自己紹介
名前:しょう
出身高専:木更津高専 環境都市工学科
学科順位:3年次:32位 4年次:25位
受験年:2023年
受験大学(受験科目):[受験大学]長岡技術科学大学 環境社会基盤工学分野
[受験科目]国語・英語・数学・専門
併願大学:鹿児島大学・木更津高専専攻科
部活や資格:TOEIC(L&R)385・英検準2級・技術英検3級
なぜ編入をしようと思ったか
高専からの編入生を多く受け入れており,他の大学より馴染みやすいと考えた.また,長岡技科大出身の先生が多いので情報も集めやすく,大学進学後に何をしたいのか,何ができるのか考えやすかった.
学年ごとの勉強内容
1~3年
漠然と進学を希望しているだけで,これといった勉強をしていませんでした.
1~3年次は成績が悪く,特に2年次では5単位落とし席次は34位でした.
コロナの影響で3年次は遠隔授業となり,2年次に落とした再履修に追われていました.すべての単位を取得したものの赤点ギリギリの科目が多く,とても編入を目指すような状況ではありませんでした.
4年前期
志望校(鹿児島大学,専攻科,長岡技科大)の受験科目に,構造力学・水理学・土質力学の3科目が全て含まれていたので,特にその3科目の定期試験で高い点を取るための勉強を行っていました.構造力学と水理学に関しては8割程度得点できるようになりましたが,土質力学が赤点になりました.そのため夏休みは土質力学の復習に充てました.
4年後期
前期に引き続き定期試験で高い点を取るための勉強を行っていました.期末試験では構造力学・水理学・土質力学のすべての科目で8割程度得点でき,基礎はある程度できる状態になりました.春休みは特に何も勉強せずに,旅行とバイトに力を入れていました.今考えると,そんなことはしない方がよいと思います.
5年前期
4月
志望校の過去問題は3月中に用意しました.まずは過去問がどの程度解けるか過去数年分をすべて解きました.自分がどのような問題が解けないかを受験科目すべて分析することに力を入れました.
5月
鹿児島大学の試験が第3週の週末に迫っていたので,鹿児島大学の入試問題に似た問題を専攻科の入試問題から抜粋して解いていました.試験が終わってすぐに専攻科と長岡技科大で出題される数学の勉強を始めました.学校で使用しているワーク(新微分積分Ⅰ,Ⅱ,線形代数問題集)のCHECKをなるべく急いで1周し,自分のできない分野を明確にしました.
6月
数学において苦手な分野の問題を解けるように勉強しました.難しい問題に挑戦している余裕は無いため,ワークのCHECKだけでも完璧にする努力をしました.専攻科の試験を終え,長岡技科大の入試までの1週間は,大学編入試験問題数学/徹底演習を解いていました.試験範囲をすべて解く時間は無いので,例年出やすい分野の問題のみ解きました.
試験当日
試験内容
国語
例年通りの出題傾向
長文読解2題,設問として漢字・品詞・漢文など.
英語
例年通りの出題傾向
長文読解4題,語句の並び替え・英文を適切な場所へ入れる問題・資料を見て答える問題・応用問題
数学・応用数学
昨年度から傾向が変わっている印象
大問4題,偏微分(極値)・行列(線形変換と連立方程式)・確率(数字と色のカードの組み合わせ)・重積分(極座標変換)
専門
6科目のうち3科目選んで解答
全体的に傾向が変わった印象
水理学
運動方程式,摩擦損失を考慮する管路流,フルード数に関する○×,レイノルズ数に関する穴埋め
土質力学
地盤の透水性,圧密と三軸圧縮試験,ランキン土とクーロン土圧
構造工学
静定構造の支点反力,トラスの部材力,静定構造のたわみ角とたわみ
面接
面接官:受験生=3:1
5分間時間を測って行われる.ため,簡単な質問が多い.
志望調書に沿った内容を聞かれるので,対策はしやすいと思う.
後輩に伝えたいこと
長岡技科大は分野・課程によって倍率に差があります.
環境社会基盤工学分野の今年の最終的な倍率は約1.2倍でした.
しかし年によって倍率に差があるので,油断するのは良くありません.
学校の定期試験が8割程度できる実力があるなら,受験の年の春休みは全て勉強に充てることで,余裕をもって合格することができると思います.
オススメの参考書
- 専攻科の過去問
- 土木中級,上級職公務員試験問題
- 大学編入試験数学問題集
- その他みなさんが学校で使用している教材