかったので面接官の
「高専で頑張ってきたことは何ですか」
と聞かれたときに英語多読を五年間頑張りました。~~4年生の時にはベトナムに研修旅行に行き現地の学生と英語で~~~といったようなことをべらべら話した後に試験官から「それにしては英語の点数が低いですね、、、」
といわれ、思わず苦笑いをするしかありませんでした。(事実、僕は英語が得意なわけではない)まあ、でも推薦でもなければ面接なんてあんまり関係ないと思いますよ。一応、以下に僕がされた質問を残しておきますね。参考になるかどうかはあんまりわかりませんが。
ほぼどこでも聞かれたこと
以下各学校でのみ聞かれたこと
(そのあと追撃が来ました)
僕が編入試験を受けるうえでお勧めするのは、『一度は大学に見学しに行くこと』ですかねぇ。見学することのメリットはたくさんありますが、主なものはこの三つです.
解説すると、一つ目のメリットの意味は実際にその場所に行くことによって、あぁ、受験に合格したらこの学校の一員に自分もなれるんだなぁと感じることができて、よし!しっかり勉強するかという気分になり、勉強が捗ります.
二つ目の意味は実際に自分の足でその学校に向かうことで、編入試験を受験するときの予行演習になり、当日も迷うことなく行けるからです.しかし、たいていの大学はキャンパスが複数あるため、見学に行ったところが必ずしも受験地になるかどうかは分からないということは注意が必要ですね.(僕は東北大学でやらかしました)
三つ目のメリットは結構大きいです.まず、OO研究室に入りたいからOO大学に行くという人は必ず見学に行ったほうがいいと思います.実際にその研究室の人と触れ合うことで、研究室の雰囲気や教授の人となりが多少なりともわかると思います.しかも、たいていの研究室の学生はすごい歓迎してくれるのでただ雑談してるだけでも楽しかったです.そこで実際のリアルな学生生活とかを聞けるので一石二鳥です.
そんなかんじで僕から伝えたいことはぜひみんなも一回は大学に見学に行ってみてくださいってことです!行くたびに下がった勉強へのモチベーションも上がります!
推奨レベル:豊橋技科大を受ける人から旧帝大の人まですべての人におすすめです。
良書です。解説もわかりやすく説明も丁寧です。というかこの本ぐらいしか編入試験の数学を解説してる本はないので編入試験受けるなら必携の1冊だと思います.
推奨レベル:~旧帝大まで、東工大あたりを受ける人には物足りないと思います.
ほとんど化学が分からない初心者向けの一冊です.これは化学科の学生が勉強する本ではなく、化学の範囲ググっても難しくて何言ってるかよくわからないという人に使ってもらいたいです。本の説明はとても分かりやすい(高校生向け?)なので化学の苦手な人でも割と理解できると思います.しかし簡単な分、範囲は基礎的なことなので名大・北大程度の化学ならこの本をマスターすれば7,8割は取れると思います.しかし、東工大レベルになると歯が立たないのでその人はマクマリーとかで頑張ってください.
ひたすらに過去問を解いてわからなかったらググってました.
英語多読をすると長文には耐性つくかも?
真面目に授業を受けることが一番大事です.
]]>[名前] | H.M |
---|---|
[出身高専 学科] | 東京工業高等専門学校機械工学科 |
[学科順位] | 1~4年 |
[受験の年] | 2017年度(2018年度編入学) |
[受験大学] | 名古屋大学工学部機械航空工学科航空宇宙コース |
[試験科目] | 英語 数学 物理 化学 |
[併願] | 東京大学工学部航空宇宙工学科(不合格) 東北大学工学部機械知能航空工学科(合格) |
[部活や資格] | 卓球部1~5年 TOEIC635(L330 R305) |
[現在の活動] | 名古屋大学工学部機械航空工学科航空宇宙コース3年にいます 午前授業なくて5限だけある日とかがあって時間割はすごい迷惑です |
就職する気にならなかったので,推薦で就職できるメリットを捨てても進学していいと思える旧帝大のみを受験しました.航空宇宙を選んだのは何となく工学部の花形っぽいイメージがあったからです.
学校の勉強しかしてません.順位は1位ですが,GPA方式で順位が出ていたので他にも何人か1位はいました.線形代数の先生に学年全体的にできが悪いみたいなことをさんざん言われてました.
