自己紹介
名前:こじ
出身高専:関西の高専 化学系の学科
学科順位:2桁と1桁を行き来していた
受験年:2024年
受験大学(受験科目):京都工芸繊維大学 工芸科学部 応用生物学域 応用生物学課程(TOEIC・生物学・面接)
併願大学:専攻科
部活や資格:TOEIC715点
なぜ編入をしようと思ったか
生物学の面白さに気付き、大学でもっと専門的に学びたいと思った。
科目ごとの勉強方法
数学
特になし
物理
特になし
化学
特になし
英語
募集要項にも書いてあるが、英語の点数は「TOEICのスコア÷9.9」で小数点第2位以下を切り捨てた100点満点で換算される。受かっている人はみんな700点以上のイメージ。
私は勉強を始めるのが遅く、ギリギリまでTOEICを受けるはめになったのでこれを読んでいる皆さんはなるべく早く(せめて4年の夏までに)TOEICに取り組んだ方が良い。
勉強法としては、まず単語を覚えてひたすら演習を繰り返していた。リスニングに関してはひたすらシャドーイングを行った。
専門科目
過去問はウェブサイトにて 3 年分掲示されている。傾向として毎年遺伝子の範囲が出題される。DNA・生殖・発生・遺伝は必ず押さえておいた方が良い(もちろん他の範囲も)。
私が受けた年は高専で学んだことがそのまま試験問題として出された。そのため、高校生物だけでなく高専で学んだ生物もしっかり復習しておくことをおすすめする。
勉強法として、高校生が使うような問題集を周回して高校生物を固めた後に過去問を繰り返し解くということをした。また、高専で習うような専門的な生物学も授業資料を読むなどして復習した。
試験当日
試験内容
- 大問1:遺伝子型による表現型についての問題(ヒトゲノムや三毛猫)
- 大問2:酵母のアルコール発酵について穴埋めと問題
- 大問3:生殖について穴埋めと問題(計算あり)
詳しくは京工繊のウェブサイトで確認してください。
出題範囲は例年通りだったと思う。しかし、問題を解いていて自分の生物学の覚え方の甘さを痛感した。ただ暗記するのではなく、なぜそうなるのか道筋を立てて自分の言葉で説明する力が必要である。
試験時間は90分だが、私は30分以上時間が余った。しかし半分以上答えに自信がなかった。
話がそれるが、応用生物学課程の学力試験受験者は毎年10人いるかいないかである。しかし、私が受けた年は受験者が20人もいた。また、応用生物学課程の定員は地域創生を含めて4人であり、既に推薦入試で2人が合格していた。
こんなの受かるわけないだろと思っていたが、結果として私を含めて7人が学力試験に合格した。そのため、京工繊の編入学試験には定員があるもののそこまで厳密ではなく、ボーダー制で合否を決めていると考えられる。
面接
面接は 10 分間で、面接官は 2 人だった。待ち時間の間、小説は読めるがスマホや参考書、手書きのノート等は一切見ることができない。受験番号は出願した順なので、出願は早めに済ませておくことをおすすめする。後から聞いた話では、最後の方の受験者は3時間以上も待たされたらしい。
志望動機などは一切聞かれず、ほぼ卒業研究のことしか聞かれなかった。また、生物学に関する口頭試問もなかった。他の受験者もそうだったらしいので、卒業研究については完璧に答えられるようにしておいた方が良い。また、面接をしながら「このままでは自分のことを最大限にアピールできない」と悟ったので、将来どんな研究がしたいかという質問に対して無理やり志望動機をねじ込んで説明した。
面接の雰囲気は和やかだった。
- 卒業研究について説明して
- 説明に関して深掘りした質問を5つ程された
- 将来はどんな研究がしたいか
- 今の研究テーマをどのような分野で応用することに興味があるか
- TOEICのスコアはいくつか
後輩に伝えたいこと
生物系の学科はどの大学も若干名しか募集していないため、情報がほとんどない。京工繊の応用生物学課程に関してはいくら検索しても体験記が1つもヒットしなかったため、高専の先輩や先生、同級生から入る少しの情報だけが頼りだった。
編入学試験は情報戦であるため、早くから情報を集めるに越したことはない。受けたい大学だけでなく、受験科目が同じ他大学について調べてみるのもおすすめである。
オススメの参考書
TOEIC
- 金のセンテンス
- 出る1000問
- 公式問題集
生物
- セミナー生物基礎+生物
- フォトサイエンス生物図録
- 高専の講義資料
- 過去問