自己紹介
名前:ペンギン
出身高専:n津工業高等専門学校電気電子工学科
学科順位:3年次:24位 4年次:23位
受験年:令和8年度入試
受験大学(受験科目):富山大学工学部工学科電気電子工学コース 小論文・英語(TOEIC)・面接
併願大学:豊橋技術科学大学(推薦・学力),専攻科
部活や資格:知財系,学科のモノづくり活動 TOEIC495,英検準2,3級アマチュア無線技士
なぜ編入をしようと思ったか
将来 企業でやりたいことがある。インターンシップに参加したが、高専からその企業に行くよりも、大学からの方がその業務につきやすいと思ったから
科目ごとの勉強方法
数学
1~3年次はテストで困らないように、学校で使用している問題集で対応していました。受験は、併願校:豊橋技科大を見据えて 編入数学徹底研究 を3周やりました。わからなかった部分はマセマを参考にしました。
物理
なし
化学
なし
英語
TOEIC スコア325からスタートして、4年次2月で495でした。公式問題集と、ゼロからのTOEIC L&Rテスト600点 全パート講義に取り組みました。
専門科目
豊橋技科大では、専門科目(電磁気・電気回路・電子回路)があるので ドリルと演習シリーズ 電気回路と電磁気学演習に取り組みました。電磁気のわからないところはマセマを参照しました。
試験当日
試験内容
小論文・英語(TOEIC) です。令和8年度入試から数学の試験が無くなりました。小論文は、 例年 社会的なテーマと自分のやりたいことを関連付けて700~800字で書くことが多いです。私は、事前に国語の教員に3年分の添削をお願いしました。
以下 過去の小論文
R2:オリンピックやパラリンピックでは,多くの競技で記録更新や驚異的なパフォーマンスが達成されます。それは,アスリート自身の身体能力や技術の向上のみならず,テクノロジーの進化にも支えられています。例えば、競技で直接使われる用具(ウェアや靴など)やその他の道具(トレーニング器具など),栄養・食事の管理。データ分析技術など、様々なテクノロジーの進化が、記録やバフォーマンスの向上に大きな貢献をしています。しかしながら、こうした最新テクノロジーによる。記録やパフォーマンスに与える影響が大きすぎると,問題になることがあります。スポーツにおけるテクノロジーの役割を考えて、どこまでならテクノロジーの介入が許され。介入が許される境界を越えると何が問題になるのか、あなたの考えを700字以上800字以内で述べなさい。
R3:あなたがこれまで受けた授業で行った実験あるいは実習のうち最も印象に残ったものを一つ挙げ,その内容,どのような点が印象に残ったのか,その実験あるいは実習が進路の決定に役立った点などについて,あわせて700字以上800字以内で説明しなさい。
R4:日本は今、少子高齢化に伴う人口減少、低いエネルギー自給率、環境汚染の拡大、大規模災害の危機など、多くの問題に直面している。現状のまま何もしないと、私たちには極めて厳しい未来が待ち受けている。日本が今後最も優先的に取り組むべき課題を上記から1つ選び、その課題を最優先として選択した理由、工学的視点に基づいた具体的な解決策、その解決策を実行する上での困難さについて、700字以上800字以内で記述せよ。
R5:衣食住とあなたが取り組みたい工学の分野の研究や開発によって、どのように価値を高められるか具体的に700字以上800字以内で述べよ。
R6:昨今の社会的問題の解決に寄与すると考えられている科学技術のうち、【ワクチン・遺伝子組み換え・カーボンニュートラル・再生可能エネルギー・人工知能・情報通信・自動運転・ロボット】から1つ選び、それがどのような課題の解決にどう役立つのかを具体的に論述し、その科学技術にあなたが将来どのように関わっていきたいかを700字以上800字以内で述べなさい。
R7:ウェルビーイングとは、「心も身体も社会的にも満たされた状態、実感としての幸せ、心の豊かさなどを表す言葉」とされています。ウェルビーイングの向上を図るうえで取り組むべき課題「志望するコースに関連するもの」とその解決策について、工学的な立場から700字以上800字以内で論述しなさい。
R8:現在、労働力不足や環境負荷の低減の観点からスマート農業(テクノロジーを利用した農業)が進められている。スマート農業についての課題と解決策を自分が学びたい分野と関連付けて700字以上800字未満で論述しなさい
面接
面接官と向かい合わせで座る (受験者の後ろにホワイトボード)色々な受験体験談サイトにも書かれていますが、和やかな雰囲気で面接されます。緊張がほぐれたかどうかなど気にして頂けます。
聞かれたこと:志願理由、口頭試問(後述)、なぜ海洋開発をしたいのか(私は、将来 携わりたい業界で海洋開発を挙げたから)、英語は得意不得意ではなく好きか嫌いか、英語力向上でやっていること、卒研内容で富山大でも役立つこと、得意科目、なぜ富山大の○○の研究を知ったのか?、併願校は?、なぜ その併願校なのか?、なぜ富山大なのか?
今年の受験から 受験科目の数学が無くなり、小論文・TOEIC・面接になりました。よって、例年は面接項目にありながらも実際には質問されていなかった 基礎学力に関する質問が口頭試問として数学2題と回路1題として出されました。ホワイトボードに記述します。内容:y=1-cos(x/2) -2π≤x≤2π のグラフを描け。f(x,y)=(5x^2 + 7y^2)^1/2 の偏微分を求めよ。 RC直列とLの並列 の合成インピーダンスと共振条件を求めよ。 ”
後輩に伝えたいこと
小論文は、一人では太刀打ちできないので国語科の先生を頼りましょう。 面接練習も卒研指導教員に何度かしていただきました。
朝はバスで移動しました。路面電車もあります。朝は本数も多いです。但し、全国交通系ICは使えないので、『ecomyca』or『passca』or現金で払います。小銭(運賃は240円でした)は忘れずに。。
富山大の正門から工学部まで遠いので、時間に余裕を持ちましょう(15分くらいかかります) 小論文➡昼休み➡面接 の順で試験されます。昼ご飯も買っておくと良いです。売店まで距離があります。
早めに出願しないと、受験番号が後ろになります。電気電子コースの場合➡今年は、受験者が13人で試験室が2つ、面接は一人 30分くらいかかっているので、後ろの人は3時間以上待ちます。電子機器は、試験問題漏洩防止のため、昼休みが終わると回収されて面接終了まで触れません。
令和8年度入試は、全体的に合格者が少ないように思えます。応用化学コースも受験者1名で合格者0人でした。機械コースも受験者10人で合格者1人でした。
小論文とTOEICと面接で、数学や専門科目などの試験がない入試は珍しいと思います。
オススメの参考書
編入数学徹底研究・マセマシリーズ・ドリルと演習シリーズ