自己紹介
名前:たかげん
出身高専:有明高専 創造工学科エネルギーコース
学科順位:4年次2位/33人
受験年:2024
受験大学(受験科目):熊本大学工学部情報電気工学科電気工学教育プログラム
併願大学:岡山大学工学部エネルギー・エレクトロニクスコース(合格) 神戸大学工学部電気電子工学科(合格)
部活や資格:高校在籍時 硬式野球部 英検2級 第二種電気工事士 危険物乙四 その他数種etc… 高専4年6月TOEIC755点
Instagram:takagen00
学年ごとの勉強内容
1~3年
僕の寄稿した神戸大学の受験体験談をご覧ください。
4年前期
僕の寄稿した神戸大学の受験体験談をご覧ください。
4年後期
僕の寄稿した神戸大学の受験体験談をご覧ください。
5年前期
僕の寄稿した神戸大学の受験体験談をご覧ください。
熊本大学前はこれまで学んできた教材の復習と過去問に取り組みました。
熊本大学の問題は全て解こうとすると時間が思ったより足りないのと、電気回路の問題が他大の編入試験の問題と比べて少し捻ってある問題が多いのでしっかりと勉強して数学と電気回路の地力を付けておく事が大切です。また熊大を受けようとする方は自己申告書といって1000文字程度の作文を書く必要があるので、試験前まで放置して慌てて書いて中途半端な出来の自己申告書を提出するより、スケジュールに余裕をもって早めに取り掛かってしっかりとした出来の自己申告書を提出するのをお勧めします。
試験当日
試験内容
学校終わりに大牟田から熊本へ移動し17時ごろに熊本に到着し、ホテルにチェックインを済ませました。宿泊したホテルは「東横イン 熊本駅前」という所です。ホテルに荷物を降ろした後はtwitterで知り合った同じ編入受験生とともに試験当日と同じ経路で熊本大学に向かい、当日の集合場所などを確認しました。
そして当日には、同じホテルに泊まっていた受験生の人と知り合い、「今日は何出るかな…」なんて話し合いながら熊本大学へ到着しました。集合場所に向かうとなんと90人近くのスーツ姿の受験生がいて、全学科合わせての受験生が集合しているのかなと思っていたら、なんと同じ情報電気工学科の受験生だったのだったのでびっくりしました。例年は40人程度の受験者数でしたが今年はものすごく増えていたので、もしかしたらこれからも増加傾向にあるかもしれないです。受付を済ませ、大きな合同教室のような試験室に通されると試験開始まではとにかく落ち着く事を意識して自分の実力を出すことに集中しました。
筆記試験
電気回路
(1)CR過渡現象の問題が出ました。
よくある自分で回路方程式を立式して微分方程式を解くタイプではなく、既に回路方程式は解かれている状態からのスタートでした(説明文があった)。
問われたところは、その状態から電源と負荷側の時刻0から無限大までのエネルギーを積分によって求めた後にその差は何に一体何に使われたのかを答えさせる、といった問題でした。
(2)インピーダンス・アドミタンスのただの計算問題が出ました。
単純に解けました。
電気回路はとても易化していたので良かったです。
数学
(1)線形代数
文字付き連立方程式の問題でした。
解が存在しない条件や解が一つに定まる条件を求める問題だったので、徹底研究の例題レベルでした。計算ミスが怖かったですがなんとか解けたと思います。
(2)微分積分
y=x(1-lnx)という関数が与えられており、
(1)グラフの概形
(2)0<x<c(c<e)のy軸とx軸とx=cのなす面積s
(3)cを→0とした時の極限値s(c)
という問題でした。
そこまで複雑ではない関数でしたが、試験中にうまく解くことが出来ず正直出来は微妙でした。
しかし分からないなりにも答案は強引に埋めたのである程度の部分点を稼ぐことはできました。(ロピタルの定理がどーのみたいな)
面接
面接官二人との面接でした。
- 志望動機を簡潔に
- 試験の出来
この時、「専門科目はしっかりできましたが、数学は難しいところがありました。」と答えた所、面接官の方から「かなり高得点ですけどね。」と言っていただいたので、分からないなりにも諦めずに最後まで書ききったことで、部分点がかなり入っているようでした。なので皆さんも試験本番で分からない問題があっても諦めずに解答用紙を埋めましょう。この経験は後の神戸大入試でとても大きかったです。
以下、提出した自己申告書を見ながら
- 大学で学びたいこと
- 最近興味を持ったニュース
- 部活動のこと
- TOEICについて
- (電磁気学を楽しく学んでいた,と自己申告書に書いたので)
- どのあたりが好きなのか→maxwell方程式のことだと答えた
- 研究室について
面接は全体的に熊大に提出した自己申告書の内容から質問を受けました。自分が話している内容と自己申告書に書いてあることが一致しているかを確認されている感じを受けたので、TOEICがある程度取れていて、自己申告書もしっかり書けているならば面接はそこまで恐れることはないでしょう。
あと行きたい研究室の先生が編入後も在籍しているかどうかは確認しておいた方が良いです。僕は面接時に「君が行きたい研究室の先生は今年で定年を迎えるよ。」と言われてしまったので皆さんはこんなことが無いように編入後もその先生が在籍しているかしっかり確認してくださいね。
後輩に伝えたいこと
筆記試験は分からなくても取り合えず何かしら書きましょう。
熊本大学は推薦試験は非常に受かりやすいですが、一般試験は情報電気工学科に限らず全学科で受験者が増えており今後難易度が上がっていくかもしれません。
とにかく早めに勉強を始めてしっかりとした学力をつけて編入試験に臨んでください。
オススメの参考書
徹底研究、詳解電気回路演習など
詳しくは僕の神戸大学の受験体験談をご覧下さい。