Contents
  1. 自己紹介
  2. なぜ編入をしようと思ったか
  3. 学年ごとの勉強内容
  4. 試験当日
  5. 後輩に伝えたいこと
  6. オススメの参考書

自己紹介

名前:SS
出身高専:北九州工業高等専門学校 機械創造システムコース
学科順位:4年次:3位
受験年:2022年度
受験大学(受験科目):大阪大学 基礎工学部 システム科学科 機械科学コース 英語/数学/専門科目(熱工学・流体工学・材料力学・機械力学)
併願大学:大阪大学 工学部 応用理工学科 機械工学科目/北九州工業高等専門学校 専攻科 
部活や資格:なし
TwitterID:@arctan_tan

なぜ編入をしようと思ったか

少々経歴が厄介なので、簡潔に紹介させていただきます。
私は普通科高校に3年間通い、北九州高専の4年次に編入しました。そこから、大学三年次編入を目指しました。

普通科高校のときは化学と地理が苦手で、旧帝大に入学できる学力はなかったのですが、高専からの編入学ならチャンスがあると思ったからです。また、工学系統に興味はありましたが、その中で特にやりたいことがなく、その状態で大学に行ったところで、腐っていくだけじゃないのかなと思ったからです。

学年ごとの勉強内容

1~3年

普通科高校で高校生してました。高専の4年次編入試験合格後は、高専の教科書やマセマの参考書を買い、youtubeなどを見ながら、自学しました。

4年前期

もともと九州大学の推薦で大学編入を目指していたので、クラスで5%以内 (私の場合2位以内) の成績を修められるように授業・テスト・レポートを頑張りました。前期成績は3位でした。

高専での必修科目でもあり、大学編入試験の科目でもある、数学、水力学、材料力学、熱力学、機械力学(振動工学、剛体の運動)の演習や理解には力を入れました。その結果、編入試験の勉強に役立ちました。

4年後期

総合成績が3位で、九州大学への推薦基準を満たしていなかったため、いろいろな大学の2021年の試験要項を見て、試験科目から自分が勉強しやすく、編入に関する情報が多いところを候補として選びました。

そして、大阪大学 基礎工、北九州工業高等専門学校 専攻科、大阪大学 工、九州大学 工を受験校に決めました(2022年の編入試験要項から、九州大学 工は大阪大学 工と日程がかぶることがわかったため、九州大学 工を受けないことにした)。基準としては、最終的に旧帝大(旧帝大の大学院)に進学できること、試験科目に化学、波動、電磁気がないことを条件とした。なぜ旧帝大かと言われれば、深い理由はありませんが、高校時代からの憧れや切磋琢磨できると思われる環境が挙げられます。

1月中旬頃に、編入数学徹底研究、編入数学過去問特訓、NextStageを購入しました。購入しただけですが。

5年前期

春休み

熱力学(マセマ)、複素関数(マセマ)、NextStage、編入数学徹底研究、演習で学ぶ「流体の力学」入門、基礎演習機械振動学(誤植多すぎてキレる)、細野真宏の確率が本当によく分かる本、DUO3.0を使い勉強した。参考書は最後に紹介します。

5,6月

基礎演習機械振動学、細野真宏の確率が本当によく分かる本、熱・統計力学演習(熱力学関係式のみ)、編入数学過去問特訓、阪大の英語20カ年、過去問で勉強しました。

試験直前は過去問のみ勉強し、面接内容を考えていました。

学校の試験は落単しない程度に頑張りました。

試験当日

試験内容

試験内容は過去問を参照してください

英語

7割くらい

数学

大問1(解析学) 10割
大問2(線形代数) 10割
大問3(確率) 5割

専門科目

材料力学 8割
流体力学 2~3割
機械力学 9~10割
熱力学  6~7割

大阪大学基礎工学部の傾向について(自分調べ)

英語

長文読解/和訳/英訳/英作文の4つです。年によって、英作文は出ないこともあります。私は長文読解、和訳、英訳の勉強をしました。出題されるか分からない英作文の演習をするより、時間を他のところに使ったほうがよくね!って感じでした。
まあ、来年からTOEIC利用になるんですけどね。

数学

行列/確率/解析学(微積・微分方程式)です。行列は、証明問題が頻出で、難問が多い印象です。線形代数に対する理解を深くすることが重要です。確率は、統計学の分野(分散、推定など)は一切でない印象で、「細野真宏の確率が本当によく分かる本」をしていればよいと思います。

今年は、シグマ∑やlogを用いた証明があり、みんな途中までしか解けていませんでした。捨て問ですね。ですが、自分のできる、わかるところは確実に書きましょう。わからなくても、少しでも解法などを書くのも良いです。部分点を稼ぎましょう。解析学はいっぱい演習するのみだと思います。公式、解法の暗記も悪くないでしょう。

専門科目

材料力学

はり/トラス/引張圧縮(熱応力も含む)です。私はねじりとせん断は勉強してません。必要じゃないなら勉強しなくていっかくらいの軽い気持ちでした。材料力学は、参考書や授業の課題、ネットに転がる問題などで演習をいっぱいしてください。様々な問題にふれ、いろいろな解法を覚えてください。高専によっては、重ね合わせの原理やカスティリアーノの定理を授業で教えないところもあるみたいなので、注意が必要です。他の高専と情報交換をするのが良いでしょう。

