編入体験談

2026年:埼玉大学 機械・システムデザインコース

自己紹介

名前:しむ
出身高専:苫小牧高専機械系
学科順位:2年次:12位くらい 3年次:16位 4年次:5位
受験年:2026年度編入試験(2025)
受験大学(受験科目):埼玉大学 機械・システムデザインコース(不合格)
併願大学:九州大学芸術工学部(合格)、専攻科学力(合格)
部活や資格:バスケ部(1〜3年) 吹奏楽部(4年) TOEIC760
TwitterID:@haveyoueverP

なぜ編入をしようと思ったか

受験科目が数学のみであったことに加え、興味を持てる研究室が複数あったことが、志望理由の大きな要因です。他にも、カリキュラム内容が魅力的である点や、すべての学部が一つのキャンパスに集約されている点にも惹かれ志望しました。

科目ごとの勉強方法

数学

  • 編入数学徹底研究
  • 大学編入のための数学問題集
  • 過去問15年分

本格的な受験対策は、5年生になる前の春休みから開始しました。出題範囲や難易度については過去問を確認すれば概ね把握できるため、まず過去問に取り組み、その結果を踏まえて参考書の中で重点的に学習する部分を絞る方法が、最も効率的だと考えています(他大学も併願する場合は、一通り学習しておくべきだと思います)。

埼玉大学の数学は全体としては比較的易しい部類ですが、微分方程式については一定の難易度があるため、参考書ではC問題まで取り組み、加えて高専の教科書も解きました。その後、余裕があったのでYouTubeで「わんみん」さんの「今週の微分方程式」をちょこちょこやっていました。

物理

なし

化学

なし

英語

なし

専門科目

なし

試験当日

試験内容

6月末

数学(90分)

大問1 微積 

問1 微分
問2 重積分
問3 偏微分

大問2 行列

問1 逆行列
問2 固有値、固有値ベクトル

大問3 微分方程式

とても簡単でした。過去問を15年分やりましたがその中でも群を抜いて易しかったです。構成も例年通りだったので学校のテストと比べても短期間で対策が可能な内容でした。

得点としては295/300でした。 (微分方程式でCを任意定数と定義し忘れていたような…)
受験者数は34人で数学の順位は2位でしたが、差のつかないテストだったので数学の結果は合否に影響しなかったと思います。

面接

10分弱でした

  • 卒研について1,2分で
  • 志望理由、何を学びたいかを1,2分で
  • 入学後の進路と自己PRを1,2分で

和やかな雰囲気でした。研究のことで少し突っ込まれてしまいましたが全体的には答えられたと思います。

後輩に伝えたいこと

数学簡単だったし300満点の人が沢山いるだろうから落ちるとしたら数学でかなと思っていました。ですが、おそらく成績が響いたのかと思います。面接はそこまで重視している感じはありませんでしたが、和やかな雰囲気に呑まれアピールが足りなかったのが反省点です。今年のように数学で差がつかない場合、最終的に成績で合否が決まるのかもしれません。なので、成績に不安があり学力で挽回しようと考えている人はその点忘れないほうがいいです。

最後に、埼玉大学の数学はどんな難易度であろうと満点を取るつもりで勉強するべきだと思います。また、例年数人しか合格者を出していないことを踏まえると「受かったらラッキー」くらいの心構えで挑むのが精神的にも丁度良いと感じました。

オススメの参考書

  • 編入数学徹底研究
  • 数学/徹底演習