編入体験談

編入体験談 電気通信大学 Ⅲ類 電子工学プログラム 2017

自己紹介

[名前]ちび
[出身高専 学科]阿南高専 電気電子工学科
[学科順位]2年 4位(平均:88.06点) 3年 7位(平均:91.28点) 4年 7位(平均:88.7点)
[受験の年]2017年度
[受験大学 ]電気通信大学 Ⅲ類 電子工学プログラム
[併願大学]阿南高専 専攻科 電気・制御システム工学専攻
[部活や資格]野球部マネージャー,文化祭執行部
[その他経歴]留学(1ヶ月,インドネシア),海外研修(台湾)

動機

 4年生の後期に編入学をした先輩の話を聞いたり、先生と話をしたりした。その中で進学してもっと学びたい、より深い研究をしてみたいと思うようになった。電気通信大学を志望したのは高い研究力があり、自分の興味のある研究に力をいれていたため。

学年ごとの勉強内容

1~3年

特に進路について考えていなかった。勉強よりも部活を優先させていたが、授業は真面目に受け、課題も必ず期限内に提出し、テスト期間中だけはしっかり授業の復習、対策をしていた。

4年前期

まだ進路について深く考えてはいなかったが、何となく「このまま就職するだろうな。」と思っていた。勉強よりもバイトや部活、趣味に力を入れていた。

4年後期

この頃に進学しようと決めたので本当に焦っていた。どこの大学を受けるか、まだはっきり決めていなかった。まず数学から手をつけようと考え、参考書を探し、苦手分野から勉強を始めた。大学によって異なるが、TOEICの点数を提出しなければいけない大学もあったのでTOEICの勉強にも力をいれた。また、4年生の成績が重要になるので受験勉強以外にもしなければいけないことが多かった。

春休み

3月5日に京都工芸繊維大学で行われたZENPENに参加。先輩方から大学での生活や編入の勉強方法についてなど様々な話をきくことが出来た。友達もでき、おすすめの参考書や勉強方法を聞いた。春休み中に受ける大学を何校かにしぼった。しぼった大学の試験科目は数学と物理だったので春休みから物理の勉強も始めた。物理は苦手な範囲が多かったので、分からないところは先生や友達を頼った。また、過去問を使った勉強も始めた。先輩から聞いた勉強方法の1つは、様々な大学から過去問を取り寄せて各大学の問題の難しさ(レベル)ごとに分け、レベルの段階ごとに解いていくというものだった。過去問の答えはなかったので私は先生にお願いし、作ってもらった。

5年4月 

春休みが終わるぐらいに専攻科を滑り止め、電気通信大学を推薦、京都工芸繊維大学を学力で受けると決めた。春休みが終わってからは春休みと同じように参考書・過去問を使い、進学する友達と放課後に残って勉強していた。出願期間の発表や募集要項の配布が始まるので各大学のホームページをチェックしていた。

5年5月 

13日に電気通信大学の編入学試験の説明会に参加。大学や試験についての話を聞いた。電気通信大学の出願期間、専攻科の試験が下旬に重なっていた。出願の期限や推薦で受けるための校長面接など重要なことが多く、スケジューリングには気を使っていた。

5年6月 

2日に電気通信大学の面接試験、7日に合格発表。

試験当日

試験の前日に東京入りした。大学近くのホテルで宿泊した。当日は9時半から面接で9時には大学についていなければいけなかった。

試験内容

面接だけで試験はなかった。

面接

  1. 志望動機
  2. 卒業研究
  3. 部活動で学んだこと
  4. 留学
  5. 専攻科と大学の違い
  6. 高専での成績

10~15分ぐらいの面接で面接官の先生は4人。先生方はニコニコしながら話を聞いてくださったので落ち着いて面接を受けることが出来た。同じクラスの子も私と同じくⅢ類を受けたが、電磁気の基礎的な問題について聞かれたと言っていた。

参考書

数学

桜井基晴 著「編入数学徹底研究」聖文新社
(基礎の問題もあり、実際の編入学試験で出た問題もある。)

物理

永田一清 編「基礎物理学演習Ⅰ」「基礎物理学演習Ⅱ」サイエンス社
(Ⅰ巻で力学・波動・熱学、Ⅱ巻で電磁気学・現代物理学と分かれている。基礎事項の解説・例題もあり解りやすい。)

後輩に伝えたいこと

私が進学を決めたのは4年生の12月でした。本当に焦っていましたが先生や先輩、友達のおかげで無事、希望の大学に進むことが出来ました。努力するのは自分自身ですが、相談すれば力になってくれる人はたくさんいます。希望の大学に行けるように頑張ってください!応援しています!