編入体験談

2023年:九州大学 芸術工学部 音響設計コース

自己紹介

名前:チョンキンハンミンチェラワシエ
出身高専:熊本高専 制御情報システム工学科
学科順位:3年時:47位(最下位)、4年次:34位
受験年:2022
受験大学(受験科目):九州大学 芸術工学部 音響設計コース
併願大学:豊橋技科大 情報・知能工学課程 GAC(合格)
部活や資格:軽音部
TwitterID:@orrepic_

なぜ編入をしようと思ったか

アートをしたかった。働きたくなかった。

学年ごとの勉強内容

1~3年

全く勉強していませんでした。追認は当たり前。3年次には新型コロナ流行による遠隔授業が絶望的に合わず、精神を病んだことも相まってクラス最下位。特に工学に興味があると言うわけではなかったため、進路に悩みまくった結果、自分のやりたいことと一致していて、高専から進学できる九州大学 芸術工学部を第一志望に定めました。

3年次の末に受けたTOEICは295点。

4年前期

特に何もしていませんでした。7月に受験したTOEICは370点。
夏休みはやる気が出なかったので、受験する大学の情報を集めていました。

4年後期

10月に受けたTOEICは430点。流石にまずいと思い、数学はそっちのけでTOEICの勉強に集中しました。その結果、12月に560点、1月に680点、3月に870点と順調にスコアが伸びていきました。

TOEICの勉強に使った本は、主に

  • 金のセンテンス
  • 新形式 でる1000問
  • 公式問題集

です。あとは、リスニングが伸び悩んでいるなと感じたならリスニング対策の本を、長文なら長文対策の本を、という風にその都度対策しました。加えて、クイズレットを活用して学習したり、金のセンテンスを活用してシャドーイングしたり、自分でより良い方法を探りながら勉強しました。

また、12月に高専の先生にお願いして九大の先生に連絡してもらい、研究室訪問を行いました。この訪問で九大の先生と沢山お話しさせていただいて、自分の進路についてより具体的にイメージすることができました。

5年前期

九大の受験日が10月になったため、あまり数学のやる気が出ませんでした。そのため、7月が始まるまでは、併願校の対策をしていました。7月になってからぼちぼち『大学編入のための数学問題集(大日本図書)』を進めていきました。

夏休み

大して数学を勉強していなかったため、流石にまずいと思い、夏休みは集中して勉強しました。『編入数学徹底研究(金子書房)』『数学/徹底演習(森北出版)』に取り組んだ後に、今までやった3冊の苦手なところをもう一度やったりしていました。試験直前は、実際の試験時間に合わせて過去問を解き、その解答を数学の先生に添削してもらいました。

3冊の参考書を紹介しましたが、これから受験する皆さんがこの3冊を使う順番としては、
①編入数学徹底研究(金子書房)
②数学/徹底演習(森北出版)
③大学編入のための数学問題集(大日本図書)
が良いと思います。①で基本を抑え、②で公式を参照しながら演習問題を解き、③でより多くの演習問題をこなすことで、効果的に勉強することができると思います。参考にしてみてください。

また、9月には2回目の研究室訪問と、未来構想デザインコースの研究室でのインターンに参加しました。これによって、芸術工学部の良さ・音響コースの良さを理解することができました。また、自分が大学で取り組みたい研究についても深く考えられるようになりました。

研究室訪問は、絶対にしたほうが良いと思います。今はオンラインでも先生と面談することができますので、受験前に必ず志望先の研究室の先生とお話しして志望動機を固めておけば、受験をかなり有利に進められると思います。

試験当日

試験内容

音響コースの受験者は10人程いました。

数学

全コース共通の問題で、時間は90分でした。

  1. 行列の問題
  2. 線形変換の問題
  3. 積分+部分分数分解の問題
  4. 重積分の問題

各大問につき小問3つ、全12問

内容的には、他の旧帝大群工学部の入試問題よりも易しいですが、時間が90分と短く結構焦ります。私の場合は、全大問の最後の小問を残して残り30分程度余り、そこから残っている問題を解きました。③④の最後は誘導の意味を理解していれば素直に解けるのですが、焦っていて自分の解き方で進めてしまい、結果解き切れませんでした。手応えは良くて7割程度です。

①③④は似た範囲の問題が例年出るので、過去問を基に対策しやすいですが、②は、線形代数の問題ではあるものの、毎年違った範囲の問題が出ます(R1:ベクトルと直線 R2:行列と余因子展開 R3:線型写像 R4:基底に関する線形変換)。しかし、1年毎に教科書の前の方から順番に進んでいるような感じがしたので、基底に関する線形変換が出るんじゃないかな?と予想していたら当たりました(解けたとは言っていない)。来年度は違っても責任は取れませんが、一応参考にしてみてください。全コース内容は共通なので、過去問は貰いやすいかと思います。なお、過去問に関してはR1以降のものを参考にして下さい。R1年度から難化しています。

私の反省点を並べておきます。

  • 試験慣れしていなかった
  • 誘導の意図を汲み取れなかった
  • 見直しする時間を確保できなかった

TOEIC

870点のスコアを提出しました。

面接

面接官6人+司会(コース長)という構成でした。
雰囲気は、優しくはありませんでしたが圧迫ではなかったです。
時間は10分間でした。大きなモニターにタイマーが表示されていて、残り時間がわかるようになっていました。

質問の内容

  • 3分間で志望動機を
  • 数学物理の成績が良くないが、意欲はあるのか
  • 志望動機に関する深掘り1
  • 志望動機に関する深掘り2
  • あなたのしたいことに、どのようなカリキュラムが役立ちそうか

基本的に、志望動機の掘り下げです。私の場合は、成績が最悪なのでそこをつっこまれました。志望動機に関しては、納得していただけたようでしたが、後半の掘り下げに関しては、緊張して話している途中に自分が今何を聞かれているのか忘れてしまって、話が上手くまとまらなくなった上に自己アピールにも繋げられなかったため、その点に関しては失敗したなと思います。逆に良かった事としては、事前に研究室訪問・インターンシップをしていた、また志望先の研究室の先生が執筆された文章をいくつか読んでいたため、志望動機にはかなり説得力があり、話すネタにも特に困りませんでした。

後輩に伝えたいこと

やりたいことをやるための進路選びをすることが最も大切だと思います。私は、まずアートをしたかったのでこの大学を選びました。また、絶対に会社に就職して働きたくないので、大学院に行こうと思っていて、そのことを親に納得してもらうためにはそれ相応のレベルの大学・大学院へ入る必要がありました。他にもしたいことがたくさんあって、それらを達成するために、九州大学 芸術工学部はベストな選択でした。このように、やりたいこと(絶対にやりたくないこと)があったために、集中すべき時には集中して勉強できて、結果的に合格へと繋がりました。皆さんも、やりたいことをやるための進路選びをしてください。自分のやりたいことがわからない人は、頑張って探してください(適当)。後悔する進路選びだけは、絶対にしないでください。あとは気合いです。程々に頑張ってください。

オススメの参考書

数学

  • 編入数学徹底研究(金子書房)
  • 数学/徹底演習(森北出版)
  • 大学編入のための数学問題集(大日本図書)

TOEIC

  • 金のセンテンス
  • 新形式 でる1000問
  • 公式問題集