上のことがあったのでとりあえず微積と線形の復習をしました.高専で使ってる教科書では内容が薄かったので新しく「微分積分学 (数学シリーズ)(著 難波誠)」と「線形代数学(著 川久保勝夫)を買って演習問題以外一通りやって足りない知識を補いました.後から理学部が使うような本だと知ったのでここまでのはやる必要はないと思います.
徹底研究とTOEICをやりました.徹底研究は2週間で1.5章くらいのペースでやったと思います.この時期はって答えは何度も見ました.TOEICは単語はレベル別に並んでるものを使って,究極のゼミシリーズで問題を解いてました.ただ究極ゼミはあんまり役に立った気がしません.後期に公式問題集だけでやったほうがよかった気がします.6月のTOEICで515点でした.
設計製図の授業のせいで前期は徹底研究が終わらず夏休みもやりました.引き続きTOEICと,名古屋,東北大あたりをぼんやり考えていたので化学の新研究を一通りやりました.書いて覚える派だったのでかなり時間は使いました.
夏休みに化学ばかりやって徹底研究が終わったのが9月の終わりごろだったと思います.
徹底研究をやった後はとりあえず名古屋の数学を1年やってみました.解くのに知識が足りてるか確認したかったので時間は気にせず全部解けるまでやって3~4時間で解き終わった記憶があります.この3~4時間で考える力がかなりついた気がします.実際名古屋を解いた1週間後に東北の問題をやったら時間内には終わりませんでしたが普通に解けました.
徹底研究を何周もしたり,過去問特訓とかを何度もやってる体験談を見かけますが,問題集で色んなパターンの問題を覚えてから過去問をやるより,徹底研究くらいの最低限の知識だけでそこそこのレベルの過去問を自力で解いたほうが対応力がつくと思います.あと問題集は答えがあるので解けなかったときに答えを見てできる気になってしまったりもするので,やっぱり問題集やるより先に過去問を1,2年分自力で解いてから徹底研究よりレベルの高い問題集やるのがいいと思います.問題集ばっかやってパターンで解けて理解してないと知らないの出てきたときに詰みます.TOEICは500点台をうろついてるだけでした.
TOEICの勉強の仕方を変えて単語は金のフレーズのみ,問題は公式問題集のみで勉強しました.数学はいったんやめて物理の力学の勉強を始めました.演習力学(よく使われる黄色いの)をやりましたが,参考書使わず問題集いきなりやったのでよくわからなくてペースは遅かったです.あとは化学を橋爪の有機と無機をやって復習しておきました.
1月の終わりに演習力学は解析力学以外終わりました.次に電磁気学演習に移りました.期末試験とかもあったので電磁気学演習が終わったのは3月入ってすぐくらいだと思います.
電磁気が終わってからは基礎物理学演習で音と熱をやりつつ,物理の過去問を解きました.1,2年分やって問題集と問題がほとんど同じだと分かったので過去問は時間内に解き終わるかを計るのに取っておいて,問題集だけやりました.力学と電磁気の復習は問題集を変えて基礎物理学演習のほうでやりました.
化学の過去問も名古屋と東北のを2年分ずつくらいはやりました.東北は高校範囲でしたが名古屋が有機が大学範囲あったので勉強するか迷いましたがこの時期はやりませんでした.ミスした問題はチェックしておきました.
TOEICは1月に635点を取ってからは,東北は600台で受かってるようなことを聞いていたので勉強しませんでした.ネットで東北のTOEICの点数換算は565点で67点になるっぽいのを見たので,TOEICで100点差があっても10点程度の差にしかなりません.他の科目で2問くらい多く解ければ10点差くらい埋まってしまうのであんまりTOEICを気にしすぎてもしょうがないと思います.
3月の終わりに東大の数学の過去問を何となくやってみたら時間はかかりましたが解けてしまったので,ここで急遽第一志望が東大になりました.英語を全然やってなかったので文法の復習と「基礎 英作文 問題精講」で構文の勉強,DUO3.0で単語の勉強をしました.春休みは平均10時間くらいは勉強しました.
