編入体験談

2025年:豊橋技術科学大学 応用化学・生命工学課程

自己紹介

名前:A24
出身高専:関西圏の化学科
学科順位:3年次:25位 4年次:23位
受験年:2024年(2025年度入学です)
受験大学(受験科目):豊橋技術科学大学 応用化学・生命工学課程 
受験科目:英語、国語、数学、面接
併願大学:ありません(単願-推薦落ち一般合格)
部活や資格:部活:軽音部 資格:市民救命士
TwitterID:@can_A24

なぜ編入をしようと思ったか

3年次の進路指導で高専卒で会社に入ると工場での三交代制での勤務に配属されることが多いことを知りました。4年次のインターンで実際に1週間工場での仕事を体験をさせて頂いた上で、自分は工場での三交代制勤務よりも研究開発や品質管理といった職に就きたい!ならば大学に行こう!という理由で大学編入を決めました。

学年ごとの勉強内容

1~3年

飲食店でのバイトに明け暮れる日々でした。週4で働き続けて勉強は全くせずテストは一夜漬けで赤点をギリギリで回避するような学生でした。席次は30位前半でした。単位もいくつか落としましたが、再履修によって翌年に回収しました。もちろん編入対策の勉強などしていませんし、卒業後のことなど考えていませんでした。

4年前期

大学編入を決めた時期でした。とりあえず席次を上げようと自分なりに努力したつもりでしたが3年次までの怠慢を挽回できず、席次は20位でした。インターンや進路学習を通して進学への意欲は高まっていきましたが、この時の私は「まぁなんとかなるだろう」と編入を大分甘く見ていました。当然編入対策の勉強などしていませんでした。

4年後期

後期中間試験でとある科目で落単が確定し、結果的に勉強へのモチベーションが下がってしまいました。席次は最終的に23位まで下がってしまいました。
編入に必要ということでTOEICはとりあえず受けましたが470点しか取れず、かなり焦りました。
また、この時期に豊橋技科大の入試説明会を聞き興味を持ち始めましたが、この時期になっても具体的な編入対策の勉強はしていませんでした。今考えると流石に舐めすぎだと思います。

5年前期

5年次に上がったタイミングで受験校を豊橋技科大だけに絞りました。と言うのも、推薦入試を担任にお願いして受けさせて貰えることになり、「まぁ推薦で受かるだろ〜」と舐め腐っていたからです。(当然落ちました)落ちた時は絶望しました。

そこから一般入試まで20日間しかありませんでした。そこから約100時間程度勉強して受験当日を迎えました。この20日間は人生で一番辛い20日間だったと思います。過去問を解いて傾向を掴み、編入数学徹底研究の対象の範囲を3週して過去問も数学のみ3年分3周づつ行いました。国語は数学に比べれば得意だったので、国語は日本語検定1級対策用の四字熟語と慣用句を確認して、英語は過去問の長文を読んだのと、TOEICpart5の対策を必死に頑張りました。

7割がボーダーと言われていましたが、最終的には3教科合計で7割なら取れるだろうというレベルまでは仕上げられたと思います。

試験当日

試験内容

持参した腕時計が当日の朝、会場で止まりました。スーツに革靴で一番近いコンビニまで走りましたが結局時計は手に入らず、1人だけ時間がわからないまま試験を受けることになりました。(試験監督の先生に逐一残り時間を聞き、なんとかなりましたが…)

まず英語の試験(90分)がありました。問題形式は過去問通りでした。長文はかなり読みやすい内容で問題もかなり簡単だったので難易度は低めだったと思います。長文を解いたタイミングで残りが50分ほどありました。リスニングはかなり聞き取りにくく難しい印象を受けましたが、問題文を先に読んでおくことで対策できました。TOEICpart5のような問題は例年通りでした。全体的な手応えは8割程でした。

次に国語の試験(60分)がありました。これも問題形式は過去問通りでした。全体的にかなり簡単で、一通り解いて残り40分残っていたので2回解き直して手応えは自分的には満点でした。

昼食の後、数学の試験(60分)がありました。問題形式は過去問通りでしたが、大問1の行列問題がとても簡単になっていて大問3の確率の問題が難しく感じました。時間がわからない兼ね合いで大急ぎで解きました。大問2の重積分の問題まではスラスラ解けましたが確率の問題が本当に分からなくて飛ばして大問4を解きました。結局大問3は半分しか書けずに終了時刻になってしまいました。しかも大問1の簡単だった行列の問題も焦りすぎて対角化を間違え大問丸ごと落としたことに終了後に気づいてしまい、絶望していました。手応えは5割程でした。

面接

面接は筆記試験のあと行われました。待機室に移動してからランダムに順番が決められ、自分は1時間程待ちました。その間用意した面接で喋りたいことなどをまとめた紙などを読むことは禁止されて、携帯なども見れませんでした。

面接官の先生は3人おられました。質問内容は、

  • 豊橋技科大に来たのは初めてか
  • 卒研の内容と専門的な踏み込んだ質問
  • 入学したら入りたい研究室と理由
  • 入学して勉強したい分野や具体的な科目名
  • 以下は合否に関係ない質問として
  • TOEICの点数と英語学習への意欲はあるか
    • →点数が低いが英語への苦手意識はあるか
  • 他に受けた大学はあるのか

でした。

とても緊張しましたが全ての質問に頑張って答えました。志望動機をメインで聞かれるかと思っていたのですが、どちらかと言うと卒研への質問がかなり深掘りされて難しい質問をされてしまい、うまく答えることが出来ませんでした。
時間が押していたようで、体感時間で5分ほどで面接は終わりました。

後輩に伝えたいこと

豊橋技科大は一般的には他大学に比べれば編入しやすい大学になるんだと思います。ですが自分のように甘く考えて舐めていると、焦って大変な目に遭うと思います。未来の自分のためにも勉強は計画的にしましょう。

あと、時計は絶対に持っていきましょう!

オススメの参考書

  • 編入数学徹底研究
  • TOEICpart5の対策用の参考書(文法特急?)
  • 大学ホームページで公開されてる過去問
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