編入体験談

2026年:お茶の水女子大学 理学部 情報科学科

自己紹介

名前:halca
出身高専:明石高専 電気情報工学科
学科順位:3年次:1位 4年次:1位
受験年:2025年
受験大学(受験科目):お茶の水女子大学 理学部 情報科学科
併願大学:なし(落ちれば名古屋大学、専攻科を考えていました)
部活や資格:TOEIC 810点
TwitterID:@halca_4313_

なぜ編入をしようと思ったか

高専のような環境ではなく新しい環境に行ってみたいと思ったから。また、都会に行きたかったため。

科目ごとの勉強方法

数学

徹底研究、大学編入のための数学問題集を5周ほどしました。受験範囲の全ての問題が完璧にできるようにしました。
徹底演習は受験範囲を1周、過去問特訓はベクトル空間はすべて、それ以外はA問題を1周しました。
また、ベクトル空間が特に苦手かつ過去問の登場頻度が高かったため、線形代数の徹底研究も1周しました。

徹底研究を始めてやったときは、何もわからなかったです。また、基礎があやふやになっていたため、学校の教科書を全て見直してから、編入の参考書を解いていきました。

とにかく基礎が大事なので、いろんな参考書をやるのではなく、徹底研究、大学編入のための数学問題集に力を入れたほうが良いと思います。

物理

特になし

化学

特になし

英語

TOEIC提出が必要でした。
金フレ、文法特急、公式問題集、でる1000をやりました。
個人的に、公式問題集のシャドーイングが点数を上げるのに役に立ちました。

専門科目

情報系の授業で使ったすべての教科書、資料を1周読みました。また、岩波講座のアルゴリズムとデータ構造は1周読んで、3章までノートにまとめました。
先輩にお茶大の教授が書いた本を読むのが良いと教えてもらったので、数理論理学(戸次大介)、コンピュータサイエンス入門(増永良文)、コンピュータネットワーク入門(小口正人)を2~3周読みました。

情報は試験範囲が広いので、授業の教科書や資料は一通り目を通しておいたほうが良いと思います。
また、もっと詳しく勉強したい範囲は、お茶大の2年生までの専門科目の教科書をシラバスで調べて、それを勉強するとよいと思います。

試験当日

試験内容

数学

1 双曲線正弦関数のテイラー級数と極限
2 重積分
3 行列の行列式、階数
4 ベクトル空間

情報

1 論理式の式の変形、術語論理、写像
2 バブルソート

詳しくは、大学HPにアップロードされています。
解答用紙はA3で裏表使用可能です。
75%は解けたと思います。

面接

面接と口頭試問が一緒になっています。私の時は人数が多かったためか、10分ほどでした。順番はバラバラでした(受験番号は9番でしたが、面接は3番目)。部屋には、おそらく情報科学科の教授全員がいらっしゃったと思います。雰囲気はアットホームで、あまり心配はいらないと思います。
進行役の教授の指示に従い、まず受験番号と名前を伝えます。

面接の内容

・志望動機(入りたい研究室も併せて)
・卒業研究の内容
・大学院に行くのかどうか

口頭試問の内容は以下の通りです。

・試験で解いた問題でできなかったところの解きなおし
・間違っている問題は解けてないと言われる
・逆によくできていた問題は褒めてくれます

後輩に伝えたいこと

とにかくTOEICは早く勉強しておいて損はないと思います。5年生になってからもTOEICを受けるチャンスはありますが、英語はお茶大の試験には出ないので、勉強をする時間がもったいないと思います。

また、志望理由書の作成は、こんなこと書きたいな~でよいので春休みのうちに考えておくことをお勧めします。私はギリギリに着手してしまったので、国語の先生に迷惑をかけてしまったなと思います。

受験勉強については、私は4年生の7月ごろから始めました。後期に入るといよいよ受験の雰囲気になり始めます。授業中に編入の勉強をするのも良いと思いますが、ちゃんと授業を聞くに越したことはないです。
今年の試験には双曲線正弦関数が出てきており、まったく勉強していない範囲でした。しかし、半年前に授業でちらっと出てきていたのを覚えていたので何とかなりました。試験にはまったく見たことない問題が出てくることはほとんどなく、たいていは学校で扱う範囲です。少なくとも後期の試験もちゃんと勉強したほうが良いと思います。

情報科学科の編入を受けた人の体験談が非常に少なく、情報を手に入れるのにとても苦労しました。これから編入を考えている方は、お気軽にご連絡ください!

オススメの参考書

前に示した通りです。