自己紹介
名前:序破急
出身高専:新居浜高専 生物応用化学科
学科順位:1~3年次:10位後半から20位ぐらい 4年次:21/44位
受験年:2025年
受験大学(受験科目):豊橋技科大 工学部 応用化学・生命科学課程
併願大学:なし 単願です
部活や資格:クイズ研究会 TOEIC585点
なぜ編入をしようと思ったか
研究職に就きたいと考えていたが、本科に届く求人票の多くは、現場での業務が中心であり、既存技術の保守や運用にとどまる内容がほとんどでした。そのため、現在の進路では自分のやりたい研究開発に携わることは難しいと感じたからです。
また、先生から編入を勧められたことや、周囲の友人の多くが編入を志望していたこと、さらに、将来を見据えたときに高い学歴があったほうが安心だと考えたことも、進学を決意する大きなきっかけとなりました。
学年ごとの勉強内容
1~3年
特にアルバイトなどもせず、漠然と日々を過ごしていました。勉強はそれなりに取り組んでいたつもりですが、将来については「いずれは就職するのだろう」という程度の曖昧な考えしか持っていませんでした。
今振り返ると、めちゃくちゃもったいない時間の使い方をしていたと感じています。
4年前期
この頃は、まだ就職するつもりでいました。何より勉強が難しくなったことや、3年の頃と比べてレポート課題が一気に増えたことで、将来のことを考える余裕がなくなり、目の前のことで精一杯でした。
就職を意識していたこともあり、インターンシップは2件とも企業で受けさせていただきました。
4年後期
インターンシップを経験する中で、自分が思い描いていた進路との差に、わずかながら違和感を覚えるようになりました。
また、教室の後ろに置かれていた昨年度の求人票を見ると、事業所採用や現場職の求人が大半を占めており、このままでは自分の希望する研究職には就けないのではないかと危機感を抱きました。
この頃から、本格的に大学編入を意識し始めました。大学編入について調べていく内、大学編入を経て大学院へと進学する人が多いことを知り、大学院進学を前提とした教育体制が整っている技術科学大学への進学を目指すようになりました。
5年前期
なぜか春休みに短期留学に行ってしまい、その影響で3月はほとんど勉強ができませんでした。
帰国後に成績が発表され、4年次の成績順位がかろうじてクラスの上位半分に入っていたため、推薦資格を得ることができました。
しかし、調べたところ、技科大の推薦は席次順で合格者が決まるという情報があり、推薦入試はあくまで“保険”として捉えることにしました。そのため、仮に推薦で落ちても大丈夫なように、推薦入試の書類が書けたあとは、テストそっちのけで一般入試の勉強をしていました。
一般入試の勉強については、「ZENPEN」の先輩が記載されている内容を参考にしましたので、詳細はそちらをご覧いただきたいです。
試験当日
試験内容
書類選考
豊橋技科大の調査票の内容は以下の通りです。
課外活動、特技・資格、趣味、卒研テーマ、性格の自己評価
志望した動機・時期、大学院への進学、入学後の期待、現在関心をもっていること、最近感銘を受けたこと、将来に対する抱負
このうち、「志望した動機・時期」から「将来の抱負」までの5つの項目は、特に重要だと思います。自分の場合、フォントサイズは9pt、行間は0にして、なるべく隙間なく埋めるように書きました。1つの項目あたり大体200文字が目安です。長い文章を書きたくなる気持ちはわかりますが、小さいフォントは読みづらいし、無理に詰め込むと「文章を要約できない人」だと思われる可能性があるので、だらだら長く書くのは避けたほうがいいです。
また、作成した文章は教員や友人に添削してもらうことをおすすめします。自分以外の視点を取り入れることで、文章の分かりにくい点や表現の改善点に気づきやすくなります。
書類選考だけなので、この調査票だけで評価が決まると言っても過言ではありません。焦らず時間をかけて、納得いくまで書き直して、ぜひ渾身の一枚にしてください。
面接
なし
後輩に伝えたいこと
単願は精神的にかなりきついので、もし経済的に余裕がある人は、試験科目が似ている大学をいくつか併願するのをおすすめします。そのほうが気持ちにも余裕ができます。
まだ1~3年生の人は、その時期からコツコツ勉強しておくだけで、将来的にとてつもないアドバンテージになります。将来の進路の希望があるなら、周りの誘惑に流されず、自分のペースでがんばってみてください。
ネット上では「技科大の編入は席次で決まる」と言っている人もいますが、私のようにギリギリで推薦を取れたような成績でも合格できたので、課外活動や志望理由などの“ガクチカ”もある程度考慮されているのかもしれません。
正直、選考基準の詳細はわかりませんが、少なくとも“席次が低いから編入は無理”と決めつけてあきらめてしまうのは、すごくもったいないことだと思います。
結局、最後に信じられるのは自分だけです。どうか、自分の夢に向かってあきらめずに頑張ってください。
オススメの参考書
編入の微分積分徹底研究、編入の線形代数徹底研究
高専テキストシリーズ確率統計
銀のフレーズ、金のフレーズ