編入体験談

2017年:東京農工大学 応用分子化学科

自己紹介

[名前] 沙羅
[出身高専 学科] 群馬高専 物質工学科
[学科順位] 1年3位 2年3位 3年8位 4年6位
※農工大の推薦では1年~4年の順位の平均値で見る。
[受験の年] 2018年度
[受験大学 受験科目]  東京農工大学 応用分子化学科 推薦
[併願大学] (農工大推薦に落ちたら以下の大学を受験しようと考えていた)
お茶の水女子大、筑波大、農工大(一般)、東工大、山梨大、信州大
[部活や資格]  TOEIC 670 帰宅部

受験内容

動機

研究に力を入れている都内の大学に入りたかったので、農工大を第一希望にした。化学の広い分野を総合的に学び、広い視野を持って研究に臨みたかったため応用分子化学科にした。

1~3年

1年と2年は試験前にしっかりと勉強し順位をキープしていた。漠然とレベルの高い大学に編入したいと考えていた。
3年の時に身体を壊しあまり勉強ができなくなった。やっぱり就職にしようかなと考えるようになった。

4年

4年前期

編入を視野に入れ夏休みからTOEICの勉強を始めた。

4年後期

10月から英会話のAEONのTOEIC対策を行うコースに通い始めた。
11月から少しずつ編入試験のための化学の勉強を始めた。TOEICの勉強も並行して行っていた(勉強内容や使用した参考書は後述する)。

春休み

化学とTOEICの勉強を引き続き行っていた。

5年

5年4月~6月

今までの1年から4年までの化学系の科目の中間試験と期末試験の問題を完璧に解けるまで繰り返した。化学英語の勉強も行った。

試験当日

試験内容

  • 筆記試験45分間
  • 「面接資料のための小テスト」という名目らしい
  • 応分、有材、化シス合同で同じ部屋で同じ問題を解く
  • 試験用紙は3枚。1枚目が有機化学、2枚目が物理化学、3枚目が無機・分析化学
  • 物理化学の問題は全て英語で印刷されているが、解答は日本語でも英語でも良い

※年度によって細かい形式は変わる。

面接

面接の様子

  • 筆記試験の次に面接。5分程度
  • 面接官6人(応分2人、有材2人、化シス2人):受験者1人
  • 圧迫面接ではなく、真面目だが和やかな雰囲気
  • 応分→有材→化シスという順番、受験番号順で面接

以下、面接内容

  • まず、受験番号と名前を言ってから座ってください。
  • なぜ農工大で、なぜ応用分子化学科なのか、志望動機を教えてください。
  • 特にやりたい研究は何ですか。
  • 卒業研究は何をしていますか。
  • テストの感触はどうでしたか。
  • TOEICの点数を飛躍的に伸ばしたということですが、英語学習の秘訣を教えてください。

後輩に伝えたいこと

席次が上位20 %(40人クラスなら8位)なら推薦を受けられるが、各高専によって学力が異なるため、席次はそんなに重視しないらしい。私のように平均5位で合格する人もいるし、1位で不合格だった人もいた。

面接では英語、国際性、専門適性を特に見られるという噂。毎年英語についての質問がある。TOEICスコアを上げておくと有利。面接練習は複数の先生に何回かしてもらうのがベスト。

受験勉強のモチベーションを高めるために、Studyplusで勉強時間を記録していた。科目ごとの勉強時間がストップウォッチで計測でき、そのまま記録できるので、勉強時間が蓄積されていくと嬉しくなり、他の編入受験生を友達登録してモチベーションにつなげられる。

倍率がその年の受験者数等で大きく変動するが、きちんと基本的な勉強が出来ていれば合格する。

使用した参考書と勉強内容

化学

『基本無機化学』(荻野博 他、東京化学同人)

章末問題を全て解いた。無機化学の教科書的な内容だが、授業で使用する教科書のように分厚くなくて読みやすい。章末問題の問題数に対する網羅性が優れていたため選んだ。

『物理化学演習Ⅰ 大学院入試問題を中心に』(高橋博彰、東京化学同人)

院試問題が収録されていて全体的に難しいので、手が付けられそうな問題を解いた。ファンデルワールスの状態方程式の問題がそのまま本番で出て驚いた。

『物理化学基本問題の解き方』(藤代亮一 他、東京化学同人)

熱力学の問題を中心に、不安な所の計算練習をした。

『有機化学演習 基本から大学院入試まで』(山本学 他、東京化学同人)

編入のバイブル的な良書。3章まで解いたが、試験が終わってから類似の問題が複数あったことに気付き、全て解けばよかったと後悔した。

『理系大学院・大学編入入試頻出英単語』(中央ゼミナール、オクムラ書店)

農工大の化学系学科の推薦では化学英語の知識を問うような問題が出るので、勉強が必要。1章の自然科学一般分野と2章の理学系分野の化学の部分の英文を頭の中で訳せるようにした。巻末の重要単語一覧の化学系の部分の単語の意味もわかるようにした。

『理系のための英語便利帳』(倉島保美 他、講談社)

 …重要そうな単語の意味をわかるようにした。

※受験の直前には総復習として今までの1年から4年までの化学系の科目の中間試験と期末試験の問題を完璧に解けるまで繰り返した。高専の先生方の作る試験は良い問題ばかりで、要点がしぼられているため、とても勉強しやすくおすすめ。

TOEIC

  • 特急シリーズ
    • 金のフレーズ
    • 文法特急
    • 文法特急2
    • 読解特急
    • 模試特急新形式対策
    • サラリーマン特急新形式リスニング
  • その他
    • 必ず☆でる単スピードマスター
    • 3週間で攻略TOEICテスト730点
    • 公式問題集
    • TOEICテスト非公式問題集至高の400問

※単語を1日100個必ず覚えるようにした。発音できないものは聞き取れないので、毎日英語の文章を音読した。他には文法問題の演習をし、公開試験前には公式問題集を解いて予行練習をした。

大学生活について

2つのサークルに入り、とても充実している。

東京にはおいしいお店や遊べる場所がたくさんあるので楽しい。
応用分子化学科の場合単位認定数の上限が少なめなので内部生よりは多くの科目を履修しなければならないが、普通に勉強していれば留年することはない。院試免除を狙うとなると勉強が大変になるかも。