編入体験談

2023年:筑波大学 情報学群 情報メディア創生学類

自己紹介

名前:Got
出身高専:小山工業高等専門学校電気電子創造工学科
学科順位:3年次:19位 4年次:16位
受験年:2022
受験大学(受験科目):筑波大学情報学群情報メディア創生学類
併願大学:電気通信大学Ⅱ類情報通信工学プログラム 合格 宇都宮大学工学部基盤工学科情報電子オプティクスコース情報科学分野 合格
部活や資格:ロボコン、基本情報技術者試験、TOEIC830
TwitterID:@Gotrobocon1

なぜ編入をしようと思ったか

高専入学前から、漠然と高専を卒業したら大学か専攻科に進もうと考えていました。
高専入学後も、高専の勉強では足りていない、もっと深く勉強したいと思ったため、大学編入を決めました。

学年ごとの勉強内容

1~3年

ロボコンばかりしてました。一応学校の成績もキープしようと頑張りましたが、下がる一方でした。

2年の時に受けたTOEIC-IPは460でしたが、3年生の英語の授業でTOEIC対策をいっぱいやってくれたので、3年の頃公式テストで640を取りました。

3-4の間の春休みに基本情報技術者試験を受け、合格しました。

数学・物理らへんは編入対策らしい対策はしていません。とりあえず3年生までは学校の授業をしっかり受けていれば良いと思います。

4年前期

ロボコンは引退宣言をして、真面目に勉強をしようとし始めました。が、そんなに本腰入れてやってません。

一応筑波の過去問を見始めて、夏休み頃に「大学編入のための数学問題集」を買いました。買っただけです。

このころには(主に立地により)志望大学を筑波大学にしました。筑波は科目が数学と情報とTOEICなので、かなり有利だろうと予想しました。(プログラミングは完璧(自惚れ)なので)

ときどきロボコンに巻き込まれそうになりましたが、頑張って勉強しました。

4年後期

だいたい前期と同じ感じで、問題集をやったり過去問を眺めたりしてました。
春休みに最後のTOEICを受けるわけですが、血迷って春の「交流ロボコン」に出場することになってしまいました。

ロボットは突貫で作りあげ、TOEICの直前2週間は家でTOEIC対策をして、試験を受けて、次の週には交流ロボコンに出場しました。830点でした。

TOEIC対策参考書一覧

  • 公式問題集8,7
  • 精選模試
  • 金のフレーズ
  • 金の文法
  • 文法特急
  • 読解特急

全部親が買ってくれました。ありがとうございます。

5年前期

TOEICは大体どこの大学でも満点になるので、とりあえずホッとしてました。
春休み明けから数学の対策を始めました。編入数学徹底研究もこの頃買って、過去出た分野を中心にやりました。

滑り止めに電通大と宇大を決めました。電通大は情報通信にめっぽう強いというところ、宇大は主に立地で選びました。関東圏から出たくなかったので技科大は消えました。

電通大は英語のライティングがあるので、とりあえず過去問をやってみて英語の先生に見てもらいました。3回くらいやって、かなり勝手がつかめました。リーディングは、TOEICであれだけやったし何とかなるだろと思ってました。実際何とかなりました。

数学の対策が一通りできてから物理に取り掛かりました。

物理の出題傾向は、

  • 電通大
    • 力学・電磁気・熱力学の3題。熱力学が波動になった年もある。現代物理も範囲になっていて、過去に出ている。
  • 宇大
    • 力学と、電磁気or波動の2題。

です。

4年生のときの電磁気の先生がすごくわかりやすかったので、電磁気は無対策でも行けるかな?って感じでした。力学は過去問と前の学年の教科書や問題集で復習しました。

熱力学はまだあまり習っていなかった(進行形で習っていた)ので、リードα(高校生用の問題集)とか家にあったものを使って1から対策しました。授業も熱力はしっかり聞きました(他の授業もちゃんと聞いてましたよ??)。

波動も授業ではさらっとしかやっていなかったので、教科書を読みこんでしっかりやりました。もともと音楽をやっていて、ついでに音についていろいろ勉強していたので音波は割とすぐわかりました。
現代物理は捨てました。

筑波の情報は、過去問をやった感じお茶の子さいさいだったので放置しました。日本語の読みとC言語の読み書きがすらすらできれば大丈夫だと思います。

過去問を時間測ってやり始めたのは6月入ってからだったと思います。所属した研究室が割とゆったりしていて、入試が済むまで卒研は始めませんでした。

試験当日

試験内容

試験は全部スーツ(上着は着ていない)で行きました。
面接以外は私服でも良いと思います。大学によりますが半分ぐらいの人は私服でした。

筑波の試験は数学と情報をまとめて120分間でやる形式でした。

数学はだいたい微積と線形が1題ずつ、情報はアルゴリズムの説明を読んだりC言語のプログラムを読み書きしたりという感じです。

数学より情報のほうが点を取れそうだったので、情報を先にやりました。

情報は60分で全問解けました。が、数学で微積が出ず数列が出てきました。数列はノーマークだったもので、見事に爆死しました。正直受かるとは思ってなかったです。

試験後は筑波宇宙センターに行きました。

面接

ありません。

後輩に伝えたいこと

まずは直近のTOEICに申し込みましょう。申し込みから受験まで少し間があるので、その間に対策するのも良いです。

数学や物理は、授業で扱うより前に自習するのはコスパが悪い(と私は思っている)ので、4年後期から復習を始めるのでも良いでしょう。
しかし、TOEICを含め英語の試験は授業の進度と関係ないので、先にやってしまったほうが良いです。皆言ってることですが。

それから、私は筑波の情報をほぼ対策せずに挑んでいますが、これはロボコンを含め過去の経験によりC言語の読み書きがかなりできたからです。
あまり経験のない人は、きちんと対策していかないと全く時間が足りないでしょう。

オススメの参考書

これといったおすすめはありません。何を使うかよりどう使うかだと思います。ただTOEICはいろいろな参考書が出ているので、比較して自分に足りない部分を埋めるように決めると良いと思います。