編入体験談

2026年:千葉大学 工学部 総合工学科 デザインコース

自己紹介

名前:J
出身高専:函館高専 生産システム工学科 機械コース
学科順位:2年:6位 3年:6位 4年:1位
受験年:2025年
受験大学(受験科目):千葉大学 工学部 総合工学科 デザインコース
併願大学:なし
部活や資格:TOEIC 640 暗算検定9段 LSQ愛好会(災害対策へのアプローチを考える愛好会)第三回高専防災減災コンテスト:文部科学大臣賞,関電高工賞 その他学会参加や地域コンテスト入賞
Instagram: jo_abcdefghi

なぜ編入をしようと思ったか

実際にデザインコースのOBの方と話す機会があり、当時、機械系の就職に魅力を感じていなかった私にとって、自由度が高くクリエイティブを重視する点は理想に近く、大きな魅力として映った。

学年ごとの勉強内容

1~3年

1~3年はバイトと遊びを繰り返し、テスト前だけ勉強するような過ごし方をしていた。勉強も一人ではなく、友達と夜まで通話しながらしたり、図書館やスタバで一緒に取り組んだりと、誰かとやることが多かった。

3年の後期には、お世話になった先生の誘いで、友達と一緒にLSQ愛好会を立ち上げ、「神戸に行きたい」という軽い気持ちでレスキューロボットコンテストに参加した。

さらに、3年の春休み中に、函館高専卒の北大生と話す機会があったことと、北大で行われるイベントに参加したことをきっかけに、「北海道だから北大を目指そう」と考えるようになった。そのとき、「今のままじゃ厳しい」と言われたことで火がついた。当時のTOEICは195点だった。

4年前期

今までの成績はこれ以上上がらないと考え、4年生では定期試験やレポート、提出物に対して本当にこだわって取り組んだ。

レスキューロボットコンテストでは結果として予選敗退となったが、10人で作成した2台のロボットは、高専生活の中で最も濃い時間となった。

シンガポールでのインターンに参加したいと思い、TOEICの勉強も始めた結果、400点後半を取ることができた。

4年後期

学校の成績に関しては前期同様、細部までこだわって取り組んだ。
また、後期中間ごろに千葉大学のOBの方と話す機会があり、機械科出身とは異色のデザインコースに魅力を感じ、千葉大学デザインコースを目指すことを決めた。

愛好会では新たに高専防災減災コンテストに参加し、文部科学大臣賞と協賛企業賞を受賞することができた。

TOEICは4年後期に640点を取得した。本当に英語が苦手だったが、友達と互いに高め合いながら取り組むことで、モチベーションを保ちつつ学習することができた。
最終的な成績は平均点約98.2点で1位を取ることができた。しかし、2・3年生時は千葉大学の推薦基準を満たしていない6位という順位だったため、少し不安もあった。それでも、他の点に自信があったため、受験には自信をもって臨めると感じていた。

5年前期

4年の期末が終わった後、本格的に受験に向けて準備を進めた。千葉大学デザインコースは特殊で、評価対象が自己アピール文・面接・成績の3つに限られるため、まず自己アピール文の作成に取り組んだ。最終的には40回以上、さまざまな人に見てもらいながら添削を重ねて提出した。

面接対策は受験日の1カ月強前から、10人以上の先生や友達に協力してもらい練習を重ねた。また、面接時にportfolioの持ち込みが可能であることを千葉大学に確認し、portfolioの作成も進めた。ただし、正直なところportfolioの出来はあまり良くなかったと感じている。

試験当日

試験内容

千葉大学デザインコースは特殊で、評価対象が自己アピール文・面接・成績の3つに限られていた。

面接

面接練習は本気で毎日取り組み、どんな質問にもある程度答えられるよう準備していた。
面接当日は、面接官2人に最初にportfolioを渡して開始した。練習を最も重ねて自信はあったため、緊張はほとんどなかったが、最初に「3分間、話したいことを話してください」と言われ、1分ほどしか話せなかった。そこから圧迫気味の面接が続き、終始メンタルが削られるような感覚であった。

後輩に伝えたいこと

結果として、合格することができた。(函館高専の同じクラスでもう一人デザインコースに合格している。)

受験人数は11人で、そのうち10人が合格していた。例年では約4人しか合格していなかったことを考えると、コースごとの合格者数というより、千葉大学の編入試験全体で決められた枠の中での結果だったのではないかと感じている。

また、感覚としては、面接の前からほぼ合否が決まっており、面接はその覚悟や思いを確認するためのものだったのではないかと考えている。
自分は他の受験生に比べて受験校を決めるのが遅かったが、学チカになるような活動や勉強をしっかり積んでいれば、それが大きな武器になると感じた。

これまでの高専生活を振り返ると、本当に友達や周りの人に恵まれており、そうした人たちとの繋がりが今の自分を作ったと感じている。だからこそ、千葉大学デザインコースへの編入を目指す方々とも繋がり、力になれたらと思っている。
また、同じ年に受験した他の受験生の方とも繋がりたいと考えている。

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