「基礎 英作文 問題精講」の2周目と東大の英語・数学・物理の過去問を解いてました.通学時間はひたすらDUO3.0をやりました.この時期は数学も英語も時間内に解き終わらなかったです.とりあえず数学を得点源にするために徹底演習と過去問特訓で数をこなして速く解けるように勉強しました.
4月とあんまりやったことは変わらないです.5月の終わりごろには東大の数学は時間内に終わるようになりました.物理は東大のをやったおかげで理解が深まった気がします.現代物理学が出ていた年があったので急いで基礎物理学演習で勉強しました.あとは自由英作文の勉強を始めました.
東大落ちて名古屋と東北受けることになった時のために化学の復習を少ししました.1週間で新研究読んだだけです.6月の頭に東大の英語はやっと時間内にできるようになりました.物理は問題集で問題を見てすぐに解き方が思いつくようにして,前にできなかった問題だけちゃんと解くようにしてました.結局東大の物理は時間内に解き終わるようになりませんでした.
2日の東大入試で落ちたの分かるレベルでできなかったので(点数開示したら6割ボーダーぎりぎりくらいで実際はあと1,2問解けたら受かってたっぽいです),名古屋の大学範囲の化学用にマクマリー有機化学概説を1週間で終わらせて,新研究で高分子の範囲を勉強しました.あとは名古屋の過去問をひたすらやって時々東北の過去問やったくらいです.7月最終週には前と同じように物理の問題を見てすぐ解き方思いつくか確認して,3日間で化学の新研究を読み切って覚え忘れがないか確認しました.過去問やった感じは数学は制限時間2時間中1時間40分くらい,英語は2時間中1時間,物理は1時間中50分くらい,化学は1時間中45分くらいで解けるようになってました.
名古屋の入試を受けて,合格発表より東北の受験日が早かったので勉強をつづけました.
2週間で解いてない過去問全部やって,名古屋の時と同じように物理と化学の確認をしました.
機械航空工学科は22か4人くらい受けて4人合格(機械システム1,電子機械1,航空宇宙2)でした.
英語・数学・物理・化学の順です
(120分)
東大用に英語やってたのですぐ終わりました.50分で終わってあとはずっと間違いないか確認してました.構成は長文・和訳・英訳です.英訳で捏造するという単語がわからなくてchangeでごまかしたくらいしか間違ったところはないと思うので9割は確実に取れてます.
(120分)
2017年度はベクトル解析,確率,微積だったか微分方程式,線形代数の構成です.回答欄間違えて焦って確率が解き方出てきませんでした.確率は最初の1問だけしかできてないです.ただ他は全部できたので8割くらいは取れると思います.大体1時間30分くらいで解き終わって検算してあとは確率解こうと頑張ってました.
(60分)
力学・電磁気のみです.力学は何出たか忘れましたが全部できました.電磁気は導線と導線三角形にしたようなのがあってかかる力とか誘導起電力とかの話だった気がします.インダクタンス求める最後の問題だけ間違えて他は全部あってるので9割ちょっとくらいの点数だと思います.
(60分)
理論が大問3問と高分子大問1問とかいう糞みたいな構成でした.8割くらいは高校範囲で少し大学範囲出てきました.氷の話がありました.高校範囲は大体できて,大学範囲でクライペロン-クラウジウス出てきたのを適当に単位合うようにやったら合ってたのは覚えてます.7割~8割くらいの点だと思います.
5分だけで,志望理由と試験のできと併願くらいしか内容は覚えてないです.試験の出来は上に書いたこと言ったら点高いねって言われたのでそれで合格確信しました.併願は東北受けるって言って落とされたりが嫌だったので東大しか受けてませんで通しました.
機械知能航空工学科は34人受けて8人合格でした.点数開示した友達が言うには成績とかも合わせて合格者は最低8割は取ってるっぽいです.
数学・物理・化学の順です
(90分)
分野は過去問と同じです.内容覚えてませんが何もミスってないと思うので満点取った気がします.1時間10分で解き終わりました.
(90分)
力学・電磁気・光です.力学はバネの問題がありました.電磁気はコンデンサ系の問題だった気がします. 電池がする仕事だったか何かがよくわかりませんでした.光はアークサインの値から全反射するのが答えになる問題があったと思います.いろいろ凡ミスして7~8割くらいの出来です.物理はぎりぎりまで考えてました.
