Contents
  1. 自己紹介
  2. なぜ編入をしようと思ったか
  3. 学年ごとの勉強内容
  4. 試験当日
  5. 後輩に伝えたいこと
  6. オススメの参考書

自己紹介

名前:HAHAAN
出身高専:ウマ娘コスプレ高専機械工学科
学科順位:1~4年次:4番前後
受験年:2023年度編入(2022年実施受験)
受験大学(受験科目):大阪大学 基礎工学部 システム科学科 機械科学コース:合格
英語(英文和訳、長文、和文英訳の3題構成で90分) 
数学(微分積分、線形代数、大学確率の3題構成で120分) 
機械専門科目(材料力学、流体力学、機械力学、熱力学の4題構成で120分)
併願大学:1.徳島大学 理工学部 応用理数コース 自然科学系:合格  2.専攻科:合格 3.大阪大学 工学部 応用理工学科 機械工学科目 (出願のみ)
部活や資格:写真部 TOEIC:530点 英検2級
TwitterID:@HAHAAN48

なぜ編入をしようと思ったか

1つ目は「大学への憧れ」があったから。2つ目は「自分の努力次第でどこまで行けるのか知りたかった」から。

学年ごとの勉強内容

1~3年

2年

春休み

学校で使っている参考書が最も簡単な白チャートであることに危機感を覚え、「編入数学入門」を解いて復習していた。

3年

前期

コロナで3カ月ぐらい家にいる期間があったので「編入の微分積分徹底研究」を3周ぐらいした。

夏休み

「編入数学徹底研究」を2周ぐらいした。

後期

「編入数学過去問特訓」の微積範囲のC問題だけ解いていた。またこの頃、英検2級を取得した。(専攻科入試でTOEICの代わりに使えるため取得。)

春休み

何もしてません。

4年前期

前期

「編入数学過去問特訓」のC問を周回しつつ、6月ぐらいにTOEICを受験。この時はほぼ何も勉強していないので、結果は420点ぐらい。「2回連続で受験すれば50点ぐらい上がる」という情報を鵜呑みにし再受験したところ、今度は300点台で流石に萎えた。

夏休み

TOEIC大失敗を深く反省し、「編入数学過去問特訓」のC問を周回して数学を復習しつつ、夏休みは「DUO3.0」や「TOEIC対策用の参考書」で英語の勉強をしていた。その結果、9月のTOEICで530点まで伸ばせたが、思ったより伸びなかった。

4年後期

後期

懲りずに「編入数学過去問特訓」のC問を周回しつつ、「細野真宏の確率が本当によくわかる本」で高校確率の勉強をしていた。しかし、先輩方の編入体験談でのTOEICのスコアの高さに半ば絶望しながら600点をまずは目標に11月に学校でIPを、3月にLRを受験。結果はどちらも500点前後で、これ以上伸びることはなかった。

春休み

3月半ばまではTOEICの勉強をしつつ、不安から
「編入数学過去問特訓」のC問以外
にも手を付け、
「細野真宏の確率が本当によくわかる本」
も復習していた。

3月末頃からは、
「材料力学(森北出版)」+授業内のプリント
「例題でわかる工業熱力学(森北出版)」
「演習水力学(森北出版)」
で専門科目の予習復習をしながら、
「DUO3.0」:毎日1周。
「速読英単語必修編」:時間のある時に読む。電車内など。
「英作文のトレーニング」:2周ぐらい。
「英語長文問題精講」:半周ぐらい。
で阪大英語に向けての勉強をした。

この頃にはTOEICのスコアを上げることを諦め、今後は本番の英文和訳、長文、和文英訳に向けた対策をすることとした。以降、DUO3.0は受験日まで毎日欠かさず1周以上していたので、本体験談では「~の時期に勉強していた参考書として」以降これを省略する。

5年前期

GWまで

数学以外の専門科目や英語の仕上がり具合が悲惨だったので、英語は1~3年生の時にお世話になった先生にお願いして、解いた阪大基礎工編入試の英語の添削をしていただいた。

お願いするだけでは実力は付かないので、
「基礎英文解釈の技術100」
「阪大の英語20ヵ年」(英文和訳の部分のみ20年分解いた。)
「英作文のトレーニング」
を回していた。専門科目は
「演習で学ぶ 流体の力学 入門(秀和システム)」
「基礎演習 機械振動学(数理工学社)」
「熱・統計力学演習(サイエンス社)」
を1周した。(上の3冊の本は先輩方の編入体験談や直接会うことができた先輩におすすめしていただいた本。とても使いやすいと感じたので、私もおすすめする。)

GW以降~併願大学受験終了まで

阪大基礎工の過去問を本格的に周回しつつ、先ほど列挙した専門書3冊を周回していた。この3冊は試験本番までに計2~3周程度していたと思う。6月頃になり、専攻科入試や徳大入試が近づくと専攻科の過去問や徳大の過去問(応用理数コースは数学のみ)を少しだけした。

