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Hello 高専生!英語を勉強してみよう!

高専生「英語が苦手です…」

こんにちは,ZENPENの三上,あらためましてたくろーどんです.

いきなりですが皆さん,英語は好きですか?得意ですか? 高専生と話をしていると「高専生は英語が苦手!」という話を耳にします. 編入合同説明会でも「英語をどのように勉強したら良いですか?」とよく聞かれます. 私も,高専時代では試行錯誤しながら英語学習を続けていました.おかげで,TOEICスコア 800(高専在学時),また国際交流では同級生よりは英語でコミュニケーションをとることできるようになっていました.

英語を学ぶこと・使うことは,決して簡単ではないと思いますが,ただ読むこと・聞くこと・話すこと・書くことが少しでもできるようになれば,自分の領域から遠くを見渡せるようになり楽しくなること間違いないです.

なので,今回は私なりの英語学習法をお話ししたいと思います.

英語を勉強しよう

大前提

まず,英語を学ぶ上での大前提をお話しします. 最初にして,とても大事です. それはつまり…

「学校の授業を真面目に受けよう!」

です. 「当たり前だ!」と思う方は,読み飛ばしてもらってもかまいません.

「えっ?」「意外だった…」と心当たりのある方は,授業にちゃんと取り組みましょう. 特に,1,2年生の授業が最も大事です.何故なら英語の基礎的な文法・構文が学べるからです.文法がわからなければ,英語を読む・書く,話す,聞くことが難しいです.なので,低学年の授業をつまらないと言って,予習復習せずに,授業中は寝る・漫画を読む・ゲームをするというのは言語道断です.

個人的な主観としては,高学年になって「英語ができない!」という言う人ほど,低学年の英語の授業をおろそかにしてきた人が多いです.

なので今回,紹介する参考書には文法の本は含まれません.文法からよくわからないという方は,まず教科書や有名な文法書(ex. 一億人の英文法,Forest …etc)を学習することをお勧めします.

まず英語を楽しもう

英語を勉強する前に,「言語の面白さ」に触れてみましょう. いきなり,難しい文法や問題集を解いても「なぜ,こういう表現になるの?」「なぜこういう風に記述するの?」といった本質的な疑問にぶち当たることがあるかと思います.暗記をするのも1つの手かもしれませんが,根本的な考え方を押さえておけば,記憶にのこるでしょう.

そこで,以下の本をサクッと一読してみることをお勧めします. アメリカ人である著者が出会ってきた日本人の英語から,英米人の語学感覚を引き合いに出し,ユーモアかつ奥が深く英語の解説 が書かれています.本当に目からうろこです.本当におすすめします.

1.日本人の英語 – マーク・ピーターセン(著)

2.続 日本人の英語 – マーク・ピーターセン(著)

3.実践 日本人の英語 – マーク・ピーターセン(著)

こんな本やサービスはどうでしょう?

実際に,私が英語を勉強するときに使った本やサービスを紹介します.

優先順位を5段階評価してみます.

単語帳

1.DUO3.0 – 鈴木 陽一(著) ☆☆☆☆

言わずと知れた長年のベストセラー.この単語帳から入門する人が多いと思いますが,DUO3.0の暗記にはコツと根気がいりますが,やりこむとTOEICや編入試験への下地となります.早い時期に覚えてしまいましょう.

2. 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁 – 鉄緑会英語科(著, 編集) ☆☆☆

大学受験をする高校生にはよく知られていいる単語帳のようです.DUO3.0が終われば,もう1つ単語帳を手を出すと良い思います. この鉄壁の良い点は,英単語の語源,イメージ,例文,語法から効率よく楽しく学習できます.

3. 工業英語ハンドブック―工業英検 基礎例文・単語集 – 山本忠, 山本 忠(著) ☆

この単語帳はとても覚えにくいのでおすすめしません.しかし,工業的な表現を見てみたければ,パラパラ流し読みするのも悪くないです.重複する例文が多々あるので参考程度に.

英語例文・語彙の検索 Linguee

尊敬する英語の先生に教えてもらった,ある意味,最強な検索ツールです. 英単語は1つの意味を覚えたとしても,文章の読解では不自然な訳になりがちです.逆もまた然りで,不自然な文章を書くということにつながります. なので,実際の文章で単語がどのように使われているかを知ることが非常に重要です.

このLingueeを使えば,膨大な文章からその単語が使われている状況を知ることができます.例文を参照できるということです.とても強力なツールです.

単語暗記を効率化 Anki

Ankiという単語の学習に特化したサービスがあります. これを使うことでマイ単語帳を簡単につくることができ,反復学習を強力に助けてくれます.また,他人が公開している単語帳をダウンロードして使うこともできます. AndroidやiPhoneで対応したアプリもあるので,一度調べてみると良いでしょう.

ライティング

1.大学入試最難関大への英作文 – 大矢 復(著) ☆☆☆☆☆

豊富かつ応用可能な文法表現が例文とともに書かれています.英作文頻出語彙集も166例のっており,それを何回も勉強するだけでも,編入試験の英作文は十分対応可能だと思います.編入試験に向けてなら,この本の第1章をこなすだけで十分です.レベルはドラゴンイングリッシュより難しめです.なので,英作文が苦手な人はドラゴンイングリッシュで頭を慣らしてから学習するのも手です.

2.英語の構文150―UPGRADED 99 Lessons – 鷹家秀史(著) ☆☆☆☆☆

英語の構文がずらっと解説+問題つきで書かれています.英作文の対策や文法の復習にもなります.良書です.

3.ドラゴンイングリッシュ – 竹岡 広信(著) ☆☆☆

結構,有名な本です.どちらかというと入門向けな本です.なので,何回もやりこむことが大切です.微妙な英語のニュアンスや使い方を覚えましょう.

4.書ける!理系英語 例文77 – 斎藤恭一, ベンソン華子(著) ☆☆

理系の文章にでてきそうな表現がまとめてあります.サクッと読めるので興味がある人は目を通しておく参考になります.

リスニング

英語のリスニングを無料でできるインターネットのコンテンツはいくらでもあります.自分に合ったものを探しましょう.忘れてはいけないことは楽しむことです.勉強しているという意識をもつと面白くないかもしません. 字幕で洋画・ドラマを観る,洋楽を聴く…ちょっとしたことで耳が英語になれます.

いろいろあるので少しだけ紹介します.

1.TED

いわずと知れた,良質なプレゼンテーションが見られるサービス.とりあえず自分が興味あるプレゼンテーションをみるだけで,知見も増えます.

2.洋画・ドラマは字幕でみよう Amazon student や Netflixにはいっていれば様々なコンテンツが見られます.息抜きにもなります.

1.Léon

「レオン」(仏題:Léon、米題:The Professional).何回でも見たくなる映画.テーマは「凶暴な純愛」.ジャン・レノの渋さと12歳とは思えないナタリー・ポートマンの大人びた色気がたまらない. 

2.Doctor Who

イギリスのBBCで1963年から放映され,世界最長のSFテレビドラマシリーズ.何シーズンかごとに俳優や女優がかわる.独特なSF感は観て感じてほしい.

3.Top Gear

これもイギリスのBBCで放映されていた自動車番組. 自動車好きでなくても,良い年したおじさん3人組のお馬鹿で真面目なチャレンジに見入ってしまいます.

4.The Grand Tour

Top GearがBBCでの放映を終え,Amazonにて新シリーズ The Grand Tourとして放映されている.さらにスケールが大きくなり,わくわく感がたまらない.

スピーキング

1.レアジョブ英会話 ☆☆☆

1~2年間,ほぼ毎日,オンライン英会話を続けていました.skypeを通して月々約6000円で毎日25分英会話できます.良かったので余裕があればおすすめです.

2.英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング – 植田 一三, 妻鳥 千鶴子(著) ☆

いまだに使いこなせていませんが,本としては凄く良書です.TOEFLや実際のディスカッションで役立てられそうです.

[5] 読み物として面白かった本

1.英語で日本紹介ハンドブック – 松本 美江(著) ☆☆

高専在学中は国際交流にかかわることが多かったので,日本文化の説明を丁寧にできたら,と思って読んでいました.日本文化がジャンルごとに分かれていて,それぞれを説明できるように簡潔な英文でまとめられていました.実際に,海外の友人に説明するときに役立ちました.あと,純粋に日本文化を再勉強できます.

2.「スラング」でネイティブ英語をしゃべる ー 3週間で英語上達確実!: オックスフォード大学卒・イギリス人直伝 (Kindle版) – Benjamin(著), Misa(翻訳) ☆

「これでもかっ!」というほど,英語のスラング表現がのってあります.しかも丁寧に解説まで書いてあるので,とても面白いです.ネイティブの方が著者である点が素晴らしいです.

さぁ,あとは実行するのみ!

英語を学ぶには,いろんな手段があります.あとはあなたがどのように選択して,実行していくかです!

このような言葉あります.

“One language sets you in a corridor for life. Two languages open every door along the way.” – Frank Smith

1つの言語だと、廊下をずっと歩き続ける人生。2つの言語だと行く先々のドアが開いていく人生

あなたはどちらの人生を選びますか?

それでは!

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