(90分)
理論がわざわざ勉強しなくても順番にやれば誰でもできるような文字式の問題みたいな感じでした.無機は覚えてないです.有機でシストランスの沸点融点の話が出て前日友達と確認してたのでラッキーでした.高分子も出た気がします.無機で間違えて8割弱くらいの出来でした.
志望理由と併願,何の研究してるか,何の研究やりたいかなど普通のことを聞かれました.スクラムジェットエンジンやりたいですと言ったら好印象っぽかったです.併願はここでも東大しか受けてませんで通しました.
滑り止め受けないのは精神衛生上よくないのでやめたほうがいいです.捨て科目とか考えてる人は落ちるので全部満点取るつもりで勉強してください.
東北は前に7割で合格とかいうことを書いてるのを見たことがありますが,あんまり信用しないほうがいいと思います.
上でも言いましたが数学は色んなパターン知ってから過去問やるより,レベルの高い過去問やってから計算力つけるために問題集やるほうがいいと思います.あと検算の仕方は知ってると便利です.微積は逆やるくらいしかないと思いますが,線形なら固有値・固有ベクトル出したら定義式から固有ベクトルに行列掛けたらちゃんと固有値倍になるかを検算すればミスが減ります.
東大受ける人は東大の過去問やりきったら東大大学院のやってもいいと思います.問題種やっても東大レベルの問題あんまりないので.物理は問題パターンが問題集と似てるので問題集はすべて網羅しておいたほうがいいと思います.化学は名古屋で大学範囲出ますが,どの分野で大学範囲出してくるかわからないので高校範囲を確実にするほうがいいと思います. 時間は制限時間の7割くらいで解き終われると見直して直す時間が取れるのでそれくらいのスピードを目指すのがいいんじゃないかと思います.
全部1周しかしてないです
他は過去問やっただけです.
毎日英語に触れるのが大事です
できれば力学と基礎物理Ⅰ,電磁気学演習と基礎物理Ⅱは両方やったほうがいいです. どっちかにしかない問題とかあるので
[名前] | T.M |
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[出身高専 学科] | 明石工業高等専門学校 機械工学科 |
[学科順位] | 1年 4位 2年~3年 5~9位 4年 8位 5年 4位 |
[受験の年] | 2017年度(2018年度編入学) |
[受験大学] | 名古屋大学 工学部 物理工学科 量子エネルギー工学コース |
[試験科目] | 英語 数学 物理 化学 専門(面接) |
[併願] | 豊橋技術科学大学(合格) 九州大学(合格) |
[部活や資格] | 空手道部 明石高専エコランプロジェクト TOEIC600 |
4年生の時,岐阜にある核融合科学研究所にインターンシップにいって核融合に興味を持ったことがきっかけです.その核融合科学研究所は名古屋大学の研究所が基になっていたのでつながりが強く,名古屋大学に行けばコネとか手に入るかなと思って受験しました.九州大学受けたのは,そこが大きな核融合関係の実験装置を持っていたからです.豊橋は滑り止めです.
受験勉強は全くしませんでした.これは周りがしていなかったので流されたのもあると思います.遊びと課外活動に時間を使って,定期試験は一夜漬けでやり過ごしていました.
4年の12月の初めから本格的な勉強を始めました.とはいってもはじめは数学の徹底演習と英単語をちょくちょくって感じです.勉強時間は一日2時間程度でした.冬休みに本格的に始め,2月あたりに英語の勉強や化学の便覧を読み始めました.
春休みは1日3時間をコンスタントに続けてました.逆にそれ以上はよっぽど気が乗らない限りしなかったです.春休みが終わると化学の問題集(大学受験の難しいの)や物理などを始めました.また,大学の範囲の化学も勉強始めました.このころは気合が入っており一日6時間はやってました.
問題集を一通り終え,5月で燃え尽きました.1日1時間から3時間程度しかやらなくなりひたすら勉強しない自分に対して自己嫌悪に陥っていました.でも後から考えるといい気分転換になったのかなと思います.このころ気晴らしに量子力学とプラズマ力学の本をだらだら見ていました.
