編入体験談 神戸大学 理学部 数学科 2016

自己紹介

 

[名前] Y.T
[出身高専 学科]

熊本高専熊本キャンパス

人間情報システム工学科

[学科順位] 3年 10位-20位くらい 4年 3年と変わらず
[受験の年] 2016年度(2017年度編入学)
[受験大学 受験科目]

神戸大学 理学部 数学科

数学 英語

[併願大学] 東北大学 理学部 数学科
[部活や資格]

ロボコン部、数学同好会

 

受験内容

 

[動機]

2年の頃,関数型プログラミングにハマり,4年ほどまではその道で研究をすることを目指していたが,ある日突然に半ば冗談で数学を志し,今に至る.

終始,研究者を目指していたので大学に行くことだけは前々から自分の中で確定していた.

数学基礎論という分野をやるため,教授を一通り調べ,日程やら受験科目など現実的な部分も考慮しつつ上の二校を選択した.

 

[1~4年11月頃]

進学することだけは考えていたものの,特に編入対策をする訳でもなく自分の好きな勉強をしていた.進学先の大学だけは調べていた.

数学書や技術書は読んでいた.具体的には「型システム入門」や松坂和夫の「集合・位相入門」など.

[4年12月]

仲の良い友人たちで集まって編入対策の勉強会を開く.

その中での雑談から数学科を志し始めたのが丁度この頃,12月中旬ほどのこと.

[春休み]

とにかく勉強する.

具体的な時間は記憶していないが,勉強時間を記録するアプリが友人間での良い刺激になっていた.

[5年4月~受験日まで]

熊本地震の影響で授業がなくなったので,その間全て勉強に充てる.

色々バタバタしていたものの,勉強する以外にすることがない状況だったので.逆に試験対策に支障はなかった.

やはりここでも上に書いたアプリによる記録がモチベーションの持続に繋がったと思われる.

この時期のモチベーションは非常に重要.

[試験当日]

初日の試験で落ちたのではないか,と思っていたので筆記後は観光していた.

午後五時くらいに結果が張り出され,受かっていたので慌ててホテルに戻り,面接対策を始めたものの,もうどうにでもなるかという気持ちで早めに寝た.

[試験内容]

・数学

1.線形代数

2.多変数微積分

3.何かひたすら行列計算

4.微分方程式

5.集合

あまり記憶がないが,とにかく解けなかった.

今でも何故受かったのかと思っている節がある程度に.

・英語

数学に関する文章の和訳・英訳と書かれているExerciseの解答・その英訳.

なんとなくそれっぽいことを書いて出したが,数学よりは自信ありであった.

面接でも言ったが,おそらく僕は英語で受かった.

[面接]

事前に配布されていたプリントのA面, B面から選択し,セミナーを行う.

年度によっては選択肢が3つになることもある模様.

本番は事前に通知されていた通り,配布プリントが一枚置いてあるのみであって,ノート等の持ち込みは許されない.

短い範囲なので理解し,流れさえ覚えておけば,問題はないはず.

セミナーというものそのものに慣れていない人が圧倒的に多いはずなので経験者(数学教員は間違いなくこれに該当する)に教えを請うべき.

自分も教員に頼り,充分に準備をしたので,セミナーをしながら受かったと確信した.

それ以外にもいくつか質問はされるものの,特筆すべきものはない.

[後輩に伝えたいこと]

受験そのものはモチベーションと体力が大事.

一か所受かると気が抜けてボロボロになったりするので気を付けよう.

それまでの高専の順位とかは正直全く関係ないというのが印象.

ただし,関係ない以上は上の位置にいても油断できないという意味である.

運によっては余程でなければ受からないことはある.

幸いにも自分は実力がそのまま出たと思っているが.

モチベーションアップのために書いておくと大学は滅茶苦茶楽しいぞ!

[おすすめの参考書]

・数学

 大学編入試験問題 数学/徹底演習

大体これをやっておけば問題ないと評判の一冊

実際、これをやっておけば大体は問題ない.特に工学部は.

どうしても不安なら,編入数学過去問特訓なども有名.

 明解演習 微分積分/線形代数

かなり難しい.工学部編入では多分いらない.

理学部編入するのであれば入学後にも役立つことがあるので持っていて良い本.

・英語

上の問題集を一周した後に,その解答を英語で作ると良い.

数学中に出現する英語なんてものは洋書を読むか,自分で書くかしない限り身に付かない.

これを実行する時はインターネットなどを用いて数学論文においてどのような英語が使われているか,ということを慎重に調べることをオススメする.

Thus(よって)やHence(それ故に)などは文語的で日常英語の語彙とはまた一味違うことがある.

もしも時間があって洋書を読むつもりであれば,難易度やらを気にして適当な微分積分や線形代数の本を選ぶよりも,息抜きくらいの気持ちで自分の興味ある分野の本を読むべきである.

試験範囲の数学は(人によるが)退屈だろう.