編入体験談 名古屋大学 工学部 環境土木・建築学科 2016

自己紹介

 

[名前] T.T
[出身高専 学科] 豊田工業高等専門学校 建築学科
[学科順位]

1,2年生の頃はクラスの真ん中くらい

3年生頃から伸びはじめて4年生は上位にいた

[受験の年] 2016年度(2017年度編入学)
[受験大学]  名古屋大学 工学部 環境土木・建築学科 建築学コース(3年次)
[併願]

豊橋技術科学大学(合格)

東京工業大学(不合格)

[その他] 

5年間通学生

部活は特になし

好きな科目は物理

嫌いな科目は化学

 

受験内容

[1年~4年8月]

低学年のときは特に成績がいいわけでもなく、試験も直前に一夜漬けするタイプだった。課題はしっかり出していた方だと思う。3年生になってなんとなく将来について考えはじめてこの時は就職を考えていた。3年生ではそれなりに成績も上がり、上位の方にいたと思う。成績が上がったのはクラスの雰囲気が良く、わからないところを教え合ったり過去問を共有したりしてみんなで協力していたからだと思う。自分も友達にわからないところを教えることが多く、教えることで理解を深めていた。この頃から勉強するのが楽しくなり、専門分野について深く学ぶために4年の春に進学を決意する。数学だけは夏休みから少しずつ受験勉強を開始。

[春休み]

志望校は滑り止めで豊橋技科大、本命で名古屋大学に決定。本命よりワンランク上の大学を受験に含むとモチベーションが持続すると思い、東工大も受験することにした。志望校から必要な受験科目と科目の中でも勉強する必要のある分野を整理し、受験日までの長期計画を作成。参考書を選び、長期計画から逆算して一か月、一日当たりの勉強量を算出。さらに基本計画通りにはいかないことを考慮しある程度余裕を持たせて計画を立てた。春休みは諸事情で車の免許が免停になったこともあり、ほとんど家から出ずに朝から晩まで机に向かっていた。

[5年4月~]

5年生では受験に集中するために必修以外はとらなかった。配属先の研究室で机とパソコンが一人一台与えられたため、受験教材や受験資料、さらに調理器具や家電などの生活用品を持ちこみ、研究室を一日中過ごせるようにカスタマイズ。受験まで朝7時ぐらいから学校に行き、夜10時までゼミ室で勉強する日々を繰り返していた。スピーカーで音楽をかけたり、夜食で焼きそばやラーメンを作ったり、勉強しながらも楽しく過ごしていた。わからないところがある度に先生の部屋に訪問し一つ一つ解決していった。同じゼミの進学する友達とモチベーションを高めあいながら一心不乱に勉強していた。

[5年6月~]

最初の受験は豊橋技科大だった。6月は主に過去問の演習をしていたが、いざ受験をしてみると過去問と傾向が違いとてつもなく焦った。受験直後は手ごたえを感じられなかったため少し落ち込んだが、持ち前の切り替えの良さで引きずらずにペースを落とすことなく勉強を継続できた。夏休みは東工大のキャンパスに行くなど自分のキャンパスライフを妄想したりしてモチベーションを高めていた。

[試験当日]

1日目は英語、数学、物理、化学。2日目は専門の面接。

[試験内容]

筆記試験は解くのに必死だったためあまりはっきりとは覚えていない。英語は長文読解がメインだった。数学はラプラス変換とかの応用数学を除いて重積分、偏微分、微分方程式、行列は割とできていたと思う。物理は力学と電磁気の2分野から出題され、力学では極座標の運動方程式が出題されて部分点を狙って解いた。電磁気は易しめの問題だったと思う。化学を解き終わった後はもう落ちた気しかしなかった。

[面接]

1人30分くらい。志望動機や卒論のテーマ、構造力学に興味をもったきっかけなどを聞かれた。残りの時間は口頭試問で、机の上に一枚のA4用紙が置いてあり、そこにある問いを答えられるものから口頭で説明していくというもの。計画系、環境系、構造系にわかれていた。計画系以外はなんとか答えられた。

・計画系

木造住宅において耐火性能を確保するために19世紀半ばまでに成立した方法について例を一つあげ説明せよ。

木造住宅において耐震性能を確保するために19世紀半ばまでに成立した方法について例を一つあげ説明せよ。

・環境系

絶対湿度、相対湿度、露点温度について説明し、それぞれの単位を言え。

表面結露と内部結露について説明せよ。

室内において表面結露を抑えるための方法を3つ答えよ。

・構造系(横に置いてあるホワイトボードを使った)

等分布荷重の単純梁のモーメントの概形を書け。

等分布荷重を大きくしていったらどこで壊れるか、理由を併せて説明せよ。

単純ラーメンに水平力Pが働いているときのモーメントの概形を書け。

[編入試験勉強全体を通して]

その時自分にできることは全部やったと思う。高専在学中で一番勉強した。常に「半年も努力できないやつはこれから一生努力できない」と自分に言い聞かせていた。なにより努力できたのは周りの先生や友達、研究室など“環境”が良かったからで、その環境を創り上げてそこに身を置くことが大事だと感じた。

[後輩に伝えたいこと]

受験で僕が最も大事だと思うのは“モチベーションの持続”。途方もない勉強量に圧倒されそうになるし、先のことを考えすぎるとやめたくなる。じゃあモチベーションを持続させるためにはどうしたらいいか。それは人によって異なるから正解はないが、僕の場合、一緒に高め合える、励まし合える友達がいたことだと思う。相手が努力しているのに感化されて自分も努力でき、自分の努力で相手を励ますことができる。そんな友達と受験を戦うのも一つの手だと思う。あとは、自分の努力を可視化するためにルーズリーフではなくノートを使ったり、解けた問題にはわざわざ赤ペンで丸をつけたり、お気に入りのペンを買ったり、疲れたときは大学に出向いてそこにいる自分を妄想したり、問題が解ける度に「どんどん賢くなっちゃうな~」って唱えたり、とにかくなんでもいいから常に心を前向きにコントロールすることが大事!受験期間はナルシストになるくらいでちょうどいい。高いモチベーションを保って最後まで全力で駆け抜けてほしい。