受験までラスト一か月になった時から土日は実際の試験時間に沿って過去問をしていました.逆にそれ以外の時は過去問をせず答え合わせだけして終わってました.そのほかの勉強も確認程度でこのころは英単語やその他専門科目などの暗記科目をしていました.
ホテルについてからはひたすら気分を落ち着かせることに集中してました.なかなか眠れなかったです.テレビとかみて気を紛らわせてからなんとか眠ったことを覚えています.
基本的に徹底研究と過去問特訓で済ましていました.1周目は普通に解いて,2周目は1周目で間違えたものだけを解き,3周目は2周目で間違えたものだけを…というように間違えた問題がなくなるまでしました.2周目以降は解く問題が劇的に減るので非常に効率がいいです.試験はおおむね過去問どおりです.
英単語はシステム英単語の3章までと4章のさわりまでやりました.あと英作文はドラゴン英作文をひたすら周回しました.あと英語版ハリポタもちょっと読みました.でも長文読解は基本的に授業で配られたもののみです.試験はほぼ過去問どおりです.
まずは高校レベルの(とはいっても十分大学の分野も入っている)分厚い便覧を読みました.ここでいろいろ面白いコラムとか化学反応の仕組みのイメージをつかめたと思います.あと,大学受験の難しい問題集の偶数だけやりました.友達から譲ってもらった大学の化学の教科書をよんで量子化学とかを勉強してました.試験では過去問を信用してはなりません.DNAの構造式をかけとか意味わからん問題ばかりありました.
サイエンス社の力学演習と電磁気学演習の問題をひたすら解いてました.物理の森という問題集は高校程度の物理を思い出すにはいいのですがやっててとてもつまらんです.じぶんは4問ぐらい解いて飽きました.試験は過去問見てもわかると思いますが時間が少ないわりにだいぶ難しい問題があります.問題の糸口をつかめなければその問は何も書けないとかもあり得ます.気を付けましょう.
数学:ある問題で詰まって,動揺しケアレスミスがつながり,散々な出来でした.
英語:面接官曰く悪くはないがよくもなかったそうです.
物理:ほぼできた思います.
化学:7割から8割でしょうか.DNA構造式はお手上げでした.
とにかく核融合の研究がしたいという熱意を見せました.インターンシップのこともわりと聞かれ課外活動も割とやっていたので説明しました.
専門の面接はいくつかの分野から核融合について知ってることを述べよという問題を選びました.そのころには若干核融合オタクになっていたので死ぬほど説明できたと思います.あと,自分が機械科であることを生かし,主流の研究からちょっと離れた周辺機器の研究をしたいですとも伝えました.
上で述べた通り試験はいまいちでしたが,ほぼ面接で乗り切ったと思います.やっぱり大学も欲しい人材というものがあると思うのでいかに自分が使えそうな人材ということを試験官に錯覚させることができれば勝ちだと思います(他学科はわかりません).
自分はやりたいことが明確に分かっていたのでその分有利になったのどと思います.また,3年とかで勉強始めるのは確実に中だれするし,覚えたことも確実に忘れるのでまったく意味ないと思います.勉強時間も10時間とかやれる人はいいですが自分の限界をちゃんと見極めて適度に時間を短くすることも大事です.今はつらいですが受験終わるとほんとに楽しいのでぜひ頑張ってください.
[名前] | N.R |
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[出身高専 学科] | 明石工業高等専門学校 機械工学科 |
[受験の年] | 2017 年度 |
[受験大学 受験科目] | 名古屋大学 工学部 機械・航空工学科 |
[併願大学] | 東北大学 工学部 |
先に受験期間にしたこと、対策、使った教科書等々を話しますが、、高専から編入した女子の大学生活を聞きたい人等はすっ飛ばしてください!
