編入体験談

2020:多摩美術大学 メディア情報学科

自己紹介

名前:うさぎ
出身高専:国際高等専門学校グローバル情報学科
学科順位:3年次 12位? 4年次 30位?
受験年:2019
受験大学(受験科目):多摩美術大学メディア情報学科メディア芸術コース
併願大学:佐賀大学地域デザイン芸術コース
部活や資格:放送部
TwitterID:Sekiyu_ROD

なぜ編入をしようと思ったか

昔から美術が好きで、特に現代芸術の本が好きで読んでた。ただ絵が下手すぎるというか手先が不器用すぎたので美術の道に進むことを断念する。

この時高校なんてどこも一緒だろって事で一番早く入学できて、推薦で入れる高専に入学(国際高専、つまり旧金沢高専は名前と足し算かけ算ができれば推薦で入学でできます。)。

そうして高専に入って、優秀な先輩の元色々高専生がやりそうなこと、競プロとかCTFとかを教えていただいたのですが、元々情報学が好きなわけではないので全部やめます。

ただprocessingやoFなんかのビジュアルプログラミングを使ったデジタルアートにハマります。で、進路選択の時期になりました。その時は情報系の大学編入を考えていて、数学と英語をだいぶ勉強したのですが、高専生でも美大に入れることを知ります。

昔切望した芸術の道を、まさか二十歳間近でまた目指せるのかと驚きました。大分悩みましたが、受験しました。

学年ごとの勉強内容

1~3年

月に1, 2冊本を読む。美術史、思想、デザインの本中心。processingによるデジタルアートやイラレで平面構成練習。

4年前期

筑波大学の編入を目指し数学と英語を勉強。授業に対するモチベーションが皆無になり全て寝る。

4年後期

美大受けれることを知る。大分悩む。Houdiniを始めるも難しすぎて断念。

5年前期

美大受けれることを決める。小論文練習、ポートフォリオまとめる。佐賀大学の芸術コースを受験して合格。多摩美術大学のオープンキャンパスに行く。

試験当日

試験内容

小論文、面接。小論文は例題がサイトに乗ってます。あと高専生からすると信じられないかもしれませんが、スーツ殆どいませんでした。

面接

自分のポートフォリオをプレゼンします。プレゼンを掘り下げて聞かれます。7分と大分短いので事前の志望動機やポートフォリオのプレゼンが大事だと思います。

後輩に伝えたいこと

高専から美大っていうのは、恐らく大分本道から外れてます。

ただ高専っていうところは中学生の、まだ判断力も無く将来を考える意識がない頃に選択する進路である事も多いです。その頃の選択より今の自分のやりたいことで将来を決めるべきだと僕は思います。何か素晴らしい作品や考えに触れて、漠然と、何か作りたい、表現したい、と思う時があると思います。その感情を大切に自分のやりたい事を明確にしていくと良いと思います。

あと受験する際は行きたい大学のカリキュラムなんかをよく見ておくいいですよ。あとオープンキャンパスも行った方がいいです。

オススメの参考書

自分が表現したいことにあわせると良いと思います。ただ三井秀樹先生の構成学の本と松岡正剛の編集術の本は大分参考になりました。また、行きたい学科の先生の論文とか著作読むと良いと思います。