自己紹介
名前:ふじ
出身高専:松江高専 電子制御工学科
学科順位:1~5年次までずっと6位
受験年:2025
受験大学(受験科目):神戸大学 工学部 電気電子工学科
併願大学:岡山大学、大阪大学
部活や資格:TOEIC 800点
Instagram:fujimoto.desu
なぜ編入をしようと思ったか
大学院卒で就職すると、高専卒と比べると給料や仕事の内容がガラリと変わると聞いたから。(あと都会に出たかったから)
科目ごとの勉強方法
数学
4年生のときはずっとTOEICの勉強をしていたのでしっかりやり始めたのは4年の春休みくらい。
神戸の試験の傾向から、徹底研究の行列、ベクトル空間、偏微分、重積分の範囲をひたすらやっていました。
過去問特訓も同じように範囲を絞って勉強した。C問は難易度が高くてあまり解きませんでした。
あとは色々な大学の過去問を使いました。電通大、豊橋、工芸繊維など。特に、電通大は神戸と範囲が似ているのでおすすめ。
勉強に使ったyoutubeチャンネル
- わんみん:徹底研究の例題をすべて解説しています。個人的には超分かりやすかったです。また、この人自身も編入生なので、経験をもとに勉強の方法や心構えといったものも上がっており参考になると思います。
- 高橋ユウコ:編入試験の過去問を解いて解説してくれてます。いろんな大学の問題を解いているし、ものによっては過去10年分くらいあったりするので、傾向を知ることもできます。
物理
力学の勉強として大学生の初等力学を購入。これも神戸の傾向から大学物理の範囲は出なそうだと踏み、初等力学の高校の範囲をひたすら解いてました。また、1年生の時に学校で買わされた「セミナー 物理基礎+物理」という問題集が使えることを6月くらいに発見し、そこからはそれも使うようになりました。
あとは神戸の過去問。
電磁気はエッセンスと電磁気学演習という参考書を購入。エッセンスは解説もちゃんと付いてて解きやすかったです。電磁気学演習は、問題が難しく、神戸ではこんなにレベルの高い問題は出ないと考えあまり使いませんでした。ですが、試験で境界条件が出た(エッセンスには載っていない範囲)ので、この参考書も使うべきです。例題だけでもいいので解きましょう。
過去問は神戸、豊橋、工芸繊維などを使いました。
化学
特になし
英語
まずは単語力がないとどうにもならないので、金フレで単語をひたすら覚えましょう。ここで個人的にポイントが二つ。一つは音声を聞き、英語と和訳両方を声に出しながら覚えること。もう一つは赤シートを使わないこと。これは金フレの良くないところで、和訳が黒文字、単語が赤文字になっているので、赤シートを使うと日本語を英語に直すことになってしまいます。それは難しいのでおすすめできません。英語を日本語に直す練習をしましょう。そっちの方が楽です。
リスニングの勉強はシャドーイングを行いました。youtubeなどで正しいやり方を調べてやらないと効果が薄いと思います。
パート5の対策としては文法特急を使いました。しっかり時間を測って解いてスピードを身に付けましょう。長文は時間をかければなんとなく取れるので、そこにかける時間を増やすためにパート5を早く解く練習をするとよいです。僕は出る1000は買いませんでしたがこれもおすすめです。
とにかくTOEICは単語、リスニング、パート5の勉強をすればOKです。問題集も一つはあった方がいいです。公式じゃなくてもいいと思います。
専門科目
電気回路の勉強は学校で使っている教科書を使いました。神戸は募集要項にどの範囲が出るか書いてあるので割と対策しやすいと思います。
あとはいろんな大学の過去問。神戸、豊橋、山口など。電気回路を編入で出している大学は結構あるのでしっかり調べよう。あとは解くスピードを上げる練習もしましょう。
試験当日
試験内容
数学
大問1:フィボナッチ数列が出てくる行列の問題。体感8割。
大問2:列ベクトルuとその転置行列u^tを使った問題。体感3~4割。
大問3:陰関数の微分と極値を求める問題。体感10割。
大問4:重積分が二問。体感10割。
大問1と2が難しくてかなり焦りました。最初に解いたときは大問1もはじめの2問くらいしか分からなくて絶望しましたが、3,4は割と簡単に解けて少し落ち着き、大問2は諦めて1に絞ると解けるようになりました。2は部分点狙いで分からないところも適当に書きました。
物理
力学
二つの壁がある斜面の間をボールが転がる問題。数値が与えられていて、答えも数値で出さなければならず、大変でした。僕の解き方ではルートの近似とか複雑な筆算をやることになって、答えは出しましたがさすがに違うと思います。なので、どういう考え方をしたか、なぜこの式を使うか、というようなことを書きながら解くことで、部分点を狙いに行きました。
電磁気
極板間に薄い金属の板を挿入したコンデンサ。この板が極板に対して平行でなく傾いたときどうなる?みたいな問題もありました。最後の方は違うかもしれないけどまあ解けたかな、くらい。 もう一つは境界条件の問題。まったく知らなかったので本当に適当に書きました。
物理は明らかに難化していて体感3~4割くらいです。落ちたかなと思いました。
電気回路
大問1:テブナンの定理を段階ごとに解いていく問題。体感9割。
大問2:スイッチ二つでコンデンサ、コイルがある過渡現象。体感7割くらい。
問題自体はそこまで難しくないと思います。ただ、とにかく時間が足りない。一つミスると焦りやら緊張やらでミスに気づきにくいです。
面接
面接官は4人いました。
1.志望動機
2.単位認定次第では留年しやすいけど理解してる?
3.卒業研究について
4.併願状況
5.大阪大学と神戸大学両方受かったらどっち行く?(神戸に行くと言った)
あとは深掘り。5分くらいで終わったと思います。
後輩に伝えたいこと
とにかく早く勉強を始めましょう。僕は、勉強は「質より量」だと思っています。早めに始めて、たくさんの時間を編入勉強に費やしてください。
あと、モチベーションを保つ方法を見つけましょう。ここまで勉強したら遊ぶ、何か買うなど何でもいいです。適度に息抜きしないと逆に効率が下がる気がします。また、神戸は試験が遅い方なので、7月8月は結構辛かったです。ここでも自分を奮い立たせて頑張りましょう。
オススメの参考書
数学
編入数学徹底研究
編入数学過去問特訓
力学
大学生の初等力学
セミナー 物理+物理基礎
電磁気
物理のエッセンス
電磁気学演習
電気回路
電気回路の基礎(教科書)
続 電気回路の基礎(教科書)
TOEIC
金のフレーズ
文法特急
TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
公式問題集
出る1000