受験勉強は、4年生で剣道部を引退したあと始めよう!と思ってましたが、他に参加してたプロジェクトや学校の課題に追われてほとんど勉強しませんでした。後期の間に数学の徹底研究の第3章が終わらなかったくらい(笑)
その代わりTOEICの勉強はすき間時間に頑張りました。
本格的に始めたのは春休みで、私の周りではみんなこれくらいでした。早く始めればいいって人も多いですが、学校の勉強をしてきた自信がある人は短期決戦でやるのも悪くないかなと思います。
私が使った教科書や勉強方法を話します。他の人が書きそうなことはなるべく端折りました。名古屋、東北の工学部機械工学科は数学、英語、物理、化学だけです。私は名古屋が第1志望で、受験日が東北より早かったので完全に名古屋対策しかしてません。東北は二の次でした。
徹底研究、数学編入過去問特訓を3、4週しました。過去問特訓より徹底演習を使ってる人が多いのかな?中身は被ってるものもあるので、自分の好きなものを使えばいいと思います。
研究と特訓をしたあと、徹底演習と編入のための数学問題集の、名古屋の過去問を解きました。
数学はいかに問題慣れするかだと思うので、量を解くことをオススメします。
名古屋は長文と英訳、和訳がメインで、東北はTOEICなので、5月まではTOEICの点数も上がるように工夫して勉強しました。
TOEIC対策としてはアルクが出している究極のゼミpart5,6,7でreadingを、listeningは何使ってたか忘れましたが、1日短時間で行うTOEIC対策の本を、1回目は流しで聞いて答える、2回目は1回目の答え合わせをせずに全部聞き取れるまで問題文を聞いて答える、その後答え合わせをし、自分が聞き取った文が合っていたか、答えはどうか、知らない言い回しはあるかを丁寧に確認してました。なのでこれだけで2時間くらいかかりました。でも丁寧に時間を掛けることでreading対策にもなるので、私としてはオススメです。
名古屋の長文対策は、大学入試対策で使われている、難関大のための上級問題特訓リーディングを使ってました。あとはドラゴンイングリッシュの必修英文法を5年前期の授業中に読んでました(笑)
英語はそもそも苦手だったので、質重視でした。因みに、TOEICは最終765でした。700を100点換算するらしいので、700はあった方が安心です。
名古屋の物理は力学と電磁気に絞られてますし、内容もそこまで難しくないです。
サイエンス社の黄色い教科書シリーズを使ってました。物理の問題は問題構成が限られてくるので、これを理解できると怖いものないと思います。
化学は激むずなので、半分諦めてください(笑)もしまだ受験までに1年くらいの余裕がある人は、英語の勉強と一緒に高校範囲の基礎を固めておいた方がいいかも。
試験には大学の範囲もでますが、高校範囲が完璧にできていれば半分はとれそうな感じです。
高校生が使う参考書と過去問と、化学科の知り合いと、ネットを頼りにしました。ネットは上手く使うと効率がいいです。
化学以外の過去問は試験傾向を見るのと、試験に慣れるために使いました。あと、参考書は解説が丁寧なものを使うといいです。答えが載っているだけのものは勉強しづらいので。
また、7月の土日は実際の試験が行われる時間に勉強をし、休憩時間に休憩をすることで当日の雰囲気に負けないようにしました。それでも、当日は頭を使いすぎて後半は頭痛がすごかったです…。
あと、名古屋だけじゃなくて国立や旧帝受ける人は受験日が遅いので、周りが進路決まっていくプレッシャーがすごいことは覚悟しといた方がいいと思います。なかなか精神的にきます(笑)
機械・航空工学科の面接は重視されません。1人5分程度で志望理由、高専時代にしていたこと等ありきたりなことを聞かれます。私はここで、試験の出来具合を聞かれ、「英語7-8割、数学8-9割、物理8-9割、化学4割程度だと思います。」と答えると、自己分析ができているね、と言われました。なので実際これぐらいは取れていたんだろうと思います。面接の雰囲気は和やかです。なのでそんなに力まなくても大丈夫。
私は落ちたら就職する、という覚悟で旧帝大の2つしか受験しませんでした。滑り止めが就活ってことですね。理由は、夢に対してこれくらいの努力も出来なかったら大学にいっても頑張れないと思ったから。滑り止めを受けない学生はなかなかいないので、先生には引かれたと思います(笑)
ここで、題名にもあるように、私は就活も体験しました。ご察しのように、名古屋にも東北にも落ちたからです(笑)名古屋での手ごたえが良く、受かっている気満々だったので、東北までの間に勉強をしないとこうなりました。
この時点で8月末で、そこから私の就活が始まりました。大企業や、有名企業等は既に募集を締め切ってますが、中小企業や高専枠が多いところは9月に入っても募集を行ってました。注意してほしいのは、ここで残っている企業は待遇が良くないとかブラック企業という訳ではないことです。この時期に就活を始めてもいい企業に就職できるのが高専の強みだと思ってます。私も、1ヶ月かけて担任や、当時の研究室の先生の紹介で会社見学に行かせていただいたりして、受ける企業を決めました。知っている人は知っている、積水化学です。9月末頃に書類を記入、企業に送る寸前まで準備が整いました。しかし、あとは送るだけ!ってところで名古屋大学から繰り上げ合格の通知がきて、私の就活は幕を下ろしました。※繰り上げ合格:合格者が入学を辞退した際に追加で合格にすること
名古屋大学のように繰り上げ合格をしている学校は少ないですし、大体学校はHPに繰り上げ合格を実施しているか否かは書いていません。なので自分の受ける大学にその制度があるかどうかは人脈やネットをフル活用して調べてみてください。
あと、滑り止めを就職にするのは高専にしかできないことだと思います。私は、元々就職志望だったんですが、“航空機を作ってみたい。でも航空機の世界で女子がやっていけるのか不安。”という思いから、まず大学で自分の力を試すことにしました。女の子の場合、将来仕事を取るか家庭を取るかを決めないといけない日が来ると私は思っています。やりたい仕事もするけど家庭も大事にする、というのが私にとってのベストアンサーですが、それにはかなりの覚悟と努力がいる。それを自分はできるのか、というのを試すために旧帝を2つだけ受けました。名古屋の受験では自分の実力を出せたので、落ちた時に悔いはありませんでした。あったのは、自分に越えられない壁を乗り越えた人達への尊敬みたいなもので、多少はへこみましたが、すぐに気持ちを切り替えることができました。夢を追いかけるか悩んでいる人が、少しでもリスクを少なく挑戦できるのは高専くらいだと思います。就職に対して悪いイメージが無く、職種にこだわらないのであれば、全然ありです。
学校によってはそんな進路希望をだすと先生に何か言われるかもしれませんが、実際受験をするのも、その先を生きるのも自分なので、先生の言うことを真に受けない方がいいです。自分のことは自分で決めましょう。
最後に、機械科に編入した私の大学生活(まだ始まって3日)を少しだけ。私は今、工学部機械航空工学科航空宇宙コースにいますが、クラスに男子しかいません。正直びっくりしました。でもこれは高専のときと同じで、気が合えば話せる人達ばかりです。実験も始まるので同じ班の人と仲良くなれると思います。また、大体の大学には編入生の集まりがあるので、不安はそこでほとんど消えますし、やはり高専生とは気が合います(笑)部活動やサークルなども編入生を歓迎してくれるところも多いです。ただ、内部生が「編入」という制度を知らないことが多く説明がめんどくさい。また、入部した年が同じ人たちを同期としてみなすので、良くも悪くも1年生と同じ扱いを受けます。
…と、以上が私なりに話せる編入体験談です。まとめると、
・勉強頑張れ
・就職を滑り止めにするという発想もあり
・大学生活なかなか楽しい
・人生なんとかなる
です。
ここにすべてを話している訳じゃないので、もし聞きたいことがあればTwitterで@meca_girlに連絡してください。お話ししましょう!
]]>[名前] | T.T |
---|---|
[出身高専 学科] | 豊田工業高等専門学校 建築学科 |
[学科順位] | 1,2年生の頃はクラスの真ん中くらい 3年生頃から伸びはじめて4年生は上位にいた |
[受験の年] | 2016年度(2017年度編入学) |
[受験大学] | 名古屋大学 工学部 環境土木・建築学科 建築学コース(3年次) |
[併願] | 豊橋技術科学大学(合格) 東京工業大学(不合格) |
[その他] | 5年間通学生 部活は特になし 好きな科目は物理 嫌いな科目は化学 |
低学年のときは特に成績がいいわけでもなく、試験も直前に一夜漬けするタイプだった。課題はしっかり出していた方だと思う。3年生になってなんとなく将来について考えはじめてこの時は就職を考えていた。3年生ではそれなりに成績も上がり、上位の方にいたと思う。成績が上がったのはクラスの雰囲気が良く、わからないところを教え合ったり過去問を共有したりしてみんなで協力していたからだと思う。自分も友達にわからないところを教えることが多く、教えることで理解を深めていた。この頃から勉強するのが楽しくなり、専門分野について深く学ぶために4年の春に進学を決意する。数学だけは夏休みから少しずつ受験勉強を開始。
志望校は滑り止めで豊橋技科大、本命で名古屋大学に決定。本命よりワンランク上の大学を受験に含むとモチベーションが持続すると思い、東工大も受験することにした。志望校から必要な受験科目と科目の中でも勉強する必要のある分野を整理し、受験日までの長期計画を作成。参考書を選び、長期計画から逆算して一か月、一日当たりの勉強量を算出。さらに基本計画通りにはいかないことを考慮しある程度余裕を持たせて計画を立てた。春休みは諸事情で車の免許が免停になったこともあり、ほとんど家から出ずに朝から晩まで机に向かっていた。
5年生では受験に集中するために必修以外はとらなかった。配属先の研究室で机とパソコンが一人一台与えられたため、受験教材や受験資料、さらに調理器具や家電などの生活用品を持ちこみ、研究室を一日中過ごせるようにカスタマイズ。受験まで朝7時ぐらいから学校に行き、夜10時までゼミ室で勉強する日々を繰り返していた。スピーカーで音楽をかけたり、夜食で焼きそばやラーメンを作ったり、勉強しながらも楽しく過ごしていた。わからないところがある度に先生の部屋に訪問し一つ一つ解決していった。同じゼミの進学する友達とモチベーションを高めあいながら一心不乱に勉強していた。
最初の受験は豊橋技科大だった。6月は主に過去問の演習をしていたが、いざ受験をしてみると過去問と傾向が違いとてつもなく焦った。受験直後は手ごたえを感じられなかったため少し落ち込んだが、持ち前の切り替えの良さで引きずらずにペースを落とすことなく勉強を継続できた。夏休みは東工大のキャンパスに行くなど自分のキャンパスライフを妄想したりしてモチベーションを高めていた。
1日目は英語、数学、物理、化学。2日目は専門の面接。
筆記試験は解くのに必死だったためあまりはっきりとは覚えていない。英語は長文読解がメインだった。数学はラプラス変換とかの応用数学を除いて重積分、偏微分、微分方程式、行列は割とできていたと思う。物理は力学と電磁気の2分野から出題され、力学では極座標の運動方程式が出題されて部分点を狙って解いた。電磁気は易しめの問題だったと思う。化学を解き終わった後はもう落ちた気しかしなかった。
1人30分くらい。志望動機や卒論のテーマ、構造力学に興味をもったきっかけなどを聞かれた。残りの時間は口頭試問で、机の上に一枚のA4用紙が置いてあり、そこにある問いを答えられるものから口頭で説明していくというもの。計画系、環境系、構造系にわかれていた。計画系以外はなんとか答えられた。
横に置いてあるホワイトボードを使った。
その時自分にできることは全部やったと思う。高専在学中で一番勉強した。常に「半年も努力できないやつはこれから一生努力できない」と自分に言い聞かせていた。なにより努力できたのは周りの先生や友達、研究室など“環境”が良かったからで、その環境を創り上げてそこに身を置くことが大事だと感じた。
受験で僕が最も大事だと思うのは“モチベーションの持続”。途方もない勉強量に圧倒されそうになるし、先のことを考えすぎるとやめたくなる。
じゃあモチベーションを持続させるためにはどうしたらいいか。それは人によって異なるから正解はないが、僕の場合、一緒に高め合える、励まし合える友達がいたことだと思う。相手が努力しているのに感化されて自分も努力でき、自分の努力で相手を励ますことができる。そんな友達と受験を戦うのも一つの手だと思う。
あとは、自分の努力を可視化するためにルーズリーフではなくノートを使ったり、解けた問題にはわざわざ赤ペンで丸をつけたり、お気に入りのペンを買ったり、疲れたときは大学に出向いてそこにいる自分を妄想したり、問題が解ける度に「どんどん賢くなっちゃうな~」って唱えたり、とにかくなんでもいいから常に心を前向きにコントロールすることが大事!受験期間はナルシストになるくらいでちょうどいい。高いモチベーションを保って最後まで全力で駆け抜けてほしい。
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