熱力学

サイクル(定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化)/熱力学一般関係式/他公式(熱力学第1、2法則、エントロピー定義式など)です。問題の意図を汲み取るのがいちばん大事な科目だと思いました。公式を覚えるだけでは解けない、初見で解けないだろみたいな問題が多いです。公式を応用する、頭が痛くなるような難問をといたらいいと思います。

機械力学

剛体の運動/振動工学(減衰振動・強制振動など)です。試験問題は、難易度はある程度あるものの、メジャーなものが多い気がします。解いたことがある問題の類題が出題さらえる可能性もあるため、自分にとっては得点源になりやすかったです。年によって、誰も解けない問題が出ることも否定できませんので、そこは運なのかなと思います。

流体力学

これだけはわからん。運動量は抑えといたほうがいいみたいなのは聞いた。範囲は広いし、問題難しいし、過去問解いてて、なにこれって何度なったことか。学校の演習は真面目に解いた。参考書は全くやらず、かけるとこだけ書いて部分点貰えればラッキーと思ってい。

面接

面接

まず、前日にテストを受けた試験室で待機して、全員で別の待機部屋に移動します。待機室では、話してはいけないわけではなさそうですが、みんな話していませんでした、結構静かなので周りのことも考えると、話すのはおすすめしません。スマホなどは使用可能でしたが、必ず紙媒体でも持ち込むようにしましょう。そして、番号順に呼ばれていき、面接室まで一人で行きます。面接は4対1で、10分前後でした。全然、優しい雰囲気ではありませんでした。先生によって雰囲気は変わるのではないかと思います。

面接内容

卒業研究やテストの出来は聞かれませんでした。

後輩に伝えたいこと

体験談をご覧いただきありがとうございます。見て、少しでも役に立ったと思ってくださった方たちは、ぜひ大学や専攻科に合格し、体験記を書いてください。

高校からの大学受験に比べて、マイナーな道で、情報は少なく、各高専で情報量に差があります。その中で、大学に合格し、体験記を綴っている自分があるのも、ZENPEN様や今まで体験記を綴ってくださった先輩方の情報のおかげです。進学実績のあまりない高専や進学向きではないカリキュラムの高専は、進学に対しての意識は高いとはいえません。そのような環境で学ぶ生徒にも明るい進学の道が開かれることを願っています。

学年関係なく、編入等の相談承ります(もちろん編入以外の相談も大丈夫です)。できるだけアドバイスができればと思います。

ブログにて(https://arctan.hatenablog.com)、これからもっと編入や勉強について情報発信していければと思うので、ぜひよろしくお願いします。

オススメの参考書

英語

英語は高校の時に受験のための英語を結構やったつもりなので、その経験から述べさせていただきます

文法

NextStageを使いました。薄いドリル形式のものから入ったらいいと思います。分厚い本から入るとゴールは見えないし、覚えること多すぎて、挫折します。少しずつを継続することが大切で、習慣となることで自分の成長に繋がります。

英単語

なんかみんな使っていたのでDUO3.0を使いました。単語帳は、音声が流れたりするアプリが付随した物(ターゲット1900、DUO3.0、Abceed)がいいと思います。音が聞けると単語が覚えやすいし、リスニングに役立つと思います。使ったことないんですけど、速読英単語とか文章+単語の形式の単語帳はとてもいいなって思います。TOEICのための単語帳は基本ができてからにしましょう、基本的な文章が読めないのに、ビジネス用の英単語覚えたところでって思うので、学ぶ順序とかもしっかり考えた上で単語帳を選んでください。

英訳・和訳

阪大の英語20年しか使っていません。解答がしっかりしているので、過去問やるより自分のできていないところがはっきりしておすすめです。ポレポレがいいって先輩方がZENPENで書いていたので、やってみてはどうでしょうか。ポレポレは著者の先生がYoutubeで解説の動画を掲載していますので、電車内などでも活用してみてください。

TOEIC

「TOEIC L&R 出る単特急金のフレ」を使いました。何冊も単語帳を持つのは、一冊を極めてからにしましょう。文法書は「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」を使ったらいいかなと思います。そして、公式問題集で仕上げる。何冊もTOEICの教材を買って、結局やらないし、点数も上がらない私みたいなばかにならないようにしましょう。個人的には3冊で十分です。

受験の英語とTOEICは勉強するべきことが違うと思ったで、分けました。

数学

編入数学徹底研究

基礎工だけ志望する人は、複素解析、フーリエ解析、ラプラス変換(出たことあるけどめったにでないはず)はやらなくてもいいかなと思います。

編入数学過去問特訓

出そうな分野だけしました。自分は、試験直前時間がなく、必要最低限のことしかできませんでした。

こうならないように気をつけましょう。

専門科目

材料力学

授業の資料とネットの問題しか使っていません。参考書買ってもいいかなと思った。

熱力学

機械力学

流体力学

過去問について

私は、英語の過去問はするべきではないと思います。ただでさえ、解答がないのにやるのは、自分の間違いを放置することでしかないと思います。DeepLなどに和文、英文を突っ込んで訳してもらうことはいいと思いますが、それ以外では翻訳サイトは活用できません。旧帝大を目指す人は、○大の英語20年を買うのがいいと思います。解答もついていますし、同じ大学の試験で難易度もだいたい同じと思われるからです。

数学、専門科目については、ネットでも同高専でも、志望大学が同じ人を見つけ、解答を共有することをおすすめします。実際にLINEのオープンチャット、Twitterで同志を見つけました。また、試験日当日も話すことができ、安心度が増しました。