併願大学受験終了後

主に阪大基礎工の専門科目の過去問を周回していた。また、英語に関して英文和訳の出来がわずかに良くなった気がした。これに希望を感じ
「世界一わかりやすい阪大の英語合格講座(KADOKAWA)」
を演習感覚で解いていた。

試験当日

試験内容

英語

★★★★★阪大基礎工の編入試は来年からTOEICです★★★★★

それでも見たいならば、問題の詳細は過去問を参照してください。英語の問題は近年軟化傾向にあり、今年もさらに簡単になった印象でした。当日は、添削して頂いた先生に教えていただいた自分の「時間内にすべての問題を解こうとするがあまり、英文構造解釈を疎かにする傾向」に注意しつつ解きました。出来は英弱なので、3割ぐらいなんじゃないかなっと思います。

数学

問題の詳細は過去問を参照してください。今年の数学は比較的難しい印象でした。

大問1:微分積分

任意変数での接平面の問題。最終問題が「変数の値を変えた時に接平面が必ず通る点を求めなさい。」という面白い問題でした。初見でしたがおそらく10割。

大問2:線形代数

直交である証明とか固有値を求める問題。阪大にしては簡単な線形代数の内容でしたが、問題数が多かった気がします。(曖昧な記憶。。)出来は10割。

大問3:確率

条件付き確率(?)の問題。かなり難しい問題で、過去問特訓にも載ってないような問題でした。∑を多用する不等式を確率の分野で解いていく問題でしたが、ゼータ級数の収束条件などをつかってうまい具合に計算すると(4-b)の多項式の最大化条件以外は解けた気がします。出来は8~9割。

数学全体では、9割ぐらいの出来なんじゃないかなっと思います。

専門科目

問題の詳細は過去問を参照してください。今年の専門は例年と同じかやや難化していたんじゃないかなっと思います。

大問1:材料力学

(1)~(6)でBMD、SFDを各2回書かせた上に(7)でかなりめんどくさい数値計算を求められる問題。時間が足らなくなりそうだったので本番では(7)だけ飛ばしました。
出来は8割ほどだと思います。

大問2:流体力学

(1)と(2)は簡単な次元解析の問題だったと思います。(3)以降はトリチェリの定理の水面が動く版のような問題で、誘導の変数変換にうまく乗れなかったので飛ばしました。
出来は2割ぐらい。

大問3:機械力学

教科書に載っているレベルの簡単な問題だったと思います。出来はおそらく10割。

大問4:熱力学

前半はカルノーサイクルの易しい問題でした。後半は中間熱源をサイクル内に取り入れるとどうなるかという問題。教科書でも過去問でも解いたことがなかったので後半は撃沈。
出来は5~6割。

専門全体ではおそらく5~6割だったんじゃないかと思います。

面接

詳しい流れは先輩方の体験談を見てください(あんまり覚えていない)。私の時の面接の内容は次の通りでした。

面接官は4人で、受験票を返される時に「受験票を大切にしてください。」と伝えられました。基礎工機械ではこの言葉はやはり、合格の暗示みたいです。

後輩に伝えたいこと

高専入試の時に英語の長文をまるまる捨ててた私ですが、こうして今、ZENPENさんの編入体験談に合格者として投稿することが出来ています。阪大を目指す周りの方と比較してもTOEIC530点はお世辞にも高いとは言えません。むしろ低いと感じています。そんな私でも合格できたのは、比較的得意な数学を伸ばし続けたからだと思います(もちろん、英語も勉強しましたが。)。

この体験記と他の方の体験記を比べていただければわかるように、かなり早い段階から数学の勉強をしていました。その結果、編入試験で頻出される微分積分や線形代数は当然として、試験で問われることのないテンソル代数や偏微分方程式といった範囲まで浅い理解だと思いますが勉強することができました。このテンソル代数は材料力学や流体力学と密接な関係があり、偏微分方程式は熱力学や伝熱工学の拡散方程式と密接な関係があります。同級生からは理解が得られにくい勉強でも、進めればいつしか様々な分野とのつながりが見えてきます。ですから、1人の変人としてアドバイスします。好きなこと、得意なことを究め抜き続けてください。私もこれからも究め抜きます。

それともう一つ、ゲーミングPCを買う時期には気を付けましょう。家の都合で5年春に買ったのですが、当然のごとくゲームに夢中になりました。5年前期の内容が薄いのはこのためです。受験が終わるまでは新しい趣味に目覚めないようにした方がいい気がします。(この部分は自分への戒めを兼ねて記載。)

また、下記リンクのはてなブログにてより詳しい内容の編入体験記を載せています。時間が許すようでしたら勉強の気分転換にでも読んでいただければと思います。
https://hahaan.hateblo.jp/archive

編入試験についての質問などを含めた連絡は、ブログもしくはTwitter@HAHAAN48までご連絡いただければ対応させていただきます。

オススメの参考書