東京工科大学

2026年:東京工科大学 メディア学部 メディア学科

自己紹介

名前:かびろうし
出身高専:茨城高専 国際想像工学科 機械・制御系 制御コース
学科順位:3年次:27 4年次:25
受験年:2025
受験大学(受験科目):東京工科大学 メディア学部 メディア学科
併願大学:なし
部活や資格:ロボット部
TwitterID:@master_mould

なぜ編入をしようと思ったか

メディア系の学科があり、学ロボに出場しているからです。

科目ごとの勉強方法

数学

一カ月ほど前に過去問を獲得し、傾向や重点的に勉強する部分を確認しています。
それを元に、教科書をさらっと基礎部分だけ1周通してみて、難しかったところは基礎的な部分が分かるまで何週か周回しました。勉強時間としては一日1時間程度かけていましたが、なんだかんだ時間が無くてやれなかった日もそれなりにあります。

物理

特になし

化学

特になし

英語

暇なときに英単語のサイトを使って共通テストの範囲の英単語を学びました。とはいえ一日の勉強量としては1時間もない程度かとおもいます。

専門科目

特になし

試験当日

試験内容

英語と数学の問題を90分間で同時に回答します。
ひとまとめのテストですが、配点は数学100点、英語100点と別々です。

時間配分としては、英語は30分程度、数学の大問1を25分、大問2を5分、大問3を20分、見直し10分程度が適切かと思います。一つの試験時間のなかで数学と英語という異なる教科を解くのでいつも以上にミスしやすく、見直し10分は絶対に必要です。
『解き方が分かれば一瞬で解けるが分からないと絶対解けない』という全体的な傾向からしても、変に解けない問題で粘るよりも見直しをしっかりやったほうが点が取れるというのは本番の経験談から断言します。

英語

正解となる選択肢の番号を回答する方式です。

共通テストの範囲の単語と、高校までに習うような極めて基礎的な文法をやっておけば合格には全く問題ないかと思います。
長文読解・並び替え・虫食い問題(単語と文章両方)が出題されました。
文法が分からなくて困るというより、単語が分からなくて困る場面が多かったので、単語や言い回しの勉強を重点的にやったほうがいいでしょう。特に文章題は直接的な返しではなく間接的な言い回し(日本語で例えるなら、「Q:君はいま忙しい?」「正解=B:ランチはちゃんと食べてるよ。」みたいな)が多いので、『be動詞+過去分詞だからこの選択肢』みたいなアプローチでは解きようがありません。
純粋に、単語やイディオム等を知ってるか知らないかが重要です。
とはいえ、共通テスト程度の範囲が分かっていれば合格には十分足ります。

数学

白紙の解答用紙へ導出過程と共に回答を記述していく方式です。枠が足りなければ裏面が使用可能です。
それに加えてA3の計算用紙が一枚配布され、両面使用可能です。なお私は計算用紙はほぼ使いませんでした。

過去問と内容がほとんど同じです。少なくとも5年は中身の数字だけ変えて使いまわしているようです。とはいえ数問程度は内容が変わるので完全に同一というわけではありません。

大問1は、加法定理や基礎的な微分積分、確率、行列、複素数など複数の分野について、教科書で練習問題1の(1)で出されるような、極めて基礎的な問題が8問ほど出題されます。高専で習った一通りの範囲について、基礎的な問題はスラスラ解けるようにしておきましょう。

大問2は、2×2行列について行列の値や四則演算、逆行列、固有値と各固有値に対する固有ベクトルを求める問題が3問出ます。行列の値、逆行列、固有値・固有ベクトルは絶対に求められるようにしましょう。

大問3は、三角関数と微積を組み合わせた問題が出題されるという点は過去問も本番も変わりませんが、その内容は年によって完全にランダムで傾向などはありません。対策と言える対策は、様々なトリッキーな問題に触れることしかないかなと。
最悪大問3は一問も解けなくても受かりはしたのでそこまで恐れなくてもいいですが、入学後の生活では三角関数や微積とは長く深いお付き合いをすることになるので、いずれにせよトリッキーな問題も少しは解けるようになっておくと安心できるかもしれません。

高専で習った範囲の超基礎的な問題を絶対に落とさない力が必要です。

面接

全学部共通で面接形式は個人面談です。1:2形式(受験者一名に対して学部長+教育学環(基礎教養科目)の先生の計2名)でした。実施時間としては15分ぐらいでしょうか。人数が少ないので、実施時間はけっこう長めです。持ち込み等は一切禁止なのでカンペは頭に叩き込みましょう。

質問の流れとしては、私が受験したメディア学部の特色が強いと思うので他の学部学科でも同様かは分かりませんが、ひとつの話題をじっくり掘り下げるというより色んな話題に対して一問一答で言葉のキャッチボールをする感じでした。

ちなみに入退室時の所作などは採点対象外のようで、閑話のあと本題に入る前に「それではこれから採点を始めます」的な宣言をして頂けたので、もちろん無礼を働いてはいけませんが、礼節に対して過敏になるよりは、リラックスして本題で自分のアピールをできるように努めたほうがよいでしょう。

質問内容自体は、おおむね一般的に大学入試の面接で聞かれるテンプレートのような質問が多かったように思います。

聞かれた質問

閑話

・今日はどのように会場へ来たか?

採点対象となる本題

・なぜこの大学のこの学部を希望するのか?
・高専生活で特に頑張ったことは?
・一番印象に残っている授業の科目は?
・国際的に関心があることは?
・英語やその他外国語はどの程度できるか?
・入学後には希望学部で何を学びたいか?
・単位振替の確認。振替可能な単位数が足りなければ2年次編入でもよいか?
・通学手段はどうするか?寮を利用するのか?
・最後にアピールし足りないところがあればPRをしてください。

後輩に伝えたいこと

過去問は必ず取得しておきましょう。
公式サイトを見ても載っていませんが、学校の入試相談の電話番号に『過去問題やサンプル問題を頂けませんか?』と電話すれば3年分(受験する年度の3,4,5年前の過去問)をタダで郵送していただけます。基本的に試験の形式や出題分野の形式は変わらないので、過去問は絶対に取得して対策しましょう。

そもそも毎年定員割れしているような状況ですし、『数学全部分からなくて白紙で提出した』みたいな極端なやらかしさえなければ基本的に受かると考えてよいです。
その割に私立大学の中ではかなり高専生にとっての好条件が揃っていて、学生や先生の雰囲気もかなり高専生にとって居心地が良いと思います。
ここを最初から第一希望にしても全く問題はないでしょうし、国立に落ちちゃって私立大学でもいい人なども一考してみるのがおススメです。
寮があるので、遠方からでも通学に関しては問題ないでしょう。
もちろん、諸費用は高いのでその点で注意は必要ですが。

オススメの参考書

高専の授業で購入した教科書と過去問で十分に合格できます。
心配ならば、万が一出題傾向が変わった場合に備えて数学なら『編入数学徹底研究』をやってみる等の対策をすると安心材料になるでしょう。
英語は、各々が使いやすい本やサイト等を活用して英単語やイディオムを覚えることが肝要です。