編入体験談

2022年:新潟大学 工学部 工学科 知能情報システムプログラム

自己紹介

名前:Black Rock
出身高専:豊田高専電気・電子システム工学科
学科順位:だいたい中の下(詳しく覚えていない)
受験年:令和4年度(試験は2021年7月実施)
受験大学(受験科目):新潟大学 工学部 工学科 知能情報システムプログラム
受験科目:数学・プログラミング・論理回路
併願大学:大阪大学、九州大学、京都工芸繊維大学
部活や資格:TOEIC810
TwitterID:@tsune123456789

なぜ編入をしようと思ったか

編入自体の動機
・高専卒だと給料が安い。
・能力を高めてから社会に出たいと思った。

新潟大学を志望した動機
・試験の難易度が比較的低い
・試験科目が、数学と専門とTOEICのみ
いわゆる滑り止めとして受験

電気から情報へ分野を変えた動機
・電気の分野よりも情報の分野に興味があった。
・情報化による社会の需要の変化

科目ごとの勉強方法

数学

4月ころに新潟大学を滑り止めとして受けることを決定し、まず過去問を解いた。この時点で既に合格ラインを超えているだろうという手応えがあった。

新潟大学では4年分の出題傾向を見る限り、比較的易しい重積分と連立方程式の問題しか出ていないので非常に対策はしやすいと思う。他の受験校の対策も兼ねて、類似問題を問題集からピックアップして解いた。

直前にもう一度過去問を解いて、全ての問題を解けることを確認して安心感を持って試験に挑めるようにした。

物理

特になし

化学

特になし

英語

TOEICのスコア提出があったので、TOEICの勉強法について書きます。
まず金フレと銀フレで単語力を上げた後、模試を解いて、そこで出た課題を潰すという流れ。自分の場合は、リスニング力が無い、時間が足りない、文章が理解できない、文脈がつかめないなどの課題が見つかった。

リスニング力を上げるために、シャドーイングをたくさん行った。

時間が足りないという問題に対しては、Part5,Part6を素早く解くための文法やテクニックなどを勉強した。
文章や文脈への理解力を上げるために、模試を10回分以上解いた。

専門科目

プログラミングの対策は、競プロのサイトAtCoderがメイン。コンテストの過去問を利用し、ABCクラスのA問~C問をメインに解いた。
新潟大学と同じくAtCoderでは、基本的にゼロからコードを書く問題が出題される。さらに、出題される問題は似たようなテイストなので、知能情報システムプログラムを受験するなら、AtCoderをやっておくと良いと思う。

論理回路は、「コンピュータサイエンスで学ぶ論理回路とその設計」という参考書の例題をメインに解いた。出題傾向的には論理関数、組み合わせ回路、順序回路の3つ全てを勉強して理解を深めておくのが良い。

試験当日

試験内容

数学

  • 重積分
  • 連立方程式

例年通りの出題。出来は10割程度。

プログラミング

  • 平均値、標準偏差、中央値、最頻値を計算する関数の作成
  • ある整数nの会場を計算した時、末尾から連続するゼロの数を求めるC言語プログラムを作成する問題。

中央値を求める問題でおそらく減点されるミスがあったので、出来は9割程度。

論理回路

  • カルノー図を用いた式の簡易化
  • 論理式の証明
  • 与えられた状態遷移図に対する状態遷移表の作成

例年通りの出題。出来は10割程度。

面接

面接試験で聞かれた内容

  • 志望動機
  • 卒業研究の内容
  • 高専で興味を持った分野
  • 高専で不得意だった教科
  • 大学で学びたいこと
  • 大学卒業後の進路

面接時間は10分程度。特に問題なくすべての質問に答えられた。

後輩に伝えたいこと

滑り止めとして確実に合格できそうな大学を選ぶことによって、精神的に楽になります。自分の実力に見合った滑り止めを受験しましょう。

新潟大学の知能情報システムプログラムは試験科目が数学・英語(TOEIC)・専門科目なので、九州大学や大阪大学などの、数学・英語・専門科目を試験科目として選択可能な大学を受験する人は、滑り止めとして受験しておくと安心かもしれません。

それから、僕が編入試験を受験する上で需要だと思っていることは、学習の戦略やメンタルのケア、モチベ0でも勉強するための習慣化などです。詳しくは僕のブログを御覧ください

https://blackrocklab.org/experience-2022-niigata-transfer/

オススメの参考書

僕のブログを参照してください。

https://blackrocklab.org/experience-2022-niigata-transfer/