2021年:大阪大学 基礎工学部 システム科学科 機械科学コース

自己紹介

名前:もだん
出身高専:神戸高専 機械工学科
学科順位:3年次:2位 4年次:1位
受験年:2021年度
受験大学(受験科目):大阪大学基礎工学部システム科学科機械科学コース(合格)
受験科目:英語、数学、専門科目(材料力学、流体工学、機械力学、熱工学)
併願大学:神戸高専専攻科(未受験)
部活や資格:野球部、TOEIC:675点
TwitterID:kc_modan

なぜ編入をしようと思ったか

今よりレベルが高い環境で機械工学について学び、その知識で研究をしてみたいと思ったから。

特に「ここが良い!」というような理由はないです。

科目ごとの勉強方法

[数学]
【出題傾向】問1:微分積分、問2:線形代数、問3:確率(高校の範囲のみ)

基本的にこの出題範囲の問題を完璧にできることを目標に勉強します。
微分積分・線形代数に関しては、「編入数学徹底研究、編入の微分積分徹底研究、編入の線形代数徹底研究」の三冊で基礎をマスターし、あとは問題集を解きまくりました。
問題集で全問答えを見ずに解けるようになれればオッケーだと思います。
確率に関しては、高校生が使う参考書を買って、ひたすらそれをやっていました。
以上をやりつくしたあとに過去問で演習するといった流れで進めました。
過去問は最近の7年分はほとんど8割~10割を取れていました。

[物理]
特になし

[化学]
特になし

[英語]
【出題傾向】問1:英文和訳、問2:長文読解、問3:和文英訳

英単語・英熟語・英文法書で英語の基礎を習得、そして各内容ごとに参考書で学習という形でやります。

基礎工の英語は阪大の二次試験とほとんど傾向が同じ(二次試験の問題を少し削った感じ)なので、使う参考書は阪大を目指す高校生が使うようなやつと同じで問題ないです。

英語は多分試験科目の中で一番配点が低いと思うので、あんまりできなくても全然気にすることはないです。

自分も英語は得意ではないので、本番で2~3割で十分、最悪の場合0点もあり得るなと考えていました。

その分、得意な数学・専門でカバーするつもりでした。

[専門科目]
【出題傾向】基本どの教科もまんべんなく
よく出るのは、材力ははりの問題とトラス、流体は運動量の法則、機力は振動、熱工は一般関係式(偏微分)
【逆に出ない傾向にある範囲】材力:ねじり・柱、流体:管内の乱流・NS方程式、機力:なし、熱工:蒸気・冷凍サイクル・燃焼

最初に過去問を見て出題の傾向を把握。あとは基本的に参考書をひたすらします。

授業外の範囲が多いので(特にうちの高専は。)分からないところは先生に質問して解決してください。

できる限り理論を理解して、導出が載っている公式は導出ができるように理解しておきましょう。

重要な公式はノートにメモして、後で見直しやすいようにしておくと良いです。

過去問をやるのは最後の最後。早くても、入試の1か月前ぐらいからで十分です。

試験当日

[試験内容]
2021年度試験の出題内容について

【英語】
問1:英文和訳 ×2
問2:長文読解(ページ1枚分、600語ぐらい?)
   (1) 類義語を答える問題(4択) ×5
   (2)~(4) 英文和訳
   (5) 文章抜き出し(10語以内で)
   (6) 本文の内容に合わないものを選ぶ問題(5択)
問3:和文英訳 ×2

【数学】
問1:(1), (2) 二変数関数の偏微分
   (3) 微分方程式
問2:(1) 3次実対称行列Aの固有値と直行行列による対角化
   (2) 3次実対称行列の相違なる3つの固有値に対する固有ベクトルが互いに直交することの証明
問3:(1)~(3) 赤玉6個、白玉4個が入った袋に対して確率を求める問題

【専門科目】
問1(材力):(1)~(5) 地面に固定された棒の自重を考慮した縮みの問題
問2(流体):(1)~(8) 噴流を物体に当てる運動量の法則の問題
問3(機力):(1)~(8) 運動をベクトルで考える大学物理の問題
問4(熱工):(1)~(8) 断熱容器内に分けられている状態量が異なる2つの同じ理想気体を熱平衡にさせる問題

最近の入試問題は全体的に易化傾向にあり、今年度の問題も他の年と比べて簡単なものが多かったです。

数学、専門科目の問題に関しては問題文と解答を自分のブログに載せる予定なので、詳しく知りたい人はのぞいてみてください。↓
https://kcmodan12.hatenablog.com/entry/2021exams

[面接]
2021年度試験の面接で聞かれた内容は以下の通りです。
①受験番号
②志望動機
③流体のどこに興味を持ったか(②で流体に興味があると言ったから)
④流体の試験はできたか
⑤数学は得意か
⑥将来は何になりたいか
⑦高専の授業内容と入試のレベルが同じぐらいだったか
⑧高専の範囲外の勉強はどのようにしていたか(⑦で入試のレベルの方がはるかに上だと言ったから)
⑨併願校はどこか
⑩もし基礎工と併願校どちらも合格すれば、どちらに行くか

面接の概要は、自分ひとりに対して教授が5人います。
各コースごとに待合室と面接会場が別々で、機械コースでは受験番号順に面接していきました。(これはほかのコースでも同じかと思います)
面接は一人当たり5分~10分です。
圧迫感は全くありません。

自分の荷物は面接会場に持って入り、荷物置きがあるのでそこに置きます。
面接が終わったら、待合室には帰らずにそのまま退場、解放です。
ほかの受験者の面接内容がどうだったかはわからないですが、不合格者に対する面接はあまり突っ込まれずにサクッと終わってしまうようです。
面接はほとんど合否に影響が出ないので、そこまで固くならずに気楽にいけばいいと思います。

自分は面接対策はほとんど何もしませんでした。
面接練習は全くしていなかったですし、質問に対する答えも筆記試験が終わった後の夜に考えました。(一応面接のマナーは調べて覚えていきましたが)

後輩に伝えたいこと

今年の機械科学コースは、17人受けて8人合格でした。
編入試験の傾向を把握して、授業外のところは自学自習をし、分からないところは放置せずに先生に質問しに行きましょう。

ただ、基礎あっての応用なので、授業の内容や学校の定期試験など基礎を怠らないように頑張ってください。
また、モチベーションの維持も大事です。
新しいことを知るということを楽しんで好きになってください。
じゃないと力尽きます。

受験勉強で得た知識は将来、少なくとも大学では役に立ちます。
自分の将来に生きると思って、新しく知ることを好きになるように。
一度立てた目標はあきらめずに頑張ってください。

そして最後は「運」です。
解ける問題が来たら受かるし、解けない問題が来たら受からない。
結局それだけです。
もしも自分の望まない結果が出てしまったとしても、「運が悪かったんだ」と思って次に切り替えてください!

後悔は何も生みません。
反省するところは反省して、すぐ次の目標へ頑張ってください。

ここでは触れられませんでしたが、勉強の流れや参考書の詳しい紹介などを自分のブログで述べているので、よかったら見てみてください。↓
https://kcmodan12.hatenablog.com/

オススメの参考書

使用した参考書を挙げていきます。
これは特におすすめ!というやつには☆をつけておきます。

【英語】
・速読英単語(必修編、上級編)
・速読英熟語
・総合英語Forest 7th Edition
・Vintage New Edition ☆
・ビジュアル英文解釈
・大学入試英語長文ハイパートレーニング
・ドラゴンイングリッシュ ☆
・阪大の英語20ヵ年[第7版]

【数学】
・編入数学徹底研究 ☆
・編入の微分積分徹底研究
・編入の線形代数徹底研究
・編入数学過去問特訓 ☆
・大学編入のための数学問題集 ☆
・細野真宏の確率が本当によくわかる本 ☆
・ハッとめざめる確率

【専門科目】
・例題でわかる工業熱力学
・熱・統計力学演習
・演習で学ぶ「流体の力学」入門 ☆
・演習水力学 新装版
・材料力学(第3版)新装版
・演習 材料力学
・「はじめての材料力学」サポートページ(ウェブサイト) ☆
・基礎演習 機械振動学 ☆
・演習で学ぶ機械力学