2019年度入学:東北大学 工学部 電気情報物理工学科

自己紹介

名前:miel
出身高専:米子高専 電気情報工学科
学科順位:1年次:7位  2年次:1位  3年次:2位  4年次:3位
受験年:2018年度
受験大学(受験科目):
東北大学 工学部 電気情報物理工学科 数学, 物理, 化学, TOEIC
併願大学:
筑波大学 理工学群 工学システム学類 (不合格)
部活や資格:
ハンドボール部, TOEIC 630点, DD3種, 寮長, 学会等での受賞 (3件)
TwitterID:@miel_1612

なぜ編入をしようと思ったか

高専では材料測定データを自動で解析するソフトウェアの開発・改良を行っており, 編入後は解析対象を材料から医療へシフトしたいと思ったため, 医工学に強い東北大学への編入学を目指した. 医工学研究科があり多様な研究が行われている東北大学は, 編入後に新たに医工学を学びたいと考えていた私にとって最適な環境であると感じた.

学年ごとの勉強内容

[1~3年]
部活に打ち込む. 編入については全く考えていなかったが, 一応順位は一桁台を維持していた. 3年次から研究を始め, 春期休暇は1ヶ月間, 国立の研究機関で研究を行った.
[4年前期]
研究が忙しくなり部活動を辞める. この頃に就職ではなく進学にしようと決めたが, 志望大学が決まっていなかったため, 推薦も狙えるよう高専の定期試験勉強に力を入れていた. 夏期休暇は春期休暇と同じ研究機関で1ヶ月間研究を行った. TOEICは6月に受けた公開テストのスコアが535点だった.

[4年後期]
寮長を務めており, 研究活動と寮生会と学校の勉強に押し潰されていた. 研究活動では2度の学会発表を経験する. この頃, 東北大学, 筑波大学の受験を決意し, スキマ時間に少しづつ勉強していた.

[春季休暇]
研究が一区切りついたため, 3月から本格的に受験勉強を開始した. (遅い)
前半は東北大学と筑波大学の受験に必要なTOEICの勉強をし, 3月の公開で630点を取った. 予想より大幅に低い点数だったが, 他教科の勉強をしなければいけないためTOEICの勉強は終了した. また, この頃は筑波大学の情報学群情報科学類を目標にしていたため, ひたすら数学と情報の勉強をしていた.
ZENPEN関東編入説明会に参加した. この説明会を通して他高専の編入仲間をたくさん作ることができて, 良い刺激をもらった.
勉強の進度としては, 数学は「大学編入のための数学問題集」という参考書を2周した程度で, 筑波の情報は一通り勉強し終えた.

[5年前期]

[4月]
情報科学が得意であったため筑波大学の情報学群を受験するつもりでいたが, 高倍率を理由に避けていた工学システム学類をやはり受験しようと思い急遽切り替えた. よって, この時期から物理の勉強を始める.

[5月]
この頃は東北大学を最終目標, 筑波大学を直近の目標として数学, 物理の演習問題をひたすらに解き続けた. また, わからない問題や疑問点が出てきたときに直ぐに調べられるよう, 授業時間以外はずっと学校の図書館に籠もり一人で黙々と勉強した.
数学, 物理共に東北大学, 筑波大学の過去問を一通り解き終える.

[6月, 7月]
様々な大学の編入過去問 , 院試過去問を解いた.
数学は「過去問特訓」を2周した. また, 空き時間に東北大学の化学対策で「橋爪のこれだけで合格!」シリーズを眺めた. 7月中旬に筑波大学の編入試験があり, 手応えは良かったものの高倍率 (10倍) に弾かれ不合格であった.

[8月]
筑波大学に落ちて後がなくなったため, 必死に東北大学の勉強を進める. 数学, 物理の勉強は大方終わっていたため, 時間の許す限り黙々と化学を勉強した. 直前期は東北大学の過去問を繰り返し解き, 総復習した. この時期が一番辛かったが, 多くの人に助けられなんとか最後まで折れずに頑張ることができた.

試験当日

[試験内容]
とても暑かったため, 初日の筆記試験は私服で臨んだ.
数学, 物理, 化学ともに3つの大門から構成されている. 私が受験した年はどの教科も解くのに時間がかかり, とても焦った.

数学 : 難化していた. 得点源である漸化式が出題されず凹む. 6割
物理 : 力学, 電磁気, 熱が出題され, こちらも例年より難化していた印象. 数カ所凡ミスした. 7割
化学 : 理論は計算が多くて少し大変だったが, 無機, 有機は簡単だった. 9割
[面接]
面接は1人10分で, 面接官は3人. 質問内容は以下の通り.
志望理由, 卒業研究の内容, 課外活動, 入学後頑張りたいこと, 入りたい研究室, 進路について, 専門科目の中で得意分野 (この後, 得意分野の中から口頭試問が行われる. )

後輩に伝えたいこと

1 第一志望の大学を受験する前に複数の大学を受験する
併願校に合格すれば自信になるし, 不合格だったとしても自分に何が足りないのかわかるため軌道修正できる. 私自身, 東北大学の受験前に挑んだ併願校には全て落ちた. しかしながら, これらの失敗があったからこそ第一志望に合格できたと思う. 失敗を次の受験に活かそうとする意識が大切.

2 時間があるうちに視野を広げておく
高専は5年制で課外活動等に打ち込める時間がたっぷりあるため, やる気次第では各種コンテストや研究活動に低学年の頃から参加させてもらえる. これは自明であるが, 受験勉強にいくら打ち込んだところで視野が広がったり目標が明確になったりしないため, 目標が固まっていない状態で闇雲に受験勉強を始めるのはナンセンス. 目的意識が弱いまま受験勉強に励んだところで, よほど勉強が好きな人でない限り途中で挫折するであろう. また, 個人的には, 低学年の頃から少しで良いから研究に触れてみることをオススメする. 勉強が実際にどのように研究へ活かされていくのか知った上で受験勉強をするのはとても楽しいので是非試してみて欲しい.

3 長い目で目標設定する
大学編入を最終目標にするのではなく, もっと先に目標を置くべき. 自分の目指す将来像がより具体的にイメージできている人ほど勉強も最後まで頑張れるし, 一貫性のある進路選択ができると思う.

オススメの参考書

[数学]
・大学編入のための数学問題集
・編入数学過去問特訓
・編入の微分積分 徹底研究
・編入の線形代数 徹底研究
・詳解演習 線形代数 (著 : 水田)
・ベクトル・行列・行列式 徹底演習
+様々な大学の編入試験, 院試過去問

[物理]
・基礎物理学演習 (著 : 後藤)
・詳解電磁気学演習
・詳解力学演習
・物理のエッセンス
・名門の森
+様々な大学の編入試験, 院試過去問

[化学]
・橋爪のこれだけで合格!シリーズ
・福間の無機機化学の講義
・鎌田の有機機機化学の講義
・鎌田の理論機機化学の講義
・大学入試の得点源 (理論,有機,無機)
+東北大学の編入試験過去問