編入体験談

2023年:東北大学 理学部 数学科

自己紹介

名前:楕円
出身高専:グンマー高専 電子系学科
学科順位:3~4年次 : 12~17位くらい/40
受験年:2022
受験大学(受験科目):東北大学理学部数学科(数学,英語)
併願大学:筑波大学理工学群数学類(🈴)、京都大学工学部電気電子工学科(🈴)、東京工業大学理学院数学系(不合格)
部活や資格:
TwitterID:fujimal_tomato

なぜ編入をしようと思ったか

受験の1年ほど前までは工学系に進もうと思っていたのですが、受験勉強を重ねる中で、だんだんと純粋数学をやりたいな~と思うようになったからです。

科目ごとの勉強方法

数学

入学したての頃から数学が好きで勉強していました。2年生までは河合や駿台で模試を受けまくっていました。そこでかなり基礎的な部分が固まったと思います。

3年生のころから徐々に編入のための勉強にシフトしていきました。ここから4年生の終わりごろまで「編入数学過去問特訓」と「大学編入のための数学問題集」を併用してぽつぽつ解いていました。

5年生に入ってから本格的に数学科の受験を意識し出すようになったので、「明解演習シリーズ」で勉強をするようになりました。このシリーズは上で出した2冊より難しく、解き進めるのにもかなりの時間がかかりました。ですがあとで思えば結構な力になったかなーと思います。もう少し早く始めていれば良かったかもしれません。数学科を受験するには必須の参考書だと思います。

物理

特になし

化学

特になし

英語

特に何もしませんでした。

専門科目

特になし

試験当日

試験内容

数学は3時間で大問5つです。かなり骨のある問題ですが、時間的には余裕を持って解けると思います。過去問は郵送で取り寄せれば見られます。

英語の試験は数学の専門書の内容のような文章の和訳と英訳です。
和訳は雰囲気で解けると思います。(論理的な文章なので、分からない単語があっても類推しやすい。)

英訳は当日はほとんど何も書けませんでした。というのも、毎年テーマが変わるので、ここでちゃんと点数を取ろうとしたら相当な量の専門用語を英語で覚えないといけません。あくまで主観ですが、余裕のある人だけでいいと思います。

面接

面接官は3人いました。名前と受験番号、テストの所感を聞かれるとすぐ口頭試問に移りました。

机の上には筆記試験の問題も置いてありましたが、自分は別の問題を渡されて、それを黒板で説明しながら解きました。具体的には「n個のベクトルが線形独立であることの定義」と「n個のベクトルが線形従属であるとき、そのうちの1つのベクトルは必ず他の(n-1)個のベクトルの線形結合で書き表せるか」というような問題だったと思います。

後輩に伝えたいこと

東北大の数学科は2年次編入です。1年遅れを取ってしまいますが、専攻が変わる不安もありましたし、2年間しかないと院試やら何やらでわちゃわちゃしてしまうかなーと思ったので、丁度いいのかなという感じです。

オススメの参考書

  • 明解演習 微分積分
  • 明解演